小説BOC編集部のレビュー一覧
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ネタバレ螺旋シリーズも8回目となりだいぶ終わりが近付いて
きた感じはありますが本当に終わるのかなと少し心配です。
最初は読むのが苦痛だった「ウナノハテノガタ」が佳境に
入ってきておりちょっとのめり込んでいます。
螺旋以外の連載モノでは任侠浴場が終わってしまって残念。
最後はかなり駆け足になってしまったような気が。
心温まる展開は良かったですけど。
アスリーツは1回目はイマイチでしたが2回目はとても
面白く読めました。あと2回なのでこちらも駆け足の
展開になってしまうことが予想されそれも残念ですね。
本田孝好好きなのですが読み切り作品も非常に面白かったです。
読み終わった後またもう一度最初を読んでし -
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今号はメイン企画の螺旋が面白い。どの作品もクライマックスに向けて、物語が動き始めている。海族と山族の対立がより具体的になってことで、これからの展開を予想しつつも、まだどんでん返しがありそうな気配もあるので、今後も目が離せない。読み切り企画は、いつもと趣向を変えて、旅飯のエッセイだった。パンチが弱いのが気になったが、後に続く連載「任侠浴場」に微妙にシンクロしている感じがあり、エッセイ特集が前座のようだった。連載で面白いのは、先程の「任侠浴場」と誉田哲也氏の新連載「歌舞伎町ゲノム」だ。「任侠浴場」は人間として忘れてはならない心をヤクザが提示する。「歌舞伎町ゲノム」は歌舞伎町の闇で暗躍する組織の物語
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ネタバレ螺旋シリーズも6回目となり折り返しとなりました。
初めて文芸雑誌というのを読んでいるので様々な作品をちょっとずつ
読んでいくという作業に初めは戸惑っていましたが
段々慣れて楽しめるようになってきました。
今回は全ての作品で同じようなシーンを描くということで
この部分かな?みたいな感じで探りながら読めたので今までと違った楽しみがありました。
でも読む前にあまりにも丁寧にこういうシーンですよという
説明がされていたため
もうちょっと秘密にしておいて欲しかったなと思いました。
しかし作品によってはこのシーンを無理に入れているように
感じられるものもありました。
螺旋以外でいいますと連載モノは今回 -
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ネタバレ何はともあれ「シーソーモンスター」が終わってしまったのが結構哀しかったです。
その他の「螺旋」シリーズは今回あまり時間が空いてないこともありすんなりストーリーに入れました。
でも小説の連載に慣れていない者からするとまとめて読みたいな
という欲求はありますね。
決戦前夜の読み切りシリーズはどれもテーマがはっきりしていて読みやすく
その他の連載モノも今回は読み難いものがなくすんなり読めました。
新しく始まった任侠シリーズは好きなジャンルではない(というか読んだことがない)のですが
第一回はそれなりに楽しめました。
最後の「谷崎万華鏡」の特集ですが全く知らなかったので
谷崎好きとしては読んでみた -
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ネタバレ久しぶりの小説BOCだったので前回までのあらすじを
かなり忘れてしまっており螺旋の8編すら記憶を掘り起こしつつ
読み進んでいったので軌道に乗るまで大変でした。
相変わらず昭和後期と平成が読みやすいものの
それぞれの物語に親しみが持てるようになってきたので
どの物語も好きになってきました。
とはいえ物語も中盤に差し掛かりどの話もちょっと悲しい
展開が増えてきて(特に昭和初期)心が痛みますが
また次号も楽しみな感じな終わり方ではありました。
今回の読み切りは冬ということもありバレンタイン特集で
どの話も楽しめたのですが中でも女子校の中で女の先輩に
恋してしまう中学生の話がとても面白かったです。
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ネタバレ1号を読んでからあまり時間を空けず読むことが出来ました。
が、肝心の「螺旋」の物語ですら忘れているところもある始末。
実際3ヶ月空いていたらストーリーを覚えている自信が全くありません。
「螺旋」の8作品については徐々に「海族」と「山族」の
対立構造が見えてきて面白くなってきました。
ただ対立する場合と惹かれ合う場合があってその条件は
何なんだろうとちょっと疑問を持ったりしています。
それぞれの作者の作風も2回目にしてそれなりに慣れてきて
読みやすくもなってきている気がします。
それは「螺旋」の作品に関わらず連載作品の作者は
初めて読む人が多いのですが2回目なので
ちょっとした好き嫌いはあるも -
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ネタバレ伊坂幸太郎や朝井リョウが参加している「螺旋」プロジェクト
が気になっており初めて文芸雑誌なるものを手に取ってみました。
予想以上に「螺旋」プロジェクト部分は少なかったですし
まだそれぞれの物語の関わりは流石に感じられないので
物足りない部分もありました。
が、これからの展開が楽しみでもあります。
元々目当てだった伊坂幸太郎と朝井リョウの小説が
時代としても馴染み深い昭和後期と平成なので面白く読めましたが
その他の作家の作品も楽しめました。
ちょっと古代だけが世界観も分かりにくく言葉も登場人物も
分かりにくくて読むのに苦労しましたが。
螺旋以外の連載についてはモハメド・アリのボクシング小説が
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「螺旋」プロジェクトは、各作品が第二話という事で、前回を引き継いだ物語がほとんどだった。これからの盛り上げに向けて力を蓄えているかのような面白さがあった。今号で面白かったのは、読み切り特集「日本のアカルイミライ2030」だ。舞台を東京オリンピックから10年経過した2030年の日本に設定し、作者がその時代の姿を創作している。どの作品も特集タイトル通り明るい未来を提示する。やはりハッピーエンドの物語は読んでいて楽しい。特に、恩田陸の「逍遙」や支倉凍砂「AI情表現」が良い。「逍遙」の空間を越えるバーチャルリアリティーは素晴らしいSF作品。ドラえもんのどこでもドアをシミュレートできるような素晴らしい装
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Posted by ブクログ
本屋で見つけ、「伊坂幸太郎の新プロジェクト」の名前に惹かれて即購入。
古代から未来までの異なる時代を舞台に、「対決」、「海と山」という共通テーマを掲げ、同時進行で9人の作家が物語を綴っていく、その名も「螺旋」プロジェクト。
企画としてはかなり面白いなーと感じた。
この先、同時に並行して読むことで面白みが出てくればなお良しだと思う。
個人的には、伊坂幸太郎、朝井リョウ、吉田篤弘の作品が面白かった。
吉田篤弘は始めて読んだが、「不安が増長され、睡眠不足が蔓延し、眠りにつくために『面白くない本』が重宝されている未来」という設定、ズルいくらいに面白いし先が気になりすぎる…
どうしても各作品の一気