松井優征のレビュー一覧
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ネタバレもうずいぶん前に完結した漫画なのでいまさら感はあるが、大好きな漫画なので記録。
これは何の漫画か?と聞かれてここまで説明しづらい漫画も珍しい。というわけで、作者の言葉を借りると、この漫画は「推理物の皮をかぶった娯楽漫画」である。
ものすごくアクの強い個性的な絵(上手かといわれると微妙)のせいで、ちょっと人には勧めにくいが、最初から最後までストーリーに筋が通っていて、主要なキャラがそれぞれきちんと役割を果たしつつ成長してどんどん魅力的になっていくから、読んでいて心地よい。クリーチャー類の造形もステキ。(てか推理物にクリーチャーがでてくる時点でもう、ね。)
奇抜な絵のトンデモ展開漫画と思いき -
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1〜23巻までまとめて読むと良さがわかる。特に後半の収束具合がすごくて、そしてそのまま綺麗に完結。後半の展開力は本当に目を見張るものがあった。今までのが色々繋がっていく感じ。直接関係の無い事件もシックスの技となって出番があったし。ドーピングコンソメスープ(笑)とか。
X、i、XI、VIのネーミングセンスも好き。
後書きの「打ち切りを想定して色々な長さでの完結パターンを考えていた」を見て感動した。グダグダ続けてる長期連載(笑)漫画家に聞かせたいね。ちなみにこの20巻前後パターンが想定してた最長パターンらしい。素晴らしすぎる…、今後の連載漫画はこのスタイルにすべき。 -
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“「早く帰れバカ魔人 そんでさっさと戻って来い
何余計な心配してんのよ自分の体が死にそうな時だってのに
わかってるよネウロ あんたの体は魔界じゃないと生きられなくても
あんたの脳は地上じゃないと生きれないって」
「………」
「でもね 戻って来た時人間が変わる事とか『謎』が減ってるかもしれないとかそんな心配しなくていいよ
人間の世界は変わらない 変わらない欲望で進化を続けて…未来を作り『謎』を作る
ネウロと一緒にいて出した答え 私も同じ 約束するよ私ももっともっと成長<しんか>する
あんたがいつどこに帰ってきても…すぐに私を見つけられるぐらい輝くから
あんたに護ってもらわなくても もう私は 人間 -
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“「貴様ももうわかっているだろう
我が輩が…貴様を連れて来るのはどんな時だ?」
「私の力が…必要な時」
「確かめてみてはっきりしたが 今の我が輩には奴等2匹と同時に戦っては勝ち目は無い
だから頃合いを見て我々は2手に別れる
すると…「シックス」は我が輩を Ⅺは貴様を殺しに来るだろう
「シックス」の性格から考えてその逆は無い
その時 あえて我が輩は…貴様を護るのをやめる
わかるな?貴様がⅪを倒すのだ」
「…!!私が………..どうやって?」
「Ⅺが内面まで誰にでもなれるのなら…理論上は前身でもある怪盗“X”にも戻せるはずだ
必要なのは自我 Xとしての自我を取り戻させる事ができたのなら…その時点でⅪ -
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“「「出会わなきゃよかった」 助手さんを怒らせたのはその言葉ね?」
「言っちゃいけない言葉なのはわかってます
…あいつがその言葉にどれだけ失望したかも
…でもそれでも耐えられなかった」
「……」
「…よく例えられるけど人と人との出会いは..磁石に似てると思います
その人と出会うと磁力同士が引きつけ合ってくっついて…
私自身の体積が増える…それはうれしい事だけど
でも その人が私の前から消える時
その人の磁力が大きければ大きいほど…出会った時以上に私の体積を持ってっちゃう
…だったらもう出会わなきゃいい 大事な人なんて少ない方が…増えもしないけど減りもしないから」
「…………探偵さん?
少なくと -
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“「ダメよネウロ様 これ以上は教えられない
話せるのは私が敗北した分の情報まで 警察も遅かれ早かれ知る情報よ
私の口は…これ以上あの方の不利益にはなれないわ
貴方は素敵よネウロ様…でもあの方以上にトキメける舞台を与えて下さる方なんて…この世に存在しない
…来なさいアラン 何驚いてるの下僕の名前ぐらい全員覚えてるわ
役立たずの上に裏切ったけど…それでも見捨てず仕える喜びを与えてやるのが主人の務めよ
お供しなさい最後まで」
「……!!」
「小娘 覚悟は良くて?
これ以上あの方に近付けば…人間はより大きな犠牲を出す
大事なモノを失う事 本当にあなたはそれに耐えられて?」
「……」
「さよならネウロ様 -
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“「……ネウロさぁ」
「何だ」
「この能力<どうぐ>つけてじっとしてればとりあえずの魔力は保てるんでしょ?
だったら『謎』なんかに手を出さず…事務所でじっとしてるのもアリなんじゃ?」
「愚問だな
貴様は点滴だけの病院生活で満たされるのか?」
「………無理かな」
「だからその能力は最後の手段なのだ
あの男の主張はほぼ正しい 目標のためにはどんな苦痛も課す価値がある
忘れてはいるまいなヤコ
我が輩の最終目標は…究極の『謎』を喰う事なのだ
目標のためにまず今為すべき事は『謎』を減らす生物的天敵
「新しい血族」を無力化させる事だ
さあ活動再開だ ヤコ」”
ヤー坊の最期の一言が悲しい。
ヤコの腰回りあ -
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“「笹塚さんあのねっ…ネウロは人間をゴミの様に使うけど」
「黙ってろ!!舌切るぞ」
「…だけどあいつは…人間を捨て石にして殺したりは絶対にしない
全力で立ち向かえば…必ず開ける道を用意してる
それが…「新しい血族」とネウロの違いだよ」
「………わかったよ」”
恐るべきスタイリッシュジャンピング土下座。
「治癒の失速」の衣装良いなー。黒もストールも似合ってる。
吾代さんと笹塚さんの出番増加。二人とも格好いいようん。
チー坊の昔は良いキャラなのにな。
しかしキャラ投票本当何があったんだ。
“「じゃあ逃げれるか?」
「…バカか …逃げれるわけねーだろこの傷で
おまけに車は潰され オッサンと探偵は -
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“「…でも今の人…「新しい血族」らしくない
心底からの悪人じゃないように見えたよ」
「フン 悪か善かは関係ない
生物として邪魔なのだ
だから…我が輩と奴等は潰し合う運命にある
…では奴の土俵に登って来よう」”
第143話の扉絵良いな。
笹塚さんもっと寝ようよ!
ヤコがネウロにチョコ渡すシーン良いな。
というかヤコ身長伸びてる?描き方が変わっただけ?
テラの性格が気持ち悪い。
怒ってるネウロも皹入ってるネウロも格好いいなぁともやもや。
でもまさか笹塚さんにバラしちゃうとは。
黒髪、髪留めでとめてないのもかっけー。
“「攻める?攻めるだと?
その体その状態でよくも言ったものだね
この顔にキズを -
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“「どッどうしてそこまでわかる!?」
「だってそこら中にレジ袋とレシート落ちてるもん
1人暮らしにあんな長~いレシートって事は…お金の計算とか何も考えずにモノ買う余裕があるって事
貸してもらったフライパンも十回も使ってない新品だったし…」
「う…」
「こんだけ広い家なのにキッチンの機能性はほとんど無いし
ちょっと臭うしねコンビニのゴミはかさばるから…別の部屋に大量に溜めてるとか?」
「…おまえ…すごい観察力だな」
「こんなの普通の人なら皆わかるよ
頭の良い人に限って…肝心なとこが見えてなかったりするモンだよ」”
「新しい血族」編がじりじりと。
あかねちゃんが何か久々な気がした。
第137話あ -
Posted by ブクログ
“「ヤコ 不安だって1人で抱えちゃいけないよ?
最近何か暗い事でもあったんでしょ
でも多分…そんな時は1人で悩んでたってしょうがないよ」
「……お母さん」
「私でもいいし友達でもさっきのネウロ君でもいい
誰かと一緒に楽しく過ごして忘れちゃえ
不安な事はやり過ごしちゃえば…ちゃんと次は楽しい事がやってくるから」
『ああ 近すぎて気がつかない時もあるけど
私の周りには頼りになる人達ばかりだ
…そうだ 悪い方ばかり見てないで楽しい事に目を向けよう
…そんなわけで少しの間楽しい話を紹介します』”
笹塚と石垣のチームに加わった女刑事、等々力。
ちょっと休憩話。
豪快クッキングにちょっと度肝を抜かれる。