柴崎竜人のレビュー一覧

  • 三軒茶屋星座館1 冬のオリオン

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    ネタバレ

    和真が語る現代風にアレンジされた星座の話がとにかくおもしろい。その中に、色々考えさせられるテーマが含まれてて、とても興味深い。こんな話が聞けるプラネタリウムがあったら毎日でも通いたくなっちゃいそう。

    和真の周りの人たちの問題を解決しつつ、和真の過去に迫る流れも入り込めるのでとても面白かった。
    日常の謎的なミステリ要素もありつつ、恋愛・仕事・家族などのヒューマンドラマ要素もあり、ラストは感動できる。

    続きを読むのも楽しみ!

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    2025年05月20日
  • 三軒茶屋星座館2 夏のキグナス

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    ギリシャ神話がスッと頭に入ってきて、とても勉強にもなるし面白い‼︎ とくに乙女座のギリシャ神話はとてもよかった。ストーリーも、1巻よりはやや夢中になれなかったが、とても好みです。

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    2024年03月14日
  • 終電間際オンライン 小説集

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    恋愛系半分、それ以外半分、といったところ。
    全体的にいい。

    歌詞+ナナカワさんのイラスト+小説
    のメディアミックスが上手く機能している。

    『終電間際≦オンライン。』は、『終電間際』という時間帯と、『駅』という場所を固定して、そこで紡がれるストーリーを共有するという意図を持つユニットなのだと思うが、その世界観がこの小説集においても通底しており、単発小説を個別に読むのとは全く異なる読後感を得られる。

    個別小説に目を向けて見た時、特に良かったのは
    『リタルダンド残して』を題材にした『海の底にふる雪』かな。

    MVの雰囲気も取り込まれているので、MVを見た後で読むのがおすすめ。


    あと、春茶さ

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    2023年12月28日
  • 三軒茶屋星座館3 春のカリスト

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    ネタバレ

    これは本当に驚いた。まさかこのシリーズで人死にが出るとは思わなかった。
    月子の本当の家族の事に関する事や【家族って】みたいな内容、これまで通りのゆるさ際立つギリシャ神話もやるのだけど、人死にのインパクトは強すぎた。

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    2022年03月13日
  • 三軒茶屋星座館1 冬のオリオン

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    私の大好きな作品です。高校生の時にずっと読んでたけど3.4巻はまだ文庫化されてなかったので整理整頓する時に捨ててしまったけど全部文庫化されてからまた揃えました。
    ギリシャ神話もすごくわかりやすく面白く書かれてるし、ストーリーも面白いのでスラスラ読めると思います。
    星が好きなのでタイトルに惹かれて購入しましたがもっと星を見ることが好きになれるそんな作品です

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    2022年02月23日
  • 三軒茶屋星座館1 冬のオリオン

    購入済み

    もっと知りたい

    4つめで話が終わりでしたが、まだまだ読みたいと思えました。星座にまつわる神話がすごく面白かったし興味深かったです。

    #笑える #感動する #タメになる

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    2021年08月29日
  • 三軒茶屋星座館4 秋のアンドロメダ

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    シリーズの最終巻なだけあって読むのがハラハラした。逆にここまで隠しててよく話作れたなってレベル。
    月子ちゃんが今後どうなるか凄く気になるが、温かい想像ができて良かった。でも最後まで星座の話と和真や創馬の話とは結び付けられなかった。後やっぱり村上はクソ。

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    2021年02月25日
  • 三軒茶屋星座館4 秋のアンドロメダ

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    ネタバレ

    伏線が全部回収されて、とてもスッキリした最終巻でした。

    途中は、え?誰が悪者?裏切者??と、疑心暗鬼になりながら読んでました。
    ピカ爺が悪者とかイヤだし、サンのお父さんも悪い人じゃないように見えてきたし、、、と、色んな人に肩入れしてたから、最後は村上が悪者で収まってよかったです。
    村上は最後まで気持ちいいくらいの悪者だったので、本当にスッキリしました。

    ピカ爺の名字が「木下」って分かったとこは、「そういうことか!!」ってなりました。
    あと、金髪マッチョなペルセウスが、囚われの姫のアンドロメダを助けた最後のお話も「そういうことか!!」ってなりました。

    テンポもよくて、どんどん読み進められて

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    2020年07月25日
  • 三軒茶屋星座館3 春のカリスト

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    ネタバレ

    大切な人が亡くなったとき、悲しいのに、それを表現できなくて、冷静に振る舞ってしまう気持ちが何か分かる気がしてずーっと、胸がキューってなりながら、ハラハラしながら呼んでました。
    リリーがいなくなるなんて思ってなかった。電車の中で読んでたのに、涙が出てきて困った。
    みんながしあわせになってほしい。

    相変わらず会話のテンポが良くて、読みやすくて、好きだなーって思いました。

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    2020年07月21日
  • 三軒茶屋星座館3 春のカリスト

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    ネタバレ

    葬式から始まったので誰かが死んだのはわかったけど、リリィだと知ったときは衝撃的だった。和真がリリィの死と向き合うためにリリィの世界でお酒を飲むシーンは涙が出た。
    リリィが開店祝いに持ってきた自分用の大きなショットグラスの本当の意味にとても胸を打たれた。

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    2020年05月03日
  • 三軒茶屋星座館4 秋のアンドロメダ

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    ネタバレ

    ついに最終巻。
    今までのいろんな出来事や、過去の話が、1つのストーリーになって見えてくる4巻。
    今回も相変わらず、和真の話す星座のお話はおもしろく、すてきだった。でも今回は、星座のお話以外の部分が重たくて、せっかくだからもっと星座のお話を読みたかったなという感じ。
    今までで1番、暗く重たい印象が残る1冊だったけど、星座館の、雑居ビルのみんなの絆や優しさが伝わった。
    1番好きなのは、和真が夢の中でサンと夜空を見上げるシーン。やっと2人が一緒にいる世界に浸れた気がした。
    クライマックスに向けて、今まですれ違い気味だった和真と創馬にも、やはり双子だな、と思わせるシーンがあり、なんだか嬉しかった。

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    2020年04月11日
  • 三軒茶屋星座館4 秋のアンドロメダ

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    冬、夏、春と続いたシリーズの最終巻が秋。物語としては2年の時間が流れている。最初の頃は、星座解説が尖っていたけど、物語はのんびりしている印象だったけど、どんどんキナ臭くなった挙句の完結編。10年分の色々が明らかになっての完結編。

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    2019年09月03日
  • 三軒茶屋星座館3 春のカリスト

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    独自のギリシャ神話解説が、相変わらず好調。現実世界の方は、かなり大変なことになっている。次の巻で完結するんだと思うけど、着地点が見えない。(四季が題名についているから、4作完結と勝手に思い込んでいる。)

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    2019年07月06日
  • 三軒茶屋星座館2 夏のキグナス

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    ギリシャ神話の独自の解釈と、地上の人間関係。星座館の常連さんたちは、ますます個性的になり、一方では主人公の過去の恋人の話が明らかになる。三軒茶屋が舞台ではあるけれど、私の知っている三茶とちょっと違っている。でも、雰囲気はよくとらえていると思う。ともかく、前説で登場するゼウスが凄すぎる。

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    2019年06月07日
  • 三軒茶屋星座館4 秋のアンドロメダ

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    星と家族を紡ぐ心温まる物語の完結

    本作が最後で和真、創馬と月子の物語が終わってしまうかと思うと寂しさでいっぱいです。
    また、本作の季節が秋というのも読者と物語の別れの雰囲気を一層 醸し出しているような気がします・・・

    冬のオリオンからはじまった現代アレンジの星座の物語と和真たちの周りの人々のドラマは一つ一つ増えていき世界観を広げてきました。

    ここで終わってしまうのが非常に残念です。


    完結となる本巻は最後に相応しく、全巻の最後で月子の父親だと名乗り出たあの人や、今まで本気を出してなかったあの人や、前作で死んだはずのあの人だとかが物語を掻き乱します!

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    2019年05月22日
  • 三軒茶屋星座館3 春のカリスト

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    シリーズ三作品めで物語は佳境に入る。

    相変わらずの和真訳の星座にまつわるギリシャ神話は面白い。一方で登場人物達の人間関係等に大きな楔が打ち付けられる。ネタバレになるので深く語れないけど語らずにはいられないもどかしさがあります。

    いずれに致しましても、私の涙腺が緩くなってきたのか、物語が面白くなってきたのかは判りませんが途中途中で涙が流れてしまいました。

    来月発売の秋のアンドロメダ!
    早く読みたいものの終わってしまうのかと思うと感慨深いものがあります。

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    2019年04月24日
  • 三軒茶屋星座館2 夏のキグナス

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    シリーズ二作目は、
    和馬の過去、月子の過去が少しずつ彰かになります。

    通勤電車のなかで読んでますが、電車内で泣きそうになります。苦笑

    間に入ってくる神話が本当に楽しくて。

    本作の最後が乙女座で、私の星座だったから、余計に。
    単行本版の前説も読みたかった!

    金城一紀好きな人には読んでほしいかも。

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    2018年12月02日
  • 三軒茶屋星座館1 冬のオリオン

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    実は書店で手に取ったときは、
    面白くなかったらどうしよう、と思い、
    一巻しか買いませんでした!

    読み始めたら…ページを捲る手がとまりませんでした。
    急いで二巻も買いにいきました。

    三軒茶屋の路地裏に、プラネタリウムのバーをオープンしている和真。
    ある日突然、和真の弟 創馬が、小学生の娘 月子を連れて、星座館を訪れるところから物語は始まります。

    オムニバスのような形で、一話ずつ一つの星座と神話をモチーフに物語は進みます。

    和真、創馬、月子の過去や秘密、
    星座館に訪れる魅力的な人物たち、
    どれも本当に素敵な話ばかりです。

    神話も堅苦しくなく、和真が語る神話は激アツです。笑
    ゼウスの破天荒

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    2018年11月18日
  • 三軒茶屋星座館2 夏のキグナス

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    BAR兼プラネタリウムを舞台に繰り広げられる人情ドラマ



    現代版にアレンジしたギリシャ神話を語る金髪のマスター
    和真

    マスターの弟で筋肉と娘を愛する物理学者の創馬

    マスターと物理学者を『お父さん』と呼ぶ不登校の娘の月子

    流されやすいバイトの奏太、謎のビルオーナー、不動産屋とオカマとヌーブラ娘など前作からの常連にアイドルと闇金を加えて本作も大盛り上がり!




    話は変わって和真が話すギリシャ神話のヘラクレス12の試練のヒドラ編がヤマタノオロチの話に似ているのと、デメーテルの引きこもりの話が天の岩戸の話に似ている事に日本書紀とギリシャ神話のルーツに興味が湧いた!

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    2018年09月22日
  • 三軒茶屋星座館2 夏のキグナス

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    ちょっとずつ色んなことが分かってきた2巻。

    相変わらずテンポの良い話で読みやすいです。

    早く続きが読みたい!!

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    2018年01月15日