あらすじ
「小説BOC」第6号は、伊坂幸太郎、朝井リョウをはじめ豪華執筆陣による、話題の競作プロジェクト「螺旋」がすごいことに!? 六回目を迎えたこの企画で、執筆陣たちが企んだ共同創作の醍醐味とは? 特集は「モテ本」をコンセプトに企画。でんぱ組.incの夢眠ねむさん、「王様のブランチ」でおなじみの早稲田大学の市川先生が登場。ねむさんが読者と一緒に「モテ本」を探ります。読み切り特集は「女子高生さくら」をお題に、長嶋有、大沼紀子、渡辺優、支倉凍砂の有名執筆陣がいろんな「さくら」を描きます! 乞うご期待!
※電子版「小説BOC6」には、紙版の綴じ込み付録「『小説BOC』第6号(2017年7月号)夢眠ねむ(でんぱ組.inc)オリジナルしおりはついておりません。ご了承下さい。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
螺旋シリーズも6回目となり折り返しとなりました。
初めて文芸雑誌というのを読んでいるので様々な作品をちょっとずつ
読んでいくという作業に初めは戸惑っていましたが
段々慣れて楽しめるようになってきました。
今回は全ての作品で同じようなシーンを描くということで
この部分かな?みたいな感じで探りながら読めたので今までと違った楽しみがありました。
でも読む前にあまりにも丁寧にこういうシーンですよという
説明がされていたため
もうちょっと秘密にしておいて欲しかったなと思いました。
しかし作品によってはこのシーンを無理に入れているように
感じられるものもありました。
螺旋以外でいいますと連載モノは今回あまり存在感がある作品がありませんでした。
(堂場舜一のシリーズがいつの間にか終わっていてびっくり)
意外と任侠浴場は面白かったですが。
読み切り特集もなぜかJKを主人公にしたもので
春をめっちゃ憎んでるJKの話以外はイマイチでした。
逆に読み切り短編の官能小説家の1日はかなり面白かったですね。
最後の特集モテ本に関してはあまり実はなかったですが
俳優の東出昌大のインタビューなどかなり知的な感じで
やはり読書家というのは魅力的になっていくのだなと再確認しました。