広瀬立成のレビュー一覧

  • 空海とアインシュタイン 宗教と科学の対話

    Posted by ブクログ

    アインシュタインと空海と、二人の人類における天才を、時代を、超越させることにより対話させ物語を進めていくことにより、現代の歪みにおける科学・人間絶対性への警鐘を鳴らす良書である。
    アインシュタインと空海との個々についての説明を見てもこの著者の幅広さを思い知るが、この二人を取り上げ、物理科学と宗教・人間精神との相対的共通性を改めて認識させられる。

    0
    2017年01月21日
  • 空海とアインシュタイン 宗教と科学の対話

    Posted by ブクログ

    着眼点が面白い。空海とアインシュタインを比較して、これからの人類がどうあるべきかを論じた本。フィクションの小説と、固い新書の中間といったイメージ。空海とアインシュタインについてもそこそこ詳しく述べられてて、密教や相対性理論をかなり分かりやすく説明してあるところも良かった。

    0
    2009年10月04日
  • 相対性理論の一世紀

    Posted by ブクログ

    アインシュタインが、特殊相対性理論、一般相対性理論を着想し完成させるに至る物語を、ほぼ数式なしで理解し、楽しむことができる。後半は、アインシュタインが構想したもののたどり着くことができなかった統一場の理論や、量子力学、宇宙論など、20世紀の物理学が解き明かした考え方を俯瞰できる。

    0
    2023年01月31日
  • 物理学者、ゴミと闘う

    Posted by ブクログ

     隣町、町田でのゴミ問題解決のための会へ参画した、一物理学者の本。このような動きが近隣であったことなど梅雨知らず、のほほんとゴミ捨て継続中の自分が、ちょっと恥ずかしく思う・・・。ほぼ全く何も考えずに、いい加減な分別の元、どうどうと捨ててました。
     物理的視点でのリサイクルの話や、リユースが一番環境にやさしいこと、外国のゴミ政策の紹介と日本との対比、などもり沢山の内容。ウェイトにばらつきはあるが、専門家として物理的記述を平易に説明しているところが一番身になった。より専門的な書でフォローしたいところ。
     後半の市民活動の方も若干興味があるところだが、ここはあっさりと〆ている。まだまだ継続中でもある

    0
    2013年10月07日
  • 物理学者、ゴミと闘う

    Posted by ブクログ

    いつもおもうのだがゴミは生ゴミだけを分別し
    燃料として燃やして発電すればいいのではと思う
    1箇所で燃やせばCO2を回収できるのではと思う
    CO2として回収すればあとは 農業分野でも
    工業分野でも利用はいくらでもできるような気がする
    CO2の回収を唱える人がいないのはなぜなのだろう
    そんなに難しいことなのだろうか?
    いつも環境の本でこういったことを言ってくれないか
    とおもっているが今回もそういった内容ではなかった

    0
    2011年10月16日
  • 物理学者、ゴミと闘う

    Posted by ブクログ

    物理のいろんな概念を、さまざまな比喩で説明し、最後に地球の環境につなげるといった前半はとても面白く読んだ。
    でも実際にどうすればいいか、という段になってくると、なんというか、非現実的な感じになってきてちょっと冷める。
    まあ最終盤くらいでは、ずいぶんとバランス感覚があるような書きぶりだったけど。

    0
    2017年07月30日
  • 質量とヒッグス粒子 重さと質量の違いから測り方、質量の生成にかかわるヒッグスメカニズムまで

    Posted by ブクログ

    朝日カルチャーセンターで、ノーベル賞特集として組まれた広瀬先生の講座に出席した際、衝動買い。時代を追って基本的な所からやさしく解説されており、初心者には非常に分かりやすい本だと思う。
    カラーページなので、絵本を見る感覚で読む事が出来、結構取っ付きやすい構成になっているのではないだろうか。ただ、やはり素粒子の質量獲得の際、水飴の記述をしている所は惜しいと思う。素人向けの本なので仕方がない事もあるかな…。
    本書は、まさに初心者向けの本であり、大学で物理を学んだ人などにとっては物足りなく思われるだろう。最近、少し詳しい本を読んでいるぼくにとっては、かなり物足りない内容だった。

    0
    2014年01月07日
  • 真空とはなんだろう 無限に豊かなその素顔

    Posted by ブクログ

    真空とは何か、物体がなくて空間だけというのは、それは何なのか、素朴な疑問に惹かれて読んでみたが、最先端物理学の解説書だった。数式こそ使っていないが、逆にそれが概念を捉えるのを困難にさせているかも知れない。結局、何もない空間には、実は何かが充満していることを物理学は暴きだした。とても理解し難い事実で、疑問が次々と湧き出てくる。

    0
    2013年06月04日
  • 物理学者、ゴミと闘う

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ちょうど「持続可能な社会」についてゼミで研究していた。
    僕らはCSRという観点からこの問題に望んだが、それを物理学の観点から切り取ったのがこの本である。
    「玉ねぎ型」などの例を用い、エントロピー増大の問題を詳しく解説している。
    そして原発問題にも触れている。
    質量保存の法則が存在する限り、放射性物質を含んだものを燃やそうがどうしようが、変わらないのである。
    そして、より外の空間は内に比べて、環境の治りが遅い。
    また現代の環境汚染は「微量、長期、複合性」などの特徴を持っており、問題が発生した時には既に手遅れとなっている可能性がある。

    持続可能な社会は案外10年後には考えないといけないくなってい

    0
    2013年05月07日
  • 真空とはなんだろう 無限に豊かなその素顔

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    負エネルギーの電子が充満している状態―これが現代の物理学が明らかにした、真空の正体だ。
    物質、空間、力、宇宙…すべてを明らかにする鍵は、「なにもない」はずの真空にあった。

    [ 目次 ]
    1章 豊かな世界―真空(新しい真空像)
    2章 マクロの真空(真空を求めて;もっと真空を ほか)
    3章 ミクロの真空(真空と物質;真空と素粒子 ほか)
    4章 宇宙と真空(相転移する真空;宇宙開闢と真空 ほか)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆

    0
    2010年05月23日
  • 真空とはなんだろう 無限に豊かなその素顔

    Posted by ブクログ

    ●No.27
    量子力学
    〜「負エネルギーの電子が充満している状態。これが物理学が明らかにした真空の正体。物質、エネルギー、宇宙など、全てを明らかにする鍵は、何もないはずの真空にあった。最新の物理学が解き明かす、驚くべき真空の姿。」
    著者紹介 1967年東京工業大学大学院博士課程修了。東京大学原子核研究所を経て、71年東京都立大学に移り、同大学理学研究科教授。2002年度より、東京都立大学名誉教授。早稲田大学・理工学部総合研究センター教授。

    0
    2009年10月04日
  • 空海とアインシュタイン 宗教と科学の対話

    購入済み

    あれ?

    「対話」とか言っておきながら対話が全然ない…。
    真言密教と相対性理論がどれだけ合致しているかを知りたかったのに。
    正直アインシュタインの物語とか理論の発見の経緯とかどうでもいいわ。
    「対話」も空海とアインシュタインを盾にしたただの筆者の現代批判だし。
    ビッグネーム2人を出してこの内容はちょっとお粗末かな。

    0
    2020年03月31日