片川優子のレビュー一覧

  • おはなしサイエンス 未来の医学 これからも、リッキーといっしょ
    犬の認知症というとっかかりから人間の認知症の話を科学的に、しかしあくまで子供が読めるように穏やかかつ未来を志向する形で描いていて読みやすかったです。なんかこういう素直に明るい進歩と未来を信じられる話はいいですね。私が老いるまでにぜひ進んでほしい。
  • おはなしサイエンス 美容の科学 神永くんは知っている
    少し口の悪い神永くんだけど、真っ直ぐで実は面倒見が良くて、心根はとても優しい男の子。クラスメイトにいてくれたら心強い。
  • おはなしサイエンス バイオミメティクス(生物模倣技術) マンボウ、空を飛ぶ
    科学内容理解するのに、高学年が向いているけど、文章や量は中学年~。ルビは小5以上。吉野万理子さんの文章がとても読みやすく、話の流れもスムーズに感じました。生物の構造を人間の創作物に応用する話が物語にのせて語られます。カタツムリの殻が汚れにくいこと、タマムシが七色に光る仕組み。マンボウの構造を飛行機に...続きを読む
  • おはなしサイエンス バイオミメティクス(生物模倣技術) マンボウ、空を飛ぶ
    生物の体のしくみの応用というテーマなためか、シリーズの今まで読んだ中でもカラッと明るい仕上がりになっていて純粋に楽しかったです。カタツムリの殻の構造はうっすら聞き覚えあったんですが、構造色をお菓子に応用だとかマンボウ型の飛行機とかは初耳で大人でも浮き立った。
  • おはなしサイエンス 未来の医学 これからも、リッキーといっしょ
    4.5年。元獣医師の作家さんだからこそ、こんなに人とペットに寄り添ったテーマを考えられるのだなと感心した作品。犬と人の認知症を扱い、かつ、どちらも一緒に実際例を見ているかのように深められるところが良い。
  • おはなしサイエンス 未来のたべもの 未来の給食、なに食べる?
    これ、なかなか分かりやすい!読みものとして、これから先の食生活を子供たちが考えているけど、本当に考えなくてはならないことだし、小学生にぜひ読んでほしい。
  • おはなしサイエンス AI(人工知能) ロボットは泣くのか?
    人工知能に感情はあるのだろうか。ChatGPTの登場によってシンギュラリティが身近に感じるようになった。
  • おはなしサイエンス 未来のたべもの 未来の給食、なに食べる?
    食糧不足に備えて昆虫食や微細藻類(ミドリムシ)、代替肉、培養肉といった未来の給食を考える。しかし、未来の食を考えるならば皆が同じものを食べる給食をなくすことから考えないものだろうか。それが個々人を取り残さないSDGs; Sustainable Development Goalsの精神にも合致する。
  • おはなしサイエンス 宇宙の未来 パパが宇宙へ行くなんて!
    4年から。未来や宇宙に関係する仕事にも夢が持てる。サイエンスだけに終わらずに、家族のストーリーとしてもよく出来ていて、もたつくところなくお話の長さと流れがちょうどいい。言葉の読みやすさもさすがの松素めぐりさん。かねやま本館以外のお話が読めて嬉しい!
  • おはなしサイエンス 遺伝子工学 光るマウスが未来をかえる
    太陽光発電の話がとてもよかったので読んでみました。遺伝子ってまあまあ扱いの難しい話題ですが、がん治療って今そんな発達してるんだ、と素直に勉強になった。本職が獣医の片川先生も同シリーズで医学テーマを書いてるのか。ガチですね。よさそう。
  • おはなしサイエンス AI(人工知能) ロボットは泣くのか?
    物語を通じて、AIについて学べる本。
    AIは必要かどうかを、六年生の新(あらた)は2グループに別れてディベートすることになりました。
    ディベートの内容もよかったし、クラスメートのそれぞれの事情も描かれていて、物語としても楽しめました。
  • おはなしサイエンス バイオミメティクス(生物模倣技術) マンボウ、空を飛ぶ
    4年から。子ども目線から気づいた虫や魚など生き物のすごいことから、模倣技術についての興味や最新技術と未来に繋がる素敵なお話。
    最初から技術を見ると抵抗感がある子も多いが、物語で体験してからだと、自分で興味を持って知れるようになるところがいい。
  • おはなしサイエンス 遺伝子工学 光るマウスが未来をかえる
    コンパニオン診断、という言葉すら知らなかったけれど、子供と一緒に楽しく読めました。
    普段あまりフォーカスされない実験用マウスが、いつか未来を変える。そのために細やかな仕事をされている方々がいる、ということに、爽やかな感動を覚えます。

    たんと君の性格も、子供たちの笑いを呼びました笑
  • ぼくとニケ
    幼馴染の仁菜が拾ってきたのは小さな子猫だった。

    僕とお母さんと仁菜と一緒に動物病院に行って、それからは僕の家で飼うことになった子猫は、ニケと名前をつけた。

    最初は弱っていたニケも、毎日元気に育っていき
    仁菜も毎日僕の家に通ってきていたけれど

    ある日猫嫌いだという仁菜のお母さんにそれが知られてし...続きを読む
  • ぼくとニケ
    課題図書というだけでろくに内容も見ずに借りたのだが想像していたよりも切ない話だった。
    私は主人公の気持ちが理解できたし仁奈は少々無神経だなと思った、まだ10歳とはいえ玄太をもう少し慮ってあげられないのかなと。
    読み初めはニケとずっと暮らしていくと思っていたばかりに伏線は貼られていたとはいえ話が急展開...続きを読む
  • YA! アンソロジー 秘密
    同じ中学を舞台に描かれたYAアンソロジー。
    違う作家さんによる短編が5編収録。“秘密”がテーマ。
    なんていうか、青春ーで瑞々しいお話ばかりでした。
    タイムカプセルの話が一番好み。
    エアトモも着地点が爽やかでよかった。
    3番目は短編だと物足りない…というか、もっと彼らの物語をみたいなぁ、と思いました。...続きを読む
  • ぼくとニケ
    読書感想文課題図書。
    読みやすい。
    ぼくが、ニケを育てていく話。飼っていくうちにどんどんかわいくなっていく。
  • チロル、プリーズ
    受験生のチャコ。
    友達のトキコが、突然結婚すると言い出して、複雑な気持ちでいっぱいになりながらも
    大学受験という不安も抱えながら、予備校に通う日々。

    予備校仲間のポンちゃんとお菓子を食べながら、愚痴を聞いてもらうのが、安心するひととき。
    美人で成績も優秀で、自分のことはあまり話してくれないトキコが...続きを読む
  • 明日の朝、観覧車で
    おじさんの企てで100キロウォークに参加することになってしまった主人公の女子高生・みちる。
    時には1人で、時には出会った人と一緒に100キロという長い道のりを歩く中で、自分自身や家族を見つめ直していく。途中リタイアの誘惑に駆られながらも足を運んでいくみちるの姿に感動を覚える。
    短いページ数ながら、満...続きを読む
  • 佐藤さん
    【本の内容】
    僕は、「佐藤さん」が怖い。

    ナイフを持っているわけではないし、不良でもない。

    ごく普通のクラスメイトの女の子を僕が怖がる理由は、彼女に憑いているアレのせい-。

    気弱な高校生の僕と、佐藤さんの不思議な関係は幽霊から始まった。

    青春時代のみずみずしさがあふれる第44回講談社児童文学...続きを読む