難波里奈のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
包装紙に包まれておりタイトルが分からない状態で書店に並んでいたのを見て、「レトロ喫茶」というジャンルに惹かれて購入し、出会えた1冊。
表紙がレトロモダンで素敵。本棚に並んでいるだけでお洒落。
全国の選りすぐりの純喫茶が写真や可愛らしい挿し絵と共に紹介されている。
また、喫茶店に関するコラム等も載っている。
珈琲が好きで喫茶店によく行くのだけど、「喫茶店での過ごし方」は参考になるな〜と思った。
ドアノブの形に注目したり、頼みたいものが決まっていてもメニュー表をすみずみまで見たり。
最後、余韻の残るショートショートで締めくくられていたが、より一層喫茶店に足を運びたくなった。
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Posted by ブクログ
ナポリタン、バタートースト、クリームソーダ……
昭和の博物館である純喫茶には、子どもも大人も大好きな、ノスタルジックなメニューたちが今もなお並んでいます。
いつでも同じ味が食べられるチェーン店とは違い、個人経営のマスターが作る料理には、譲れないこだわりや、お客様への想いがたっぷりとこめられているのが魅力。
しかし、後継者のいない純喫茶の多くは、時とともに閉店の道を辿ります。
純喫茶のメニューとは、懐かしい思い出の味であり、いま、ここでしか味わえない貴重な一皿でもあるのです。
本書では、純喫茶を巡って十数年、訪ねたお店は全国1600軒以上の著者が厳選した
「いま食べておきたい純喫茶の味」を全国 -
Posted by ブクログ
純喫茶、懐かしいと思わせる響きである。
今流行りのス〇〇や〇〇珈琲とは違う。
チェーン店ではなく地域に根付いて、独特の雰囲気を漂わせる喫茶店。
入り口を開けるとマスターの「いらっしゃい」の優しい声。
包まれるようにゆっくりと座れる椅子。
その椅子は、ビロードなのか皮なのか…
想像が渦巻くのである。
行きつけのお気に入りの喫茶店があればいいのだが、そういうところがないのが寂しい。
たまにこうやって純喫茶コレクションを眺めては、行った気になる。
この本は、東京にある純喫茶がほとんどだが、ポツポツと違う府県も入っている。
マッチコレクションには驚いた。
今でも置いてある喫茶店があるんだ…と。
最近