斎藤昌義のレビュー一覧
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とても良かった!DXとかデジタルとか全く分からないけど、教養として知っておきたい人にぴったりの本だと思います。VR、5G、アジャイル開発、ディープラーニング、ブロックチェーン等よく目にする用語が一通り説明してあります。ただ意味を説明するだけじゃなくて、そこまでにいたる歴史や背景も記載されているので、読み物としても面白いです。これから新聞などを読むのが楽しくなりそうです!
個人的に面白いと思ったのは、virtual の語感が英語と日本語で違うというところです。日本ではバーチャルというと、仮想のもの、つまり本物じゃないもの、というニュアンスがあります。しかし、英語では、「本物ではないが、実質的に -
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SIビジネスの現状と展望をおさらいするところから始まり、テクノロジーのトレンドを押さえたところで、いよいよシステムインテグレーション崩壊後のSIerはどうやって生き抜いて行けば良いのかに迫る。
ここでは三つの戦略と九つのシナリオが実例を交えてとても分かりやすく説明されているが、規模の小さなSIerの場合はビジネス同期化戦略として挙げられている 内製化支援、シチズンデベロッパー、アジャイル型請負開発が、もっとも現実的に思うし、実際にうちでも既に少しではあるが行っていたりします。
成功事例などから読み取れることは自分たちの売りを端的に表現してのマーケティング活動が成功の鍵といえるようです。そ -
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昨今のDX関係の知識をバランス良く頭に入れられる書籍だった。
VUCAの時代には圧倒的なスピードでソフトウェアの変革と改善を繰り返し新たな価値の創出と効率性の向上を反復していかなければ生き残れず、そのためにはデジタル技術を活用した変革が必要であるということ。
仮想サーバ、クラウドの活用、セキュリティの確保、IoT→デジタルツインで現実世界の最適化と現実世界の情報を仮想世界でつなぐことによる新たなビジネスの創出、生成AIの活用、マイクロサービスの活用やノーコード/ローコードツールや生成AIを活用したアジャイル開発によるスピーディーな業務システムの開発・改修、ブロックチェーン、量子コンピュータ -
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ITトレンドの内容は専門分野で仕事していることもあり、ざっくりとは理解しているつもりなのですが、直接的に取り組めておらずイマイチ断片的な知識になっている不安から、俯瞰的に端的にまとまっていそうな本書を手に取りました。
図解の部分は正直説明がないと理解しづらいものもありましたが、広く浅く情報をおさえるには良いと思います。
また、コンサル的な仕事をしている人が、人に分かりやすく伝える表現の仕方、の参考にもなると思います。
このようにまとめて辞書的に使える情報はネットにもなかなか落ちていないので、ふとした時にもベラベラ確認することもできますし、便利な書籍だと思います。 -
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【図解】コレ1枚でわかる最新ITトレンド[増補改訂4版]
著:斎藤 昌義
IT技術のトレンドなので、網羅はしていないよね
図鑑形式のトピックの解説書です
気になったページ(実際は見開きです)
P.14 VUCA
Volatility 変動性
Uncertainty 不確実性
Complexity 複雑性
Ambiguity 曖昧性
P.22 UX:体験価値
とても便利
もっと使いたい
感動した
P.26 サービスが主体のビジネス構造
H/W モノのビジネス
サービス コトのビジネス
S/W
P.32 デジタルとIT
サイバー空間 デジタル
ICT/IT -
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ネタバレ前半の状況認識は斎藤さんの前著「システムインテグレーション崩壊」と同じ。どちらかというと、そういう前提のもと、SIerにはどういうオプションがあるのかを具体的に示している。細かくはいくつかあるが、結局のところ1)顧客密着で事業ニーズに合ったシステムを開発する、2)特定の部分に特化した開発をする、3)クラウド活用に係る様々なコンサルティング&ソリューションを展開する、4)プラットフォーマーになるに整理できて、4)のプラットフォーマーは資金力の問題で難しいという結論だったと思う。いずれにせよ、特定分野のソリューションを除けば、クラウド、オープン化、アジャイル開発は前提のようだ。そして、これらの技術
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2017年5月の本なので、2019年後半の現在となっては多少古くなっている。とはいえ当時の最新技術がいまコモディティ化しているかというとそうではないので、まだまだ読むべき部分は多い。エンジニア向けというよりは、営業や経営層といった、おおづかみでITトレンドを抑えたい人向けの印象。もちろんエンジニアが読んでもためにはなる。技術の具体的な部分まで書かれているわけではないが、取り上げる最新技術に至るまでの過去の経緯が書かれているので、エンジニアの自分にとって勉強になる部分があった。基本的には左1ページでパワポチックに絵が載っており、右1ページでその説明が載っている構成。パワポの絵が好きな人には刺さる