難波里奈のレビュー一覧
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カフェじゃなく、いわゆる純喫茶と呼ばれるようなレトロなスタイルの喫茶店の看板メニューが、ちょっとしたコラムとレシピ、作り方が載っている本。
こだわりの食材ではなく出来合いの缶詰が使われていたり、
有名お菓子がぶっ刺さっていたり。
映えとは無縁のレシピのはずなのに、映えるレシピよりずっと映える不思議。
老若男女問わず誰もが懐かしいと思う味だろう。
クリームソーダもありきたりな食材でできるけど、家でやろうと思うと結構めんどいなって思う。
でも「家でも頑張ればできる」けど、空間丸ごと味わいに行くのが喫茶店の楽しみ方なんだ。ということを教えてくれる本。
見ごたえ、読み応えもバランスよく、気軽にめくれ -
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難波里奈氏が純喫茶名店の数々を紹介している。あたたかみのある優しい文章、純喫茶で流れる音楽とともに解説されているような気分になる。店主との対談も面白かった。食べ物はどれも美味しそうで、メニュー形式で紹介しているのがとても良い。写真は故意でフィルターをかけているせいか、商品によっては暗すぎるきらいがあったので残念。別の難波氏の本の写真がとても良いので、そちらの方が個人的に好みである。
今は閉店した店もある。『孤独のグルメ』ドラマ版に登場した「侍」という店もある。現在進行形で誰かの時間を癒し続ける店もある。昔は待ち合わせの場所だったけれど、今は懐かしさやゆったりとした時間を楽しむための空間でもある -
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難波里奈さんと言えば、喫茶店好きで今までに1000軒以上訪れたそうだ。
そんな喫茶店好きが今回、「モーニング」で有名な名古屋の個性あふれる喫茶店を取り上げている。
トースト、クリームソーダ、パフェ/あんみつ/フルーツサンド、ケーキ/ホットケーキ、プリン/アイス/甘口パスタ、飲みもので、それぞれの喫茶店の名物を紹介している。
今の季節、飲みたくなるのがシュワシュワ~のクリームソーダ。
気になったのは「レトロなグラスに注がれたクリームソーダはメロンとイチゴの2種類。大容量のソーダたっぷりのバニラアイスがうれしい」と紹介している、「パイカル」。
大須商店街にあ -
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元々珈琲好き
2019年大阪Metroのイベントの「純喫茶めぐり」に参加して楽しかった
最初に紹介されていたお店の店名が「珈琲 琵琶湖」だったので滋賀県のお店?!と思ったら、東京大田区のお店だった(笑)
紹介されているのは、全て関東圏のお店。
「珈琲 ショパン」の「アンプレス」は、そういう名前の調理法があるのかと思ったら
あんを挟んだパンを“プレス機”で焼いたものだった(我ながらオモロかった(笑))
珈琲を入れる時に立ち上る香りと
レトロな雰囲気
やっぱりテッパンのナポリタンが一番かな~
あと、シンプルなバタートースト
ミックスジュース
オムライス
トーストサンドイッチ、フルーツサンド
が -
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この本の中で、知ってるお店は、さぼうるとアンヂェラスくらいだったけれど。
純喫茶…。
苦いコーヒーしかないお店。
子供の頃、連れて行かれて食べたのは、コーヒーゼリーだけ。パフェもカレーもサンドイッチもあったのに、なぜ食べなかったのだろう。
それなのに。
本書のメニューを写真で見るとどれも知っていると感じる佇まい。苦いコーヒーも今なら、とても美味しいと感じる。大人になって味わったら、すごくきっと美味しいだろう。
ここにあるのは、日曜日にコーヒーを飲みに出かけた祖父が、銀のナイフとフォークで美味しそうに食べていた、朝食代わりのホットケーキ。
難しい英文タイプを打ちながら、これが終わった