片川優子のレビュー一覧

  • チロル、プリーズ

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    ネタバレ

    受験生のチャコ。
    友達のトキコが、突然結婚すると言い出して、複雑な気持ちでいっぱいになりながらも
    大学受験という不安も抱えながら、予備校に通う日々。

    予備校仲間のポンちゃんとお菓子を食べながら、愚痴を聞いてもらうのが、安心するひととき。
    美人で成績も優秀で、自分のことはあまり話してくれないトキコが言い出した結婚という言葉について考える日々。

    チャコがちょっと前に失恋した相手、ジョナサン。
    私、ジョナサンを何年か前に読んだことある、と、思い出した。
    ポンちゃんみたいなキャラの人、私の友達にいて、すごいリアルで親近感。
    チャコの幼くて奔放なところ、魅力。

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    2019年10月09日
  • 明日の朝、観覧車で

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    おじさんの企てで100キロウォークに参加することになってしまった主人公の女子高生・みちる。
    時には1人で、時には出会った人と一緒に100キロという長い道のりを歩く中で、自分自身や家族を見つめ直していく。途中リタイアの誘惑に駆られながらも足を運んでいくみちるの姿に感動を覚える。
    短いページ数ながら、満足感の大きい一冊でした。

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    2016年01月11日
  • 佐藤さん

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    【本の内容】
    僕は、「佐藤さん」が怖い。

    ナイフを持っているわけではないし、不良でもない。

    ごく普通のクラスメイトの女の子を僕が怖がる理由は、彼女に憑いているアレのせい-。

    気弱な高校生の僕と、佐藤さんの不思議な関係は幽霊から始まった。

    青春時代のみずみずしさがあふれる第44回講談社児童文学新人賞入選作。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    「佐藤さん」は、どこにでもいる。

    私の友人でも2人いるし、この読書面を編集する文化部にも2人の「佐藤さん」がいる。

    それをタイトルにするなんて面白い人だなと思って略歴を見たら、これは著者が中学3年の時に書いた小説で、4年前の講談社児童文学新人賞

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    2014年08月24日
  • 佐藤さん

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    章ごとにエピソードが完結してサクサク読める。
    幽霊に取り付かれている女子高生と、幽霊が見えてしまう男子高校生というちょっと変わったところからスタートする話で、最初から最後まで面白かった。
    内容は高校生の友情と恋愛といったオーソドックスな感じ。

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    2013年08月17日
  • ジョナさん

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    中学の時に読んだ。高校生いいなって青春って恋っていいなって思いながら読んでいた覚えがあります。等身大で爽やかな青春です。私は青春物が大好物みたいです(笑)

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    2012年11月06日
  • 佐藤さん

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    ずっと気になっていた片川さん。
    今日ようやく手にとり読みました
    期待以上。
    かわいい、ふわふわしててみずみずしい。
    幽霊に憑かれる佐藤さんとそれが見える僕の青春ストーリィ。
    安心して読めるのがいい
    中三でこんなんかけるなんてすばらしい

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    2011年11月04日
  • 佐藤さん

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    “僕はやっと声の主がわかった。……佐藤さんの後ろの幽霊がすごい勢いでしゃべっていた。
    「どうしたの?」
    「え、いや、それが」
    ≪お前聞こえてんだろ?ちょっとは反応してくれよ、俺に同情したりとかしてくれないわけ?ずっとしゃべれなかったんだよ?寂しいよー、思った以上に≫
    僕はしばらく固まっていた。僕の中の処理能力を軽く超えた現実が目の前に広がっている。佐藤さんは僕には幽霊が見えることに気づいていた。佐藤さんの性格は激しかった。幽霊がしゃべった。幽霊が異常におしゃべりだった。
    「ちょっと、どうしたのよ?黙ってちゃわかんないじゃん」
    「ちょっと待って、考えさせて」
    大体、幽霊ってこんなに明るくていいの

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    2011年04月11日
  • ジョナさん

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    せいしゅん!!
    感動しました。学生時代に戻りたいです。
    チャコが恋して、自身の問題に向き合って行く姿にぐっときました。
    トキコの言葉は乱暴だけど、チャコのこと思っていて、うらやましいなぁと思いました。トキコはいいお嫁さんになると思います。

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    2011年04月10日
  • 佐藤さん

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    中3で書いたというからスゴい!

    「僕は佐藤さんが怖い。」
    その出だしに、何で?と読みすすめてしまう。(理由は読んでね)
    ちょっと弱気な男の子。
    もっと自信持ちなよと言われても、いじめられた過去がある人は、なかなか自信持てないもの。

    勇気を出して、ちょっとずつ自信を取り戻せばいい。そう思える本でした。

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    2011年03月03日
  • 佐藤さん

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    結構まんがちっくだなぁ、と思う部分があったけど、著者が中学生だと知ると、ぐぐっと評価あがったなぁ。中学生でこの筆力、先々楽しみ♪

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    2011年07月15日
  • 佐藤さん

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    作者は当時中学3年生。
    ふふふんと読めて楽しい。

    霊が見えてしまう主人公と霊にとりつかれやすい佐藤さん。

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    2009年10月04日
  • 佐藤さん

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    幽霊が視える男の子と、幽霊に憑かれやすい女の子の青春の物語。
    折角の設定を活かしきれていないとか、どこかで見たようなシチュエーションどこかで聞いたようなセリフとか、思う処はあります。しかしながら真っ直ぐに真っ正直に青春を描ききっているのが清々しく爽やかで、それがこの作品の魅力なんですね。作者がこの作品を書き出したのが中3の時だとか。そのタイミングでしか書き得ない作品というのがきっとあるんでしょうな。

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    2009年10月04日
  • 佐藤さん

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     作者が中学生時代に書いた作品なんだとか。若さゆえに展開や伏線の粗さもありますが、勢いとノリがとてもよくていいと思います。
     佐伯くんのいいところは、守護霊の安土さんが他人のトランプの手札を頼んでないのに教えてくれたとき、それで勝つんじゃなくてわざとに負けて特製ドリンク飲むとこですねー。

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    2009年11月12日
  • 佐藤さん

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    みずみずしいものがたり。高校を舞台に繰り広げられる人間模様。ただ明るく書いているのではなく、しっかりと心の奥までを捉えようとするさまに好感を持ちました。筆者はこれを書いたの中学3年生の時とのこと。末恐ろしい。これからも読んでいきたい作家さんがまたひとり増えました。

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    2009年10月04日
  • ぼくとニケ

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    ある日幼馴染の仁菜が捨て猫を連れて来た。僕の家で飼って欲しいという。その仔猫は「ニケ」と名付けられ僕の家の猫になる。順調にすくすく大きくなっていくニケだったけどある時からご飯を食べなくなる。
    仔猫がらやってきていなくなるまでの3か月を描いた物語。生き物を飼うという事の意味も考えさせる。
    最後は少し悲しいけど全体的に暖かい作品。

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    2024年03月08日
  • ぼくとニケ

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    命に責任が取れないならペットは飼ってはいけない。可愛いから、珍しいからでは責任は取れないのだから。野良猫だったニケを飼うことで命に関わることについて学んでいくゲンタとニナ。不治の病に罹ったニケの最期の選択まで迫られる。可愛いだけでは済まされない現実を教えてくれる児童書でした。

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    2022年08月16日
  • 佐藤さん

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    自分の学生の頃を思い出して、いろいろ悩んでたなぁと思いました。テンポも良く、登場人物も好感が持てて、読後も爽やかな気持ちになりました。

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    2022年01月18日
  • 佐藤さん

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    面白かった。疲れない本もいい。クスッと笑いたくなるような微笑ましくてかわいい作品。安土さんのような守護霊なら、私も欲しいくらい。たまたま身近に佐藤さんという子がいるので彼女を重ねて読んだので、演劇にならないかと思いながら楽しんで読むこともできた。

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    2021年06月30日
  • ぼくとニケ

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    五年生の玄太の家に幼なじみの仁菜が捨て猫を連れてきた。家に犬がいる上に仁菜の母親が猫嫌いだからだ。三毛猫ではなく二毛だったのでニケになった。初めてのペットと不登校の仁菜に振り回されながらも、玄太と家族はニケのいる日常が始まる。

    獣医でもある著者が、ペットを飼うということの責任やペットを失うという現実について、小学生に分かりやすいストーリーに仕上げている。

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    2021年01月11日
  • ただいまラボ

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    獣医学科で動物たちの生命と向き合う学生たち5編の短編集。5人の視点で展開されます。

    「分子生物学」DNA やRNA 、分子標的薬など聞き慣れない言葉の数々が興味深かったです。
    動物の死に立ち会い、無力感に苛まれ自分の選択が本当にこれで良かったのか悩む学生。実験の失敗、文系彼女とのすれ違いなど悩みはさまざま。
    仕事の将来性と自分の本当にやりたいことで悩む気持ちわかるなぁ。
    動物病院や保険のこと。そういえば…と思うものから心に響くことも色々ありました。

    『たとえば分子生物学みたいな基礎的な学問がなければ、今日治せない病気は明日になっても治せないだろ。でもね、今日治せる病気を外科や内科で治しても

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    2020年12月02日