あらすじ
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書籍やレポートを読むことが、「書き方」のトレーニングにつながることはご存じでしょう。
本書は、日本人があまり得意としていない論理的な読解力のスキルアップを目的に、
論証図とパラグラフ構造への書き換えを利用して「書くように読む」方法を提案します。
書くように読むには、前提として「書き方」について知っている必要があります。
書き方とひと口にいっても、小説、論文、記事、レポートではその書き方が違うのは当然です。
そこで、本書では「論証を基礎とする書き方(パラグラフ構造)」に限定します。
この書き方は、意見を述べたり、主張や結論を他者に伝えるときの基本的な書き方です。
これをマスターすれば、新聞の社説や雑誌の記事の“質”が、手に取るようにわかって、
論理的な表現力が身につくことでしょう!
豊富な演習問題で、さらに理解が深まります。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「論理的に話す技術」と一緒に購入。
「話す」はさらっと読めたので、こちらもその勢いで着手。
すると、とっつきやすいイラストに反して、わりと真面目な論理学入門書だった。
そもそも論理とは、論証・根拠・主張・論拠とは、パラグラフ構造とは等々。
自分に読解力が無い自覚はあったが…。
そもそもこの本の内容からして、すんなりと入ってこない程とは、自分自身にがっかりしてしまった。文中指摘されている、日本の論理性の危機的状況の例は、そのまま自分に当てはまるように思えてならなかった。
自分のことは置いておいて、「きちんと読む」ための第一歩としてはよい本。
「論理ってこういうもんですよ」程度の概要本ではない。
根拠・主張・論拠という要素についてしっかり触れている他、
実例、練習問題も豊富に記載されている。
(私のように)読解力に不安というかコンプレックスがある方の他、
論文・レポートを書く学生の方、報告書・プレゼンをする社会人の方、試しに読んでみては。