【感想・ネタバレ】議論のレッスン 生活人新書セレクションのレビュー

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Posted by ブクログ 2016年08月04日

議論の仕方を系統立てて教わった記憶がないから、こういう書物から得られる知識は貴重です。ここでは主に、書面上における議論の仕方が説かれているけど、当然それは口頭での議論にも応用される訳で、色々な気付きがありました。主張と根拠と論拠、そこまでしっかり考えてなかったですね。議論のルールももっと意識しないと...続きを読むダメですね。社説などで感じる何となしの違和感も、しっかり噛み砕いていくと、モヤモヤの理由も分かってくるものですね。そういう視点で吟味する習慣を身につけていけたらと思います。姿勢を正される一冊でした。

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Posted by ブクログ 2014年05月11日

テスト設計コンテストの審査員を4年間実施してきました。

応募作品のレベルは上がり嬉しい限りなのですが、一方で、「テスト要求分析では『テスト観点』をマインドマップを描いてたくさんあげればよい」「テストアーキテクチャ設計では見つけた『テスト観点』を意味的、あるいは、テスト対象のアーキテクチャに沿って階...続きを読む層化し、段取り的に前後関係を整理すればよい」と考えているっポイ作品が増えてきてとても残念に思っています(審査員目線=上から目線ですみません)。

1年前はこの現象を「テスコンを通じてテスト開発方法論が生まれつつあるのでは!?」とむしろ喜んでいたのですが、応募作品を読み込むと、「形式的に真似っこ」しているんじゃないかという疑惑が膨らんでいます。

そもそも、テストの前工程(分析や方式設計)をしっかりしようということの意味には、〝テストの説明責任。テスト説明力の向上〟もあったはずです。

ひらたくいうと「このテストで必要十分である」という説明力の向上がテストの前工程を充実する大きな目的の一つと私は考えています。

そういう目で審査しますと、
 ・この『テスト観点』で必要十分であること

 ・この『テストアーキテクチャ』で良い理由
がしっかりと書いてあるものはまれです。

これでは、テスト開発方法論の進化が止まってしまいますし、張り出されたテスコンのパネルを見ても「うちでは使えない」という声が出る(実際聞いた)のも当然でしょう。

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で、本書です。

本書では、トゥールミンモデルに基づき、主張と根拠と論拠というフレームワークで〝よい議論に必要なこと〟の解説をしています。

テストで言えば、「これらのテストに合格したらテスト対象の品質は良い」というのが主張に当たります。

よい議論をするには、その主張が正しいことの根拠をしめす必要があります。例えば、「【ISO9126の6つの品質特性に基づいたテストスイートを作り】そのテスト結果(=エビデンス)がすべて○であるから」といったものです。

根拠の前半の【……】部分が論拠(主張とデータを繋ぐ論理)で、後半のエビデンスがその証拠となるデータです。

「説明力」ってテストエンジニアが持つべきスキルだと思うんです。というのは、無限に存在する振る舞いの中から有限な(少数の)テストケースを開発して「これがパスしたらいいんだ」と言い切るのがテストエンジニアの大きな役割の一つと考えるからです。

ですので、テストエンジニアは、まずは、本書のような議論のルールを勉強すると良いと思いました。いや、かくいう私も、目からウロコの内容もあったので、反省なのですが、、、。

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Posted by ブクログ 2011年10月17日

議論は前提があって成り立つ。
その前提を意識することがスムーズな議論を可能にするのである。

と、いう感じ。
後半はすごく難しい。
論拠の概念を知れただけでも☆5

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Posted by ブクログ 2011年07月19日

「議論のルールブック」 等の類書は、「例題」、「それに対しての分析」という形をとって書いており、議論が成り立つためにはこのようなものが必要であるか主張しているものが多い。

それに対してこの本は、議論がなりたつためのモデルを提示し、その形にするためには、どのような形(仕組み)が必要かを書いている。
...続きを読む
「主張」と「論拠」、それを文章にするために必要なパラグラフの考え方など、実際の文章を分析して、必要なことを整理している。

今後自分が議論をするためには、議論をするための考え方をするためにはを考えるときに、有意義な入門書であると思う。

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Posted by ブクログ 2009年11月29日

議論にもスポーツと同じようにルールがある。そのルールの主役は「主張」「根拠」「論拠」。

メモ。

議論レベル1は日常会話、「主張」「根拠」でよい。
議論レベル2は公の場での議論、「主張」「根拠」に加えてある程度の「論拠」を準備すること。
議論レベル3は科学的議論、「主張」「根拠」に加えて、データ...続きを読むに基づく「論拠」の議論が中心となるもの。

高校でアメリカ人教師からライティングの授業で習った「パラグラフ構造」がそのまま掲載されており、昔習ったことはこれか、と再発見できて嬉しかった。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

I塾生がローの合格体験記ですすめてた本。主張には明確な論拠が必要、ということがよくわかった。相手の話や文章を分析的に考えるきっかけになる本

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Posted by ブクログ 2016年03月12日

議論は、大なり小なり毎日行っていることでいるところだが、それが、思いつきのおしゃべりや、いわゆる雰囲気や勢いのようなものに流されることも多く、そして、それが重要な方針の決定につながったりしていることもよくあることではないか。
「フォーマルな議論」は勝ち負けを目的とするものではなく、よりよい結論を求め...続きを読む、その後決定された方針への参画につなげていくことを目標に置いている。しかし、これを行うにはその人のスキルと、守るべきルール、注意事項の遵守(議論の対象を絞る、など)などが必要である。そして、スキルアップのためには、この本や、野矢茂樹さんの論理トレーニングなども参考にしつつ「日々の訓練」を積み重ねていくことが求められる。

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Posted by ブクログ 2016年01月03日

トゥールミンモデルの概説とそれに沿った議論の分解。「この通りにしなければならない」式の指摘に違和感があるが、たしかにその通りに書いたほうがわかりやすい。大陸哲学はこういう書き方をすごく嫌うから、読んでて心臓が痛い。

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Posted by ブクログ 2015年07月21日

こういう本が出ているのはとてもありがたい。この本の内容に出ていることは議論に強くなるとかそういうこと以前に、思考力の型を身につけるために必須の知識だと思う。

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Posted by ブクログ 2014年12月22日

議論のわかりやすさのためには、一定のルールが必要という考え方から、議論は「主張・根拠・論拠」から成立するというルールを明確化し、そのそれぞれのポイントをまとめた一冊。一般的なロジカルシンキングでは、ピラミッド・ストラクチャーというようなツールを使って、主張とそれを支える根拠を階層的に構造化することで...続きを読む、わかりやすく伝わりやすい主張が構築されるとされる。本書が優れているのは、主張に対して客観的な事実・データなどで根拠を構築したとしても、その両者を実は結び付けている隠れた前提たる「論拠」が共通化されなければその主張と根拠は繋がらないという点を重点的に示している点にある。例えば、1つの客観的事実があったとしても、それを眺める視点により、全く異なった主張が成立する例は数多とあるし、そもそも「論拠」という形で客観的事実に意味づけをする方向性がなければ、客観的事実の収集自体が困難になる(か、もしくはただ単に意味のない事実も含めて膨大な時間を事実収集にかけてしまうことになる)。

また、この「論拠」を語る際に、「やはり」という言葉をビッグワードとして使う人は多いが、意味合いをぼやけさせてしまうので使用に留意すべし、という意見は自分としても耳が痛かった。議論の中で何気なく「やはり~だ」というような言い方をしてしまうことが自分自身多い気がしているが、著者によれば「やはり」は主張と根拠をつなげるはずの「論拠」に自信が持てなかったりする際に、「偶然」・「無意識」・「直観」というような便利な言葉を用いるのと同じ感じでその「論拠」に妥当性を無理やり与えようとする言葉だとされる。こうした言葉に依存せずに、隠れた前提たる「論拠」を明言化し(必ずしも言葉にしなくても、きちんと言語化して表現できるレベルまで思考されているか)、考えることが重要だと感じた。

ただし、全体を通じて議論の構造がビジュアルで見えない表記になっているので、多少のわかりにくさがある。後半で、新聞記事での社説を分析し、その議論の論証を試みる場などはピラミッド・ストラクチャーなどによるビジュアル化がなされないと、わかりにくさがあり、そうした点でピラミッド・ストラクチャーのようなツールの意味合いを再確認することもできた。

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Posted by ブクログ 2014年08月24日

発言や議論に参加するときの、私の教科書です。
優しい事例を用いながら、発言や議論の基本である「主張」「根拠」「論拠」の重要性を述べています。
ビジネスマンの必読書だと思います。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年05月29日

■大学一年次の「入門セミナー」の教材

【議論のルールとしての「トゥールミン・モデル」】p65
by イギリスの分析哲学者スティーブ・トゥールミン

「暗黙の仮定」(主張と根拠または事実を結合させる役目をする=「論拠」p75

【議論の3つの主役「主張」「根拠」「論拠」】p79

主張=「自分と異な...続きを読むる先行意見に対して発せられる反論」Cf. 香西秀信『反論の技術』p90

【飛躍をともなわない意見は主張ではない】p91
吟味するまでもなく意味内容が絶対に真理となるような表現内容を「トートロジー」とか「同語反復」と呼ぶ。
Ex. 「これは私のおふくろです。なぜなら、私の母だからです」
→野矢茂樹「前提から結論へのジャンプの幅があまりに小さいと、その論証は生産力を失う。他方、そのジャンプの幅があまりに大きいと、論証は説得力を失う。そのバランスをとりながら、小さなジャンプを積み重ねて距離をかせがなくてはならない。それが、論証である」(『論理トレーニング』)p92

主張の正当性:その主張がどの程度厳密な論証を積み重ねた末に導かれたか。p94
論証プロセスをつぶさに検討することで主張、結論の正否に関する判断が可能になる。
⇒主張の正当性は論証プロセスに依存している。

【「根拠」と「経験的事実(データ)」との使い分け】p99
根拠が効果をもつのは、それが主張よりも相手に受け入れられやすい内容であり、かつ主張と同レベルのものでないときです。

経験的事実(データ):ある程度裏づけのある根拠。誰にでも確認できる対象、または事実。より実証可能な根拠。(永遠に続く議論を避けるために。「なぜそう言えるの?」p105

【議論の3つの名脇役「裏づけ」「限定語」「反証」】p111
①議論をする際に、論拠についてはそれを支持する裏づけ(Backing)を明記すること。
②論拠の確かさの程度を示す限定語(Qualifier)をつけること。
③論拠の効力に関する保留条件としての反証(Rebuttal)を提示すること。by トゥールミン

【論拠がわかれば議論が分かる】
議論という思考プロセスにおいて「論拠はいつ登場するか」を問うことは、議論の核心にふれることにほかならない、と私は思っています。p129
私は「論拠とは仮定の集合である」と考えています。ですから、自分の持っている論拠に気づかないということは、自分が持っている仮定に気づかない、ということです。自分のとって「当然で、あたりまえのもの」に気づくとは、自分自身のもののとらえ方、自分のバイアスに気づくことに等しく、易しいはずはありません。論拠にはそんな性質があるのです。p130

【データの論拠依存性と論拠のデータ独立性】p133
Ex. 彼は有罪か無罪か
同じデータ:本人が自白した
論拠1: 自白は信憑性あり
論拠2: 自白は強制されたもの
⇒データに一義的な意味はなく、意味付けは論拠によって行われる。

【ロンドン市街地の爆弾とアドホックな論拠】p137
→認知心理学者トーマス・ギロビッチ「後づけならばどんな経験的事実(データ)でも最も特異な部分を見つけて、そこだけに都合のよい統計的検定を施し、自由に数値上の差を作り出せる。そして後づけで経験的事実(データ)を解釈すると偶然の要因を正しく評価できない。
⇒無意味な経験的事実(データ)から有意味性を読みとってしまう可能性があるということ。

経験的事実(データ)の意味は論拠依存的であり、論拠は経験的事実(データ)から独立である、ということ。

【論拠と「やはり」の潜在パワー】p142
やはり≒「恒常的原理的なもの」Cf. 板坂元『日本人の論理構造』

議論における「やはり」に使用は、私たちが事象をうまく説明できないときに「偶然」「無意識」「直感」といった便利な概念を持ちだし、それによって事象を説明した気になるのと似ています。
一見これ以上分析不可能にみえる論拠の内容も、さらなる分析は可能です。もちろん易しいことではありません。自分が夢にも思っていなかった仮定が論拠の中に潜んでいるかもしれません。これを探ることが"分かりやすい議論"のはじめの一歩なのです。p160

《実践編 議論のトレーニング》
【分析のための下準備―分析チェックリスト】p170
①議論における論証の構造をつかむ=主張(結論)、およびそれに関連する根拠を探す。
②根拠が経験的事実(データ)として提示されているか検討する。
③可能な範囲で明示されていない根拠(論拠)を推定する。
④書きかえ案を提示する場合にはパラグラフ構造を書き方の基準とする。
⑤根拠を経験的事実として提示するための工夫を提示する。
⑥主張はなんらかの反論の形式になっているかを検討する。

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Posted by ブクログ 2012年10月15日

議論をする際に組み立てておくべきことを主張されている。
[主張][論拠][結論]
何と何が結びつくのか、
暗黙の了解としている部分はないか、
常に意識しておく必要がある。

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Posted by ブクログ 2011年09月02日

夏休み中に読もうと思っていた本のうちの一冊。(ようやく読み終わった^^;)そもそもこの本を読もうと思ったのは、プレゼンの質疑応答で撃沈したから・・・T-T
この本は議論の組み立て方が参考になった。
議論を3パターンに分類し、私の場合、
「主張、論拠、根拠(+データの確からしさ)が必要」ということが一...続きを読む番参考になった。

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Posted by ブクログ 2011年08月19日

試験で行なう討論に使える考え方という視点で読んだ。そのため、これだというものはなかったが、議論、会議の視点から見ると、良本。必ず読み返すこと。

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Posted by ブクログ 2010年12月18日

よりよい議論とは何かについて書かれています。
議論と聞くと少し堅苦しく感じるかもしれませんが、日常の単純な取り決めも議論だと見なせますので、あらゆる方にとって一読の価値はあると思います。

一貫して論拠(主張と根拠をつなぐ主観のようなもの)の大切さを説いています。
何かデータを用いるとき客観性を重視...続きを読むするかと思いますが、そこに客観性など存在しないという話にはハッさせられました。

今まで自分の”独自”の思考とは何だろうと考え続けていましたが、その答えの一つの手がかりになったこともあり、良書であると思います。

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Posted by ブクログ 2010年06月21日

前半★5つ、後半★3つです。表等を描きながら読むのをおすすめします。一部、字面ではそうかもしれないが、引用元の意図は違うんじゃないか、と思えるところが。書いてあることを分析する練習ではあるんですが、それだと、うーん、という感じが。
はい、読んだことを全く活かせない文ですね。

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Posted by ブクログ 2010年05月29日

[ 内容 ]
会議、新聞、友達の忠告…。
日常私たちは、根拠をともなって主張されると簡単に受け入れてしまっていないだろうか。
考えをいったん整理したうえで表現する「論理表現」の力を身につけて、議論を評価し、結論の正しさを判断する力を養おう。
議論の構造を解いたロングセラー『議論のレッスン』の著者によ...続きを読むる、日々の話し合いを明快にするレッスン第2弾。

[ 目次 ]
序章 議論の現状
第1章 観察語vs理論語
第2章 理論的に負荷のかかった質問(loaded question)
第3章 論証とはなにか
第4章 論証と証拠
第5章 演繹的論証と帰納的論証
第6章 論証の妥当性・推測力・健全性
終章 論証の評価

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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Posted by ブクログ 2010年01月13日

トゥールミン・モデルの解説。主張(claim)、根拠(data)、論拠(warrant)を基本要素とする、いわゆる三角ロジックの紹介。
三つの基本要素のうちの、非顕在的な根拠である「論拠」を明確化することが、議論の構造を把握するポイントである。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

主張とその根拠、そして論拠が必要である

議論には3フェーズある
1.日常会話
2.MTG
3.科学的


新聞とかも意外と論理構造は不明確であるので、
分析対象になる

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

とても読みやすい本でした。
演繹とか帰納といった言葉も出てこないし、例も分かりやすい。
日本語の段落と、英語のパラグラフとの違いについてはなるほど〜と思いました。

この本では、議論には「主張」と「根拠」があり、主張と根拠の間の暗黙の了解のようなものをつなぐのが「論拠」であると説明しています。この論...続きを読む拠を誰にでも分かりやすく説明するのがコンサルタントのお仕事。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

大学に入って数多くの本を様々な教授に勧められたが、この本はその中の一冊。タイトル通り、議論を行う上で必要なことを述べた議論の入門書。


まず日本人の議論は実は議論になっていないという現状からスタート。議論とは根拠に基づいてなんらかの主張を導く言動行為のこと。「根拠の適切性」「根拠から主張への飛躍」...続きを読む「隠れた根拠(当事者間の暗黙の了解)」の明示が、きちんとした議論の中では不可欠だとか。著者は議論のルールについて、「トゥールミンの議論モデル」という根拠・データ(事実)から主張を導く際に、両者を結びつける役割をしている「隠れた根拠(=論拠)」に注目した議論モデルを元として、そこに独自の見解を加えて、わかりやすく有益な議論を行うためのルールやテクニックを紹介している。


議論のルールの話の他には、「経験的事実(データ)は客観的なものと考えがちだが、ある特定のデータを選び出す時既に主観的な力が働いている。すなわちデータは論拠によって意味づけられる」という話が面白かった。また、パラグラフ構造についてのコラムや日本人が多用する「やはり」は多くの場合根拠と主張の結びつきを曖昧なものにするという考えなどなど役立つ知識が満載だった。


どちらかというと話すより書く方が得意な自分だが、どちらにせよこの本で述べられているような議論の構成を理解していないと意味不明になってしまうのだろうと強く感じた。そう、このブログのように意味不明…良く言えば有りのままに話したり書いたりしたらリアルでは困ることだろう。


おすすめの一冊。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

議論にもルールがある。
この本は2年次のゼミの初回の課題本でした。久しぶりに読み直してみました。

国会の討論を聞いててまったく何を言ってるか分からないことがありませんか?内容が難しいということの前に議員の討論が議論として成立していないのが原因でしょう。

議論にもルールがあって、それを大変分かりや...続きを読むすく解説しているのがこの本です。議論の構造を理解することは大変有用なことです。普段の授業の先生の話から新聞の社説まで「議論のモデル」を利用すると違った一面が見えます。

議論に留まらず、論文というのも実は同じルールの上で成立してるものです。つまり論文・レポートでの論理構造と議論のモデルは同一と言うことです。議論のモデルを理解していない論文は論文の体さえなしてないと言うことです。

この本は本当に良書です。
肩がこらずに読めますので、一押しの本です!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年06月08日

議論の流儀、構造について、解説した本。
・人はなぜ意見を述べたり、主張したりするのでしょうか。一つの答えは自分と異なる意見の人がいるから
全員が自分の意見に賛成であれば、わざわざそれを主張し、論証する必要もない。意見は先行する意見にたいする「異見」として生まれ、それが具体的な形でなくても、対立する意...続きを読む見に対する反論という性質をもつ。
・主張=自分と異なる先行意見に対して発せられる反論。
すなわち必ず反論される対象となっている。
・飛躍を伴わない論証は意味がない。飛躍の幅が大き過ぎると、説得力を失う。そのバランスをとりながら、小さなジャンプを積み重ねて距離をかせがなければならない。これが論証。

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Posted by ブクログ 2012年03月04日

ものすごく平易に書いてくれてあるけど、内容が濃いので全て身につけるのはなかなか難しいと感じた.他者の議論の論拠の推測は難しい・・・.

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Posted by ブクログ 2012年02月19日

論拠の内容が根拠と主張をつなぐ役割をするというコンセプトは非常に参考になった。議論というテーマを分かりやすくBreakDownし、解説されている。

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Posted by ブクログ 2011年12月15日

難しかったけど思ったより読みやすかった。

途中まではついていけたけど、途中からは???
全部しっかり理解するというかマスターするのは難しい。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

コミュニケーション学からの流れで読んだ。

主張をするには、反論をおそれてはいけない。
反論のない主張なんて、主張していないのと同じなんだから。

だって。

そして主張するには、根拠と論拠が必要。

あー、議論するのって難しいー。
どれだけの日本人がよい議論や主張をすることができるんだろう。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

議論の構造についての本。
 議論の基本としては、主張とそれを支える根拠、そしてこの二つを繋ぐ論拠が揃うことが条件です。さらに、良い議論を行うための補助項目を理解することで、議論がより有意義になるでしょう。といった内容。
感想
議論をしているようで、主張しかしていないと感じる時がけっこうあります(私も...続きを読むですが)。これを読んだのを機に、ちゃんと議論ができるように努力しようと思います。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

一般的に「日本人は議論が下手だ」と言われますが、議論の技術を知らないからだと著者は言っています。議論の技術を基本から考えさせられる一冊です。

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