片川優子のレビュー一覧

  • ぼくとニケ

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    ネタバレ

    コロナウイルス……

    動物を飼うということは簡単ではない
    今だけじゃなくて、この先何年もずっと生きる生き物を世話していく覚悟がなければいけない

    好きだけじゃ、飼えない
    公園に猫がいても。見てるだけ
    兄弟が死んでも、、できることは少ない

    だけど。ニケが教えてくれたこと

    生きてるって、それだけでキセキみたいなものなのかもしれない。だからこそ、生きているぼくたちは、いつまでも立ち止まってちゃいけないんだ。

    不登校からの復帰
    死を乗り越えた経験

    不登校だったから、見つけた命
    過ごせた時間
    学んだ、命の大切さ
    初めて聞いた、
    母親の猫との思い出
    父親の、思春期、自分のことだけを考えて、彼女を蔑

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    2021年02月07日
  • ぼくとニケ

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    大号泣

    子供が猫を飼う話って、現代の動物愛護的によくない状況が書かれることが多い。(外に放し飼いにしたり、人間のごはんをつまみ食いしたり)

    だから読み初めに、「あー、またか」って思ったけど。

    読み進めていくうちに、ちゃんと猫との向き合い方を書いている本だと分かった。
    飼うということ、責任の重さをちゃんと書いている。
    完全室内飼いは明言していないけど・・・

    たまたまウチの猫たちは、良い保護団体に巡り合い、我が家にきて、目立つ病気もなく。
    これって本当に奇跡のような幸運なんだって、改めて思った。

    最後の兄弟猫のくだりはどうなんだろ?
    ほんとはほかの家に猫を連れて行くことはだめだし、友達に

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    2019年09月01日
  • チロル、プリーズ

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    女子高生の青春。
    受験で悩んだり、恋で苦しんだり。
    キラキラしてて羨ましい。
    友情も家族愛もあり。
    高校生でもしっかりと自分の人生を考えて決断する。
    すごいなぁ。
    すごく清々しい気持ちになれた。

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    2017年11月05日
  • 明日の朝、観覧車で

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    三河湾100Km歩け歩け大会の体験に基づいた『明日の朝、観覧車で』(著:片川優子)を一気に読んでしまいました。ただ歩くだけなのに、かけがえのないものが得られる不思議さが蘇りました。

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    2015年08月23日
  • 佐藤さん

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    すんごいおもしろかったです。
    なんか、ラストはありきたりな感じがしないでもない…というか、ものすごくオーソドックスな青春小説、って感じなんだけど。
    でも、すんごいおもしろかったです。

    なんか、きれいな感じだし(スレてないって言うか…こういうのを「みずみずしい」?)。
    些細なこと(←今思うと)でへこんだり、悩んだりした中学・高校のときが思い出されたり。

    てか、この小説は、作者が中学3年生のときに書いたものだそうで…。
    すげー…。

    ぶっちゃけ、あたしより年上(あるいは同年代)なのに「子どもの作文かよっ!」っていうような作家もいるのに(そしてそんな作家がなぜか売れてたりもするけど)。
    情報化は

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    2013年09月30日
  • チロル、プリーズ

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    私は大学では無かったけど受験期だったので、将来に不安になったり焦るチャコに共感した。また、トキコに嫉妬心を抱くチャコの感情の描き方がリアリティに溢れていて、話しかけたいけど話しかけられない様子が分かりやすく書かれていた。ぽんちゃんという存在があるのがこの作品の良い所であると思う。私は、チロル.プリーズから読み始めましたが、ちゃんと分かる。
    この作品がきっかけで、片川優子さんのファンになりました(((o(*゚▽゚*)o)))

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    2013年02月21日
  • 佐藤さん

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    なんともまあ、くすぐったい心地良さ。こんなにも体をくねらせながら、むずむずとする感触を楽しみながら読んだのはいつ以来でしょうか。とれたての果物に皮ごと勢いよくかぶりついた感覚です。甘くてすっぱくてみずみずしくて、ちょっと苦味もあって。食べ終わって満足して元気になって、残った種に気がついて、それををみつめて、よしっ、これを育てよう。がんばろう。という気持ちになる小説でした。

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    2013年01月08日
  • 佐藤さん

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    高校生の佐伯くんは、隣の席の佐藤さんが大の苦手。
    その理由は、佐藤さんに憑いている幽霊のせい。
    臆病で、人付き合いが下手で、幽霊が見えてしまう佐伯くんと、
    強気で言いたいことをはっきり言うくせに、学校では大人しくしていて、幽霊に憑かれやすい佐藤さんは、皮肉なことに幽霊をきっかけに親しくなり、幽霊のおかげで心の距離を縮めていく。

    私の読解力不足なのかもしれませんが、時々分からない描写が…。
    全体的にはすごく読みやすかったです。
    人の心って、人生って、綺麗なだけじゃない。汚れもあるし、苦かったり酸っぱかったりする。いろいろな経験をして成長していく佐伯くんと佐藤さんにほっこりしました。

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    2012年08月09日
  • チロル、プリーズ

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    あー!もう素敵っ!素敵すぎる
    『ジョナサン』から一年。受験生になったチャコたちが帰ってきました。
    物語は突然結婚すると宣言した親友トキコから始まり、なんかもやもやするところとか、予備校で出会った犬みたいな男の子のこととか、受験生ってものに葛藤しながら日々を歩む姿にじーんとしてしまった。
    大好きで仕方なかったジョナサンへの想いとか、ブラックのコーヒーとか。
    トキコみたいな友達ほしいなー。

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    2011年11月04日
  • チロル、プリーズ

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    『ジョナさん』の主人公チャコが帰って来てる!
    はやく読もうっ!
    ※追記※

    チャコとトキコの友情が羨ましいくらい眩しい。

    憎めない二人のキャラクターにテンポも良くて、するする読めた。

    あさのあつこの『ガールズブルー』と同じ空気。でも本書はしっかり児童書扱いらしい。

    上京して、文庫化した『ジョナさん』を改めて読んで、舞台になった場所がこんなに近くだったのかと知り嬉しくなった。今回はららぽーとまで出て来てにんまり。

    ただ、ジョナさんの続きものってのは帯に付記してほしい…。

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    2011年08月05日
  • 佐藤さん

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    オビのアオリから連想するのは、ホラーかラヴコメ。
    でも、実際は思春期の少年が、友情を支えにトラウマを克服し、恋愛を通して他者の支えになれる存在へと成長する過程を描いた佳作。

    初稿は作者が中学生のときに書いたという、瑞々しい文体が、同じ年頃の子どもを持つ私には少し面映い。
    しかし、一気に読ませるストーリーテリングは素晴らしい。

    思春期の子どもを持つお父さん・お母さんにオススメです。

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    2011年04月26日
  • 佐藤さん

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    なんという、みずみずしくて淡い感じの小説なんでしょう?まさに青春でした。あぁ、私の青春はどこにあったのでしょう?

    幽霊を見ることができる主人公と幽霊に取り憑かれやすい佐藤さん。この2人が一歩ずつ近づき、一歩ずつ壁を乗り越えていく青春ストーリーです。

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    2009年10月04日
  • ただいまラボ

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    いやまぁでも理系のラボがやっぱりキラキラしているのを見るとおかしいこんなはずではなかったと思うのは、、自分だけでしょうか。
    はい、そんなにも主語は大きくあるべきな今日この頃、まぁいうても獣医学科というのは相応の偏差値が必要で、まぁいうてもそれなりに勉強のできる面々で、勉強もしっかりしつつ、、
    いや要するに理系で苦しい感じというか悲壮感がなくて妙に楽しそうなのが羨まけしからんというか、妬みパワー全開なわけで、こういう気持ちを持たないまだ若いあなたにこそ読んでほしい一冊ではないか。
    しかしビーグル犬がこんな役に立っていたとは。反捕鯨団体の皆さんも目からウロコに違いない。

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    2024年10月25日
  • ぼくとニケ

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    課題図書と言うことで読みました。
    保護猫、預かりボランティア、命に責任を持つこと、悲しい別れ...
    コロナ禍では、家時間が増え、ペットを飼う人が増えたようですが、コロナが明けるとそうして飼ったペットを捨てる人も増えたとか...
    子供の頃からしっかりと命の大切さを学ぶことは大切だと思います。

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    2024年07月10日
  • おはなしサイエンス 未来の医学 これからも、リッキーといっしょ

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    犬の認知症というとっかかりから人間の認知症の話を科学的に、しかしあくまで子供が読めるように穏やかかつ未来を志向する形で描いていて読みやすかったです。なんかこういう素直に明るい進歩と未来を信じられる話はいいですね。私が老いるまでにぜひ進んでほしい。

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    2023年06月05日
  • おはなしサイエンス 未来の医学 これからも、リッキーといっしょ

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    4.5年。元獣医師の作家さんだからこそ、こんなに人とペットに寄り添ったテーマを考えられるのだなと感心した作品。犬と人の認知症を扱い、かつ、どちらも一緒に実際例を見ているかのように深められるところが良い。

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    2023年04月28日
  • ぼくとニケ

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    幼馴染の仁菜が拾ってきたのは小さな子猫だった。

    僕とお母さんと仁菜と一緒に動物病院に行って、それからは僕の家で飼うことになった子猫は、ニケと名前をつけた。

    最初は弱っていたニケも、毎日元気に育っていき
    仁菜も毎日僕の家に通ってきていたけれど

    ある日猫嫌いだという仁菜のお母さんにそれが知られてしまい、それ以来仁菜は僕の家にニケを見に来られなくなってしまった。

    高学年で思春期故に、仁菜と仲良くすることに恥じらいを感じていた僕。
    それに加え、仁菜はここ最近学校をずっと休んでいることも気になっていた。

    仁菜と彼女のお母さんに連れられ、預かり猫ボランティアをしている仁菜の叔母さんの話。
    命を扱

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    2023年01月03日
  • ぼくとニケ

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    ネタバレ

    課題図書というだけでろくに内容も見ずに借りたのだが想像していたよりも切ない話だった。
    私は主人公の気持ちが理解できたし仁奈は少々無神経だなと思った、まだ10歳とはいえ玄太をもう少し慮ってあげられないのかなと。
    読み初めはニケとずっと暮らしていくと思っていたばかりに伏線は貼られていたとはいえ話が急展開を迎えてしまい思わずつい先日亡くなってしまった祖母と重ねてしまった。
    短い命だからこそ10歳の彼らに伝えられたことがたくさんあったのだとも思う、素敵なお話でした。

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    2021年11月02日
  • YA! アンソロジー 秘密

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    ネタバレ

    同じ中学を舞台に描かれたYAアンソロジー。
    違う作家さんによる短編が5編収録。“秘密”がテーマ。
    なんていうか、青春ーで瑞々しいお話ばかりでした。
    タイムカプセルの話が一番好み。
    エアトモも着地点が爽やかでよかった。
    3番目は短編だと物足りない…というか、もっと彼らの物語をみたいなぁ、と思いました。
    他2作もむずかゆさを感じつつも楽しめた、かな。

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    2020年08月08日
  • ぼくとニケ

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    読書感想文課題図書。
    読みやすい。
    ぼくが、ニケを育てていく話。飼っていくうちにどんどんかわいくなっていく。

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    2020年05月11日