柴崎竜人のレビュー一覧

  • 三軒茶屋星座館2 夏のキグナス

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    前作に続き三軒茶屋の星座館兼バーに集まる人々に起こる事件と、星座の神話に纏わるお話。
    神話と事件がリンクして、星座に興味がなくても話がスッと入ってくるし、その人たちの人間性がより濃く描かれている。

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    2021年06月17日
  • 三軒茶屋星座館4 秋のアンドロメダ

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    4巻は村上との対決です。いろいろな人の思惑が絡み合ってラストに突き進んでいきます。誰が敵で誰が味方なのか。ドキドキの展開です。
    最終巻なので全体と通しての感想も。解説でも書かれていますが、4つの季節を冬夏春秋の順で進めたのは秀逸ですね。あとギリシア神話に対する見方がすっかり変わりました。こういう見方もあるんだなと思いつつ、一度ちゃんとギリシア神話を読んでみたくなりました。

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    2021年05月10日
  • 三軒茶屋星座館3 春のカリスト

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    3巻は全体的に重い雰囲気で進みます。三軒茶屋三角州地帯の再開発も決定し、どことなく物語の終焉を予感させつつお話は進行します。

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    2021年05月10日
  • 三軒茶屋星座館2 夏のキグナス

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    2巻まで読んでくるとゼウスは絶倫エロ大王でイメージが固定されてきますね。
    2巻からは藍が出てこなくなって葵が登場します。名前が似てるので、はじめちょっと混乱した。主人公は和真だけど、ここまでのお話の中心は月子だね。

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    2021年05月02日
  • 三軒茶屋星座館1 冬のオリオン

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    プラネタリウムがあるバー、三軒茶屋星座館を舞台にした連鎖鵜短編。短期的には持ち込まれる悩みやトラブルの解決。長期的には主人公の過去や、弟とその娘とのかかわりを描いていくお話のようです。
    ギリシャ神話の説明がめちゃくちゃで面白い。ギリシャ神話が好きって人には、ちょっと違和感かも。

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    2021年05月02日
  • 三軒茶屋星座館4 秋のアンドロメダ

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    ネタバレ

    「この子は和真がいちばん苦しいときに、世界を変える出会いになるよ」

    この言葉を読んだとき、感極まって一時時間が止まってしまいました。
    和真と月子が出会えたのは、和真を想うサンのおかげ。和真のことを見限って別れたとばかり思っていたので、ずっと和真を大切な存在だと思っていたことに感動しました。

    昔の恋人が母親で、憎んでいた男が父親。その事実を知ったことで、月子と今までのように接することができなくなってしまった和真。
    月子のためを思って祖父との面会を実現したり、宿泊を促したり。でもそれは、月子にとっては和真や創馬との生活から追い出されると勘違いさせてしまう結果に。
    しかも、月子に村上の魔の手が襲

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    2021年03月14日
  • 三軒茶屋星座館3 春のカリスト

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    ネタバレ

    まさかリリーに泣かされる日が来るとは。

    いつもみんなを楽しませてくれるリリー。リリーがみんなを家族のように接するように、みんなもリリーを家族のように大切な存在として接している。その関係が重くなりがちな物語を明るくしてくれていた。それなのに…。第一章から不穏な空気が漂っていたから嫌な予感はしていたけれど、まさかリリーが死んでしまうとは思いもしませんでした。

    リリーが亡くなった時、月子は声が出なくなり、創馬は酒に溺れ、奏太は復讐に奔走し…。それぞれが悲しみにくれる中、和真は今までとそれほど変わらず生活を送り、月子の血の繋がった父親を探すことに。

    「お前はなんでふつうでいられるんだ?」創馬の言

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    2021年03月06日
  • 三軒茶屋星座館2 夏のキグナス

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    ネタバレ

    三軒茶屋星座館の2作目。

    白鳥座の話では、葵のマネージャーが最初めちゃくちゃ嫌な人だなと思っていたけれど、最後は葵のためにしていたことと分かり、株が上がりました。一方、ヘラクレス座の話では、英雄の良い人感を最後はぶち壊してて、真逆の展開に。男のプライドや嫉妬心って半沢直樹の世界だけだと思ってました。怖い。

    個人的に一番面白かったのは、蟹座の話。闇業界の保科の以外な趣味が発覚し、友達と仲直りするにはどうしたらいいか真剣に悩むところが、作中でも表現されていたけれど、女子高生みたいでコミカルに楽しめました。最後のオチもみんなが救われる展開で良い読後感でよかったです。

    獅子座と乙女座の話は和真が

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    2021年02月28日
  • 終電間際オンライン 小説集

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    春茶が好きで購入。
    結構有名な作家さん達の短編小説集。
    いぬじゅんのやつ悲しかったなぁ。笑
    あー、わかる。って共感できるような私たちの年代の共感ゾーンが多かった気がする。
    一緒に歌を聞いてなごむ。

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    2021年02月14日
  • 三軒茶屋星座館3 春のカリスト

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    ネタバレ

    これを読んで人の死に惑わされたくないと思った。
    なぜ健気に頑張ってたリリーが死ななければいけなかったのだろう...
    でも月子ちゃんのこともだんだん明らかになってきて次の巻が楽しみ。
    どこまでも村上が嫌い
    あと葵ちゃんと和が付き合うのは意外だった。

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    2021年01月31日
  • 三軒茶屋星座館1 冬のオリオン

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    柴崎竜人さんの「三軒茶屋星座館1 冬のオリオン」
    連続巻あるものは面白いはず!それで選んで買った本。

    星座とギリシャ神話にまつわる話を織り交ぜながら、三軒茶屋界隈の人情で進んでいくハートウォーミングストーリー。次巻を読み進めるのが楽しみ

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    2020年12月11日
  • 三軒茶屋星座館3 春のカリスト

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    ネタバレ

    まさかのリリーが。そして月子の本当あの父親が。葵ちゃんととうとう。と、色々展開がごろごろ転がります。
    しかしどんなにシリアスでもゼウスが変態な話で涙が一瞬引っ込みます。
    保科さんがいいキャラしていてもっと絡んでほしいです。
    気になる衝撃発言で終わったので最終巻が気になります。

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    2020年11月27日
  • 三軒茶屋星座館1 冬のオリオン

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    星座館に来る人の物語に絡めて話される星座の話(ギリシャ神話)が面白かった。特にオリオン座と蠍座が常に追いかけっこをしていて同時には見られないストーリーが良かった。
    主人公の話し方はちょっとキザな感じ。月子はいい子で可愛い。

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    2020年05月03日
  • 三軒茶屋星座館1 冬のオリオン

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    自分が近辺に住んでいるからだろうか
    登場人物の近影を探す
    あれ、あれ、といつでも探す
    もし自分が物語の中に登場していたら、どのような役だろうか、今持っている苦しさやもどかしさを全て忘れさせてくれるのだろうか
    そんなことはないけれども、ちょっとだけ、知らない誰かとの出会いに希望が持てる気がした

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    2020年02月19日
  • 三軒茶屋星座館4 秋のアンドロメダ

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    シリーズ完結編。
    ほのぼの星座話じゃない、なんだか地下抗争の話になっちゃったけど、星座館のみんなはやっぱり好き。

    ピカ爺!!そうだったのか~

    月子には幸せになってほしいな

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    2019年12月12日
  • 三軒茶屋星座館4 秋のアンドロメダ

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    最終巻。星座の話かと思って読み始めた一巻から考えるとずいぶんアンダーグラウンドな話になっていた。
    2019/10/11

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    2019年10月11日
  • 三軒茶屋星座館4 秋のアンドロメダ

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    完結編。

    もう読み終わった後、ピカ爺!と叫んでた自分がいたとかいないとか。

    家族って何なんですかね。。

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    2019年08月09日
  • 三軒茶屋星座館3 春のカリスト

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    少し間をおいての3巻。前2巻の星座のお話を忘れつつあるw

    でも相変わらずギリシア神話面白いなぁ。
    神話の登場人物とかをどっかしらでまとめたいw

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    2019年07月27日
  • 三軒茶屋星座館1 冬のオリオン

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    星好きだけど神話に詳しくない人におすすめしたい。
    小学生の頃に星座や神話の本を読んでいたけど大部分忘れていて、この本を読んでまた神話って面白いなと感じました。

    和真が現代風?小噺風?に神話の話をするのがおもしろくて、電車の中で読むと笑いそうになる口元を堪えるせいで薄らニヤつく不審者になります。
    ギリシャ神話の神様達が人間臭いのもギリシャ神話の魅力ですね。
    神話を知らない人には堅苦しくなくて取っつきやすいし、神話を知っている人だと神話の神秘的な世界をぶっ壊しにかかってる感じがおもしろいかと思います。神秘的なままでいいと思う人には向かないかも。

    星座館に訪れる人の悩みに絡む星座の話と、それを聞

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    2019年05月31日
  • 三軒茶屋星座館1 冬のオリオン

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    知っている場所が舞台なので、風景を想像しながら楽しんだ。話の中で主人公が星座の説明をするのだけれど、その時のギリシャ神話の解釈がかなり斬新。登場人物も、それぞれ魅力的なのでシリーズの続編が楽しみ。

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    2018年08月31日