福澤一吉のレビュー一覧

  • 議論のレッスン 生活人新書セレクション

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    議論は、大なり小なり毎日行っていることでいるところだが、それが、思いつきのおしゃべりや、いわゆる雰囲気や勢いのようなものに流されることも多く、そして、それが重要な方針の決定につながったりしていることもよくあることではないか。
    「フォーマルな議論」は勝ち負けを目的とするものではなく、よりよい結論を求め、その後決定された方針への参画につなげていくことを目標に置いている。しかし、これを行うにはその人のスキルと、守るべきルール、注意事項の遵守(議論の対象を絞る、など)などが必要である。そして、スキルアップのためには、この本や、野矢茂樹さんの論理トレーニングなども参考にしつつ「日々の訓練」を積み重ねてい

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    2016年03月12日
  • 議論のレッスン 生活人新書セレクション

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    トゥールミンモデルの概説とそれに沿った議論の分解。「この通りにしなければならない」式の指摘に違和感があるが、たしかにその通りに書いたほうがわかりやすい。大陸哲学はこういう書き方をすごく嫌うから、読んでて心臓が痛い。

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    2016年01月03日
  • 文章を論理で読み解くための クリティカル・リーディング

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    論理図などを用いて文章をまさに「クリティカル」に読んでいく方法を分かりやすく説明する。
    受験現代文の参考書のような感じ。

    ただこの本は「論理トレーニング」(野矢茂樹)を読んでいることを前提としているような記述がたまに出てくることがあるので、同書を読んでから読むほうが理解度が明らかに高い。

    以上

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    2015年10月17日
  • 論理的に読む技術 文章の中身を理解する“読解力”強化の必須スキル!

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    パラグラフの構造を分析しつつ読むという方法を論文を読むときに適用したいと思い読んでみた。実際に試してみたくなった。

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    2015年10月17日
  • 議論のレッスン 生活人新書セレクション

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    こういう本が出ているのはとてもありがたい。この本の内容に出ていることは議論に強くなるとかそういうこと以前に、思考力の型を身につけるために必須の知識だと思う。

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    2015年07月21日
  • 論理的に説明する技術 説得力をアップする効果的なトレーニング法とは

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    「実用」という点では後半なんだけど、論理や論証、論拠といったものの性質をつきつめて定義する前半が本書の白眉だと感じた。
    イラストも工夫されているし、解説は平易な良書。

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    2015年02月20日
  • 議論のレッスン 生活人新書セレクション

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    議論のわかりやすさのためには、一定のルールが必要という考え方から、議論は「主張・根拠・論拠」から成立するというルールを明確化し、そのそれぞれのポイントをまとめた一冊。一般的なロジカルシンキングでは、ピラミッド・ストラクチャーというようなツールを使って、主張とそれを支える根拠を階層的に構造化することで、わかりやすく伝わりやすい主張が構築されるとされる。本書が優れているのは、主張に対して客観的な事実・データなどで根拠を構築したとしても、その両者を実は結び付けている隠れた前提たる「論拠」が共通化されなければその主張と根拠は繋がらないという点を重点的に示している点にある。例えば、1つの客観的事実があっ

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    2014年12月22日
  • 議論のレッスン 生活人新書セレクション

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    発言や議論に参加するときの、私の教科書です。
    優しい事例を用いながら、発言や議論の基本である「主張」「根拠」「論拠」の重要性を述べています。
    ビジネスマンの必読書だと思います。

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    2014年08月24日
  • 議論のレッスン 生活人新書セレクション

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    ネタバレ

    ■大学一年次の「入門セミナー」の教材

    【議論のルールとしての「トゥールミン・モデル」】p65
    by イギリスの分析哲学者スティーブ・トゥールミン

    「暗黙の仮定」(主張と根拠または事実を結合させる役目をする=「論拠」p75

    【議論の3つの主役「主張」「根拠」「論拠」】p79

    主張=「自分と異なる先行意見に対して発せられる反論」Cf. 香西秀信『反論の技術』p90

    【飛躍をともなわない意見は主張ではない】p91
    吟味するまでもなく意味内容が絶対に真理となるような表現内容を「トートロジー」とか「同語反復」と呼ぶ。
    Ex. 「これは私のおふくろです。なぜなら、私の母だからです」
    →野矢茂樹「

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    2014年05月29日
  • 文章を論理で読み解くための クリティカル・リーディング

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    『議論のルール』『議論のレッスン』『論理的に説明する技術』・・・、と、この人の本をここ数年、追っかけて読んできた。
    これらの本は、いずれもトゥールミンの提出した議論のためのモデルを発展させているもの。
    本書も、そうではあるが、これまでのより、ずっと整理されてきている気がした。
    また、これまでとは違い、読むこと、つまり他者の意見を批判的に検討するためのものになっている点が新しいのかな、と思った。
    パラグラフ・リーディングの構成法についても、具体的に説明があった。
    これもまた、有用な方法だと思う。
    (書くことを主眼とした本にあれば、なおよい内容なんだろう)

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    2013年07月22日
  • 議論のレッスン 生活人新書セレクション

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    議論をする際に組み立てておくべきことを主張されている。
    [主張][論拠][結論]
    何と何が結びつくのか、
    暗黙の了解としている部分はないか、
    常に意識しておく必要がある。

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    2012年10月15日
  • 議論のレッスン 生活人新書セレクション

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    夏休み中に読もうと思っていた本のうちの一冊。(ようやく読み終わった^^;)そもそもこの本を読もうと思ったのは、プレゼンの質疑応答で撃沈したから・・・T-T
    この本は議論の組み立て方が参考になった。
    議論を3パターンに分類し、私の場合、
    「主張、論拠、根拠(+データの確からしさ)が必要」ということが一番参考になった。

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    2011年09月02日
  • 議論のレッスン 生活人新書セレクション

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    試験で行なう討論に使える考え方という視点で読んだ。そのため、これだというものはなかったが、議論、会議の視点から見ると、良本。必ず読み返すこと。

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    2011年08月19日
  • 議論のレッスン 生活人新書セレクション

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    よりよい議論とは何かについて書かれています。
    議論と聞くと少し堅苦しく感じるかもしれませんが、日常の単純な取り決めも議論だと見なせますので、あらゆる方にとって一読の価値はあると思います。

    一貫して論拠(主張と根拠をつなぐ主観のようなもの)の大切さを説いています。
    何かデータを用いるとき客観性を重視するかと思いますが、そこに客観性など存在しないという話にはハッさせられました。

    今まで自分の”独自”の思考とは何だろうと考え続けていましたが、その答えの一つの手がかりになったこともあり、良書であると思います。

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    2010年12月18日
  • 議論のレッスン 生活人新書セレクション

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    前半★5つ、後半★3つです。表等を描きながら読むのをおすすめします。一部、字面ではそうかもしれないが、引用元の意図は違うんじゃないか、と思えるところが。書いてあることを分析する練習ではあるんですが、それだと、うーん、という感じが。
    はい、読んだことを全く活かせない文ですね。

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    2010年06月21日
  • 議論のレッスン 生活人新書セレクション

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    [ 内容 ]
    会議、新聞、友達の忠告…。
    日常私たちは、根拠をともなって主張されると簡単に受け入れてしまっていないだろうか。
    考えをいったん整理したうえで表現する「論理表現」の力を身につけて、議論を評価し、結論の正しさを判断する力を養おう。
    議論の構造を解いたロングセラー『議論のレッスン』の著者による、日々の話し合いを明快にするレッスン第2弾。

    [ 目次 ]
    序章 議論の現状
    第1章 観察語vs理論語
    第2章 理論的に負荷のかかった質問(loaded question)
    第3章 論証とはなにか
    第4章 論証と証拠
    第5章 演繹的論証と帰納的論証
    第6章 論証の妥当性・推測力・健全性
    終章 論

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    2010年05月29日
  • 議論のレッスン 生活人新書セレクション

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    トゥールミン・モデルの解説。主張(claim)、根拠(data)、論拠(warrant)を基本要素とする、いわゆる三角ロジックの紹介。
    三つの基本要素のうちの、非顕在的な根拠である「論拠」を明確化することが、議論の構造を把握するポイントである。

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    2010年01月13日
  • 議論のレッスン 生活人新書セレクション

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    主張とその根拠、そして論拠が必要である

    議論には3フェーズある
    1.日常会話
    2.MTG
    3.科学的


    新聞とかも意外と論理構造は不明確であるので、
    分析対象になる

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    2009年10月04日
  • 議論のレッスン 生活人新書セレクション

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    とても読みやすい本でした。
    演繹とか帰納といった言葉も出てこないし、例も分かりやすい。
    日本語の段落と、英語のパラグラフとの違いについてはなるほど〜と思いました。

    この本では、議論には「主張」と「根拠」があり、主張と根拠の間の暗黙の了解のようなものをつなぐのが「論拠」であると説明しています。この論拠を誰にでも分かりやすく説明するのがコンサルタントのお仕事。

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    2009年10月04日
  • 議論のレッスン 生活人新書セレクション

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    大学に入って数多くの本を様々な教授に勧められたが、この本はその中の一冊。タイトル通り、議論を行う上で必要なことを述べた議論の入門書。


    まず日本人の議論は実は議論になっていないという現状からスタート。議論とは根拠に基づいてなんらかの主張を導く言動行為のこと。「根拠の適切性」「根拠から主張への飛躍」「隠れた根拠(当事者間の暗黙の了解)」の明示が、きちんとした議論の中では不可欠だとか。著者は議論のルールについて、「トゥールミンの議論モデル」という根拠・データ(事実)から主張を導く際に、両者を結びつける役割をしている「隠れた根拠(=論拠)」に注目した議論モデルを元として、そこに独自の見解を加えて、

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    2009年10月04日