多田克己のレビュー一覧

  • ひどい民話を語る会
    幼少期、母に寝物語をねだると段々と眠気でむちゃくちゃな話になっていった。それが面白くて私は余計にお話をせがむ。民話もそうやって紡がれてきたんだろうなぁ。
    綺麗に整頓された物語は、そりゃあ完成されているけれどそこにはない刺激が民話にはある。
    なんて真面目に感想を述べてみたけれど、そんなことよりも語り口...続きを読む
  • ひどい民話を語る会
    かる〜く読めます(笑)
    かなりビロウな話だらけなのでお気をつけください(食事中 厳禁!)
    やっちゃってる爺婆が大活躍。
    京極夏彦氏がちょいちょい挟む小ネタに大爆笑でした。(必殺シリーズファンファーレ、ビオランテの沢口靖子)
    嫌いじゃないです。と言うか好き。
  • ひどい民話を語る会
    いやホント、ひどい話ばかりでした(笑)。冒頭の京極先生に封印したままでは進めない2つの言葉を言わせちゃって、あ~あ言わせちゃったよーって思ったけれど、紹介されている話はたしかにそんな内容ばっかりで、そこが面白い。声を出して笑ってしまった。昔話、伝説、世間話なんかと違って、整っていなくてムチャクチャで...続きを読む
  • ひどい民話を語る会
    タイトルから興味深かったのですが、まさかこんなに面白いとは! 読みながら、声を出して笑ってしまいました。民話にはひどい話があるのは知っていたのですが、「語る人のウケ狙いで作られた」という京極氏の言葉に膝を打ちました。それまで、「なんだこの意味不明なオチ」と思っていた民話が、俄然魅力的に感じました。
  • ひどい民話を語る会
    民話マニアが珠玉(?)の面白ひどい話を持ち寄って語る本。とんでもない屁や糞が飛び交いふざけた省略や付け足しは勿論、教訓もへったくれも無いという凄まじさ。なのに抜群に面白い。珍奇な話、変な話、謎の話が好きな人はぜひ読んで欲しい本です。日本の民話すごい。
  • ひどい民話を語る会
    ゲームや漫画やインターネットがなかった時代には、
    おじいさんやおばあさんが語る昔話が子供たちの最大のエンターテイメントでした。

    フロイトが提唱した肛門期という言葉がありますが、
    今も昔も、子供たちはうんこやオナラが大好き。
    子供たちのウケを狙って、語り手のおじいさんやおばあさんたちも、
    ついつい、...続きを読む
  • ひどい民話を語る会
    京極夏彦と多田克己と村上健司の3人の『妖怪馬鹿』(同名の文庫が新潮文庫より既刊。こちらも面白い)+黒史郎という豪華メンバーの座談会本。

    柳田國男が無視した、面白くも(下品でどうしようもない様な)酷い民話を軽快な語り口で紹介しています。ちなみに私は犬聟入の民話が好きです。
  • ひどい民話を語る会
    ウンコを食わせたり、尻にした栓が屁の勢いで吹き飛んで婆を殺してしまうとか、なんかそういう「ひどい民話」についてのトークショーをまとめた本。最高に面白いけど、一番印象に残ったのは民話でなく、作家の平岡夢明のこんにゃくを食べて、未消化のまま便に出てきたこんにゃくをまた食べてを繰り返すと、最終的にこんにゃ...続きを読む
  • 百鬼解読
    妖怪とは何か? いかにその名と姿を与えられ、今に伝えられてきたのか? 姑獲鳥(うぶめ)、魍魎(もうりょう)、火車(かしゃ)、絡新婦(じょうろうぐも)、ひょうすべ……京極夏彦の「妖怪シリーズ」に登場する妖しきものどもを網羅、解読し、学問的に位置づけた驚異のガイドブック。
  • 百鬼解読
     江戸時代の絵師、鳥山石燕が著した妖怪図典『画図百鬼夜行』シリーズ。全十二作のこのシリーズは、誰もが知っている有名所の妖怪に始まり、だんだんとあまり知られていない妖怪やこの図典にしか紹介されていない妖怪が増えていく。
     水木しげるや京極夏彦、そして『妖怪ウオッチ』など、妖怪熱がなかなか覚めない人なら...続きを読む
  • ひどい民話を語る会
    京極夏彦をはじめとする妖怪譚とか民話を収集している4人が集まってひどい民話を語る本。
    ひどいってどういうひどいだろうと思ってたけど、思った以上にひどい。とにかくウ⚪︎コとオナラの話がほとんど。昔からそういう下ネタで人々が笑ってきたんだなあと思うと感慨深いけど、それでもひどい。
    桃太郎のおばあさんが川...続きを読む
  • ひどい民話を語る会
    京極夏彦、多田克己、村上健司、黒史郎という、妖怪好きなら大概の人が知っている四人が日本の民話、その中でも”ひどい”民話について語り合った本です。昔話の原型は教訓なんか全くなかったり、意味不明な話だったりすることが往々にしてありますが、その中でも特にワケのわからない話やシモ系の話が紹介されています。”...続きを読む
  • ひどい民話を語る会
    各地に伝わる民話から、とりわけひどい(小学校低学年男子が好みそうなひどいやつ多め)を語る座談会形式の本
    ひどさで笑いを取りに行ってるな!の話がほとんどなので冷静になってはダメです。いや、それどういう?えっなんでそんな理不尽な?みたいなのばかりですが、それこそひどさです。それがよい。
    これを楽しく語っ...続きを読む
  • ひどい民話を語る会
    前半はシモの大盤振る舞いで閉口だけど、面白がって語り合っているのが楽しい。個人的には『釈迦と弥勒』がクリーンヒット。
  • 妖怪最強王図鑑
    20210525
    日本の妖怪トーナメント。
    戦い方の特徴がわかりやすく、楽しく読めた。

    都市伝説(口裂け女とか)や幽霊(小岩さんとか)は妖怪ではない、という括り。

    まさかカマイタチとヌエで、カマイタチが勝利するとは…
    みたいな。
    でもバトルシーンをみると、なるほどなーという感じで。
  • 百鬼解読
     多田克己といえば『妖怪馬鹿』で京極夏彦にいじられていた人、そういう印象だった。馬鹿は私だ。多田先生、何たる博覧強記。石燕の妖怪画を読み解くために、これほどの博引旁証が必要なのかと圧倒された。当時の花柳界の知識まで欠かせない。
     今では妖怪というと子どもの遊び相手のような印象なのだが、江戸時代なかん...続きを読む
  • 幻想世界の住人たち 3 中国編
    なんか濃い。
     支那の、恐るべき文化がひりだした、恐るべきいろいろ。
     ロボット的なものが出る、精霊とそれを喰ふ人が出る、アンデッド的なものがまぁ出てくる出てくる、支那ってすさまじい。
     最後の関係で、筏ってふか筏なんだけど、千人の乗るそれをスペースシップと言ひはるアレがある。
  • 幻想世界の住人たち
    懐かしい。
    ここから、「Truth In Fantasy」が、始まったんだよね~。京都のブックストア談に、いそいそと買いに行っていた頃を懐かしく思い出します。
    あの頃の談の3階は、本当に、欲しいものがいっぱい置いてありました……(遠い目)

    今回、全部、文庫になるのかな?なって、ほしいですが、でる順...続きを読む
  • 百鬼解読
    京極夏彦さんが挿絵を描いていらっしゃるのですが水木しげる先生の影響が強いなーと思いました。中身は妖怪の解説本です。
  • 日本と世界の 「幽霊・妖怪」がよくわかる本
    人気シリーズだから知ってるよね~
    読みやすくて、イラストが綺麗です。
    パッと見るにはとてもいいです。
    最後の辺りには参考文献も載ってグーです!