見田宗介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ学部生時代に手にして、途中まで読んでほっぽりだしてしまっていた。
部屋の整理をしたら久々に目にしたので、再読してみたら、当時とは違って読み終えられた。
少しは成長したのだろうか。
四(章?)の、情報のコンセプトの二つの位相という件がよくわからなかった。
何を言わんとしているのか、また寝かせた後に再読したほうがよさそうだ。
自分が成長していることを期待して。
全体を通して、ヴィジョンを提示するというスタンスではなく、軌跡をなるべくコンパクトに理論的にパッケージングするというスタンス。
初版1996年からもう15年程経過しているけれど、そこで語られていることは、今にも相当に当てはまる。
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Posted by ブクログ
哲学って何?という話をしていた時に紹介していただのが見田宗介さんでした。
西洋でなく日本から生まれた思想とは如何なるものかを知りたくて手始めに読んだのがこの『社会学入門』です。
★★★
序章
人間は、重層的な関係の中に本質を持つ。
従って人間の学である社会学は、領域を横断する学問である。
コラム
社会のは主体的/客観的、共同体的/社会態的という2つの軸の組み合わせで存立する。
社会という言葉は内部性/外部性の転変を見せてきた。
一
社会学は、比較から他者を知り、「当然」という既成概念を崩して人間の可能性への想像力を獲得する方法論である。
二
世界のあり方、存在するものに対する感覚は