松井優征のレビュー一覧
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購入済み
温かさを学べる教室です。
私はあまりグロいお話とか異常な感じのお話が好きではなく、敬遠してました。
中途半端な部分までしか無い試し読みを読んだせいもありました。
それでも評判が上がっていくこの作品をなぜそんなに人気があるのか知りたくて読んでみたら完全に誤解していることがわかりました。
おちゃめで可愛らしい先生に、落ちこぼれと蔑まれて下を向いてはいるものの、それぞれの個性と長所を持った生徒たち。
陰惨な気持ちになると思ってたのに、とんでもなく明るい気持ちにさせてもらえます。
誤解してた頃の私と同じような理由で敬遠してる方々にこそ読んでもらいたいなーと思って書きました。
思いっきり笑って、温 -
Posted by ブクログ
ついに殺センセーの過去が明らかになる…!!
―――の一歩手前までの巻。
前半と後半での話のテンションの差がすげぇな、とまず(笑)しかし、やっぱりギャグは文句なく面白いし、シリアスな話は一気に引き込まれる。特に前半の『演劇の時間』では爆笑しました。みんなの演技力と淡々と進む重たーい内容が見事。他のクラスとの関わり方も良い方向に向かってるんだなぁ……と、ほっとしていたのに、そこに意外な人物からの暗殺が来て一気に話が進む進む…。先生に教わった技を躊躇なく実行した渚は本当……さすが主人公……(笑)
その後ろでサッと携帯を構えるカルマと中村さんが笑った。
次巻ではいよいよ殺センセーの過去が明らかにな -
Posted by ブクログ
進路の時間。
親の希望が子供の人生に影響を与えるのは仕方のないところ。なにしろ、一番多くの時間を共有するわけですからね。
ただ、2周目扱いされるのはこまりものです。渚の母親ほどあからさまでないにしろ、誰でもそうしてしまうのではないかな、と思ってしまいます。自分は人の親ではないですが。
「ただ我が子が無事に生まれて そこそこ無事に育っただけで喜んでくれたら 全てが丸く収まるのに」
こんな台詞が出てきますが、「そこそこ無事」の中に、親の希望が入ってくるから、2周目扱いになったりしちゃうんじゃないかな、と。
誰でも挫折を経験して、それを乗り越えたり、へし折れたりして、人生を紡いでくるもの。その経