【感想・ネタバレ】小説 BOC 2のレビュー

あらすじ

創刊号から話題沸騰の「螺旋」プロジェクト。伊坂幸太郎、朝井リョウ、天野純希、乾ルカ、大森兄弟、澤田瞳子、薬丸岳、吉田篤弘の8人の「螺旋」参加作家が、創刊記念講演会で語った創作の秘密を詳細レポート! 「螺旋」第二回もますます面白い!
読み切り特集は「日本のアカルイミライ」。恩田陸、坂口恭平、小路幸也、瀬名秀明、支倉凍砂、山内マリコ、宗田理の7人の作家が、2030年の未来を描いた小説で競演!!
吉田修一「続 横道世之介」、茅田砂胡「デルフィアニア戦記外伝 ポーラの戴冠式」など豪華執筆陣による連載小説も続きが気になる! そして作家特集は警察小説界の雄・堂場瞬一のすべてに迫ります。大作「バビロンの秘文字」にまつわる欧州取材をはじめ、知られざる作家の素顔を紹介!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

1号を読んでからあまり時間を空けず読むことが出来ました。
が、肝心の「螺旋」の物語ですら忘れているところもある始末。
実際3ヶ月空いていたらストーリーを覚えている自信が全くありません。

「螺旋」の8作品については徐々に「海族」と「山族」の
対立構造が見えてきて面白くなってきました。
ただ対立する場合と惹かれ合う場合があってその条件は
何なんだろうとちょっと疑問を持ったりしています。
それぞれの作者の作風も2回目にしてそれなりに慣れてきて
読みやすくもなってきている気がします。
それは「螺旋」の作品に関わらず連載作品の作者は
初めて読む人が多いのですが2回目なので
ちょっとした好き嫌いはあるものの馴染んできた感じがします。
連載の中ではラノベっぽい茅田先生の作品と吸血鬼の作品が
イマイチ入り込めていない感じです。
その他の作品はとても読みやすくなりました。
とりあえず載ってるから全部読んでますが
昔毎週買っていた「ジャンプ」とか「マガジン」とか
そういうので好きな作品も嫌いな作品も全部読んでたなぁと
そんなことを思い出しました。

読み切りの作品では坂口恭平氏の作品があまりにも
突飛で物凄く印象に残りました。
凄く気になったので他の作品も読んでみたいなと密かに思っています。

0
2017年05月07日

Posted by ブクログ

「螺旋」プロジェクトは、各作品が第二話という事で、前回を引き継いだ物語がほとんどだった。これからの盛り上げに向けて力を蓄えているかのような面白さがあった。今号で面白かったのは、読み切り特集「日本のアカルイミライ2030」だ。舞台を東京オリンピックから10年経過した2030年の日本に設定し、作者がその時代の姿を創作している。どの作品も特集タイトル通り明るい未来を提示する。やはりハッピーエンドの物語は読んでいて楽しい。特に、恩田陸の「逍遙」や支倉凍砂「AI情表現」が良い。「逍遙」の空間を越えるバーチャルリアリティーは素晴らしいSF作品。ドラえもんのどこでもドアをシミュレートできるような素晴らしい装置が登場する。「AI情表現」に登場するAIはコンパニオンロボットのようなものかもしれない。こんなAIは今すぐにでも欲しい。絶対に人類を幸せにすると思う。

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2017年02月01日

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