吉田桃子のレビュー一覧
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小さい頃から、自分の思いをうまく言葉にして発することができない小5の美咲。
愛犬の死をきっかけに、より言葉が出なくなってしまう。
言葉が喉に詰まってしまうもどかしい思いと、愛犬の死を受け入れられない思いが、切々と語られる。
自分だけが辛い気持ちを抱えている、と思っていた美咲だが、徐々に周囲の人々が抱える辛い気持ちに気付き始め、発語と愛犬の死という二つの困難に向き合い、前を向いて乗り越えようとしていく。
主人公の美咲の言葉が出ない様子を、
言葉はいっぱい自分の中にあふれているのに、喉にビー玉が詰まってしまったようで、出てこない、
というような表現で書かれている。
症状についての詳しい説明はな -
Posted by ブクログ
中2の理沙は、幼稚園のプールで毛深いのをからかわれ、小学の時はモジャとあだ名をつけられてから、夏でも長袖にタイツで過ごしている。お風呂でカミソリで毛を剃っているが、失敗するので傷だらけ。仲良しの友だたちにも打ち明けられずにいた。そんな理沙が、コンプレックスを乗り越え、友人や家族そして自分自身を見つめ直す夏をとらえます。
思春期らしい容姿や体型の悩み。大人から見れば、とるに足りないようなことかもしれないが深刻な問題なのだ。
良かったと感じたところは、親や年の離れた兄弟にも、同じように悩んだ時があったのだと気づかせるところだ。それを理沙がだけだなく、理沙の母親や兄たちも思い出してくれるところだ。 -
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ネタバレ井手拓郎、14歳、青少年創作映像コンクールの審査員特別賞を受賞した自称天才映画監督。
その特別賞の受賞作品に主演女優は、だれもがブスと思っていて、いつも1人でいる田沼涼子。でも学校では拓郎の作った映画での主演女優は柚木亜美菜がだと思われているし、亜美菜自身も、次回作を期待するかのように拓郎に部活で作ったお菓子などを差し入れてくる。
今更、田沼涼子が主役とも言えず、しかも、審査員賞を取った時の評に、拓郎の尊敬する映画監督からのコメントとして「・・・主演女優のブス女優がすばらしかった。ラブリー!この映画を見たものは必ず、このブス子ちゃんこと涼子に愛しさを感じずにはいられないであろう。」などと書いて