ラブリィ!

ラブリィ!

1,155円 (税込)

5pt

3.9

第57回児童文学新人賞を文句なしの評価で受賞した注目作。誰もが気になる「見た目」という普遍的なテーマに挑戦した作品です。主人公は中2の男子、拓郎。自分で撮影した映画の主人公・涼子はみんなからブスと言われているが、拓郎は不思議な魅力を感じている。その魅力はいったい何なのか? 人間はなぜそんなに見た目を気にするのか? そんな疑問の答えを探しながら過ごす日常が、拓郎の語り口調でユーモラスに描かれます。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本の題名やどピンクの表紙のイメージから
    女子度が高い恋バナなのかと勝手に想像していましたが、見事に期待を裏切ってくれて、面白かったです。

    中学生になると自分や人の外見が気になり始めます。

    自分の外見は相談しにくいことでもあれば、人は外見だけじゃないよと思うこともある。
    だけど、外見で判断してしま

    0
    2021年11月25日

    Posted by ブクログ

    多くの人が見た目を気にしていて、それは思春期であればなおのこと。
    主人公・拓郎は自分が撮った映画でコンクールで念願の賞を取る。
    喜ぶ拓郎だが、ふたを開けてみれば審査員に褒められているのは主演を飾ったクラスメートの涼子。涼子は、みんなからブスだとバカにされている女子なのだが、拓郎は映画にぴったりだと思

    0
    2017年08月27日

    Posted by ブクログ

    中学生で、こんな風に見た目のことを考えられるのだろうか。大人になっても割りきるのは難しいのに。文体も読みやすく、児童文学から一般文芸へ移行する橋渡し的な難易度。中学生に。

    0
    2024年11月02日

    Posted by ブクログ

    多感なお年頃・中学生が人の見た目について考えながら成長していく話。
    主人公の男子中学生とその友達がとってもいい子で、読んでいて嬉しくなったり泣きたくなったりした。
    こんな子が居てくれて良かった。ありがとう!
    という気になる。
    世の中こんな子ばかりだったら平和だろうな。

    0
    2018年08月28日

    Posted by ブクログ

    「ブス」の涼子を主人公に映画を撮ったことから、なぜ人は見た目を気にするのか悩む拓郎。みんなの知らなかった本音もわかり、たどり着いた境地とは。
    主人公の拓郎が適当なようで正義感が強くすてきです。涼子も魅力的。

    0
    2018年07月31日

    Posted by ブクログ

    中2の男子で、こういった見た目の問題に正面から向き合っている子がいるのかというとそうはいないだろう。しかも、真面目キャラじゃなくて回りからも浮かずにうまく立ち回ることが出来るタイプで、というとまさにフィクションだから成り立つ感が強い。そう思っても、主人公の拓郎は魅力的だ。
    素直でまだ小学生のようなあ

    0
    2018年06月03日

    Posted by ブクログ

    人は見た目から入る。まず性別での見た目。男か女か。男が男を好きになったらおかしいのか。必ず矢印の方向は同じなのか、と。デブにブスにという見た目。クラス1のブスを主演に撮った映画が審査員特別賞受賞し、そこから……
    ラブリィ! ってタイトルが大好き。とっでラブリィな一冊

    0
    2017年10月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     冒頭でカレーがぶちまけられるシーンはイマイチ説得力がない。が、ラストの、涼子を笑顔にする映画を撮ると決意する拓郎が爽やかでよい。おじさんの登場で外見についての深い思索をするようになったり、細かい部分に発見があり、少年の気持ちになりきっているところがよかった。
     コメディタッチな話で、シリアスな部分

    0
    2019年01月22日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    井手拓郎、14歳、青少年創作映像コンクールの審査員特別賞を受賞した自称天才映画監督。
    その特別賞の受賞作品に主演女優は、だれもがブスと思っていて、いつも1人でいる田沼涼子。でも学校では拓郎の作った映画での主演女優は柚木亜美菜がだと思われているし、亜美菜自身も、次回作を期待するかのように拓郎に部活で作

    0
    2017年11月26日

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