いとうみつるのレビュー一覧
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世界遺産という「点」が、日本の歩んできた「線」へと繋がる瞬間
これまで世界遺産に対して抱いていたイメージは、正直に言えば「有名な観光地」という程度の、漠然とした知識の集合体に過ぎなかった。ユネスコが認定した価値ある場所、という記号的な理解で止まっていたのだ。しかし、本書『キャラ絵で学ぶ!日本の世界遺産図鑑』を手に取り、そこに描かれた歴史の深層に触れたとき、私の認識は根本から揺さぶられた。世界遺産とは単なる名所のリストではなく、その土地に生きた人々が自然とどう対話し、いかにして文明を繋いできたかという、生々しい「記憶の集積」であることを教えられたからだ。
特に衝撃を受けたのは、世界遺産として認 -
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Posted by ブクログ
地獄。
人を悔い改めさせるための場所。
とんでもなく遠い場所にあって信じられないほど長く苦しみ続ける場所。
でも、一体どんな場所?
ダンテの『神曲』ではないが、私たちも地獄を歩いてみることとしよう。
源信が著した『往生要集』に書かれた地獄が、私たちの想像する地獄のモト。
地獄に行く前にまずは事前学習。
「九相図」という絵について説明があるが、これ、見たことがあるが結構グロい。
が、そこが大事なのではなく、(美女が腐っていく様子なのだが)人は皆平等で、日々を正しく生きよ、という教えだとのこと。
説明なければただのグロ、やはり先達は欲しいものだ。
地獄で審判をする「十王」というのが仏様の別の姿 -
Posted by ブクログ
ふと「神様と仏様の違いって何だろう?」と知りたくなって、『キャラ絵で学ぶ仏教図鑑』を読みました。
日本は古くから、その両方を大切にする「神仏習合」の国。
学んでみると、仏教の教えは驚くほど今の私に寄り添ってくれるものでした。
特にお釈迦さまの「待機説法」というスタイル。
相手の理解や目的に合わせて話し方を変えるその姿勢は、私が理想とする「相手を主役にするコミュニケーション」そのもの。
そして、今の私に一番響いたのは「八正道」という言葉。
正しく見て、正しく話し、正しく努力する。
当たり前のことかもしれないけれど、多忙な日々の中で、いつも心を清らかに保つための大切なお守りだなと感じました。