アンジェラ・ダックワースのレビュー一覧
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・成功には才能よりGRIT(やりぬく力。情熱と諦めない力)が大切。
・成功者は粘り強く努力家であり、自分が何を求めているかを理解している。
・偉業も、実際は小さな当たり前をたくさん積み上げた結果。継続して正しく積み上げると卓越したレベルに到達できる。
・やり抜く力が強い人は、人生の目標と中位・下位目標が関連している。
・やり抜く力を自分で伸ばすには
1.興味
興味を掘り下げる
2.練習
自分のスキルを上回る目標を設定しクリアする練習を習慣化する
3.目的
自分の取り組みが自分より大きな目的と繋がっていることを意識する。「人のため」の目標を持つと強い。
4.希望
絶望的な状況でも希望を持 -
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行動科学に基づいた具体的なテクニックが学べる一冊でした。特に「フレッシュスタート」や「誘惑バンドル」の考え方が参考になりました。
自分自身はある程度忍耐で乗り越えられることも、高校生の子どもにはまだ難しい。この本を読んで、忍耐だけに頼るのではなく、好きなことと学習を組み合わせて続けられる仕組みを作ることの重要性を理解できました。
また、「人は助言をされるよりも、誰かに助言することで自信がみなぎり成果を出す」という知見も印象的で、実践してみようと思いました。
新学期などの節目を利用する戦略など、今後の有効なヒントとなり得そうな内容が豊富でした。 -
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◯人は素晴らしい人を見ると努力でないと才能と評価する。オリンピック選手の日々の努力には目を向けない。
◯トレッドミルと心理的満足度の相関がある。基礎体力でなく、何が何でも頑張ろうとする意志力。
◯最上位の目標をもとに日々の小さな目標を頑張る。
◯人間は周りに環境を受けやすい→gritもそう。世代によって差がある。
年齢を重ねた方がgritは強まる。(成熟)
因果応報の方がお説教より効果がある。(遅刻したら首だよ)
「成熟の原則」というのは、つまるところ、それに尽きるのではないかと思う。私たちは人生の教訓を肝に銘じ、慣れない状況のなかでがんばっていくうちに、やがて新しい考え方や行動が身に -
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•人が成功するかどうかを決めるのは、才能よりも「情熱と粘り強さ」である。
•この「やり抜く力(GRIT)」は、長期的に目標へ取り組み続ける力を指す。
GRITの構成要素
1.情熱(Passion)
•目標が一貫していること。短期的な気分や興味でぶれない。
•好奇心や関心を持ち続け、時間をかけて深める。
2.粘り強さ(Perseverance)
•困難や挫折があっても諦めずに続ける姿勢。
•毎日の小さな努力の積み重ねが成果につながる。
GRITを育てる方法
1.興味を探し、育てる
•興味は突然見つかるものではなく、経験を通じて深まっていく。
2.練習を継続する
•意図的な練習(弱点を意識的 -
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やり抜くための力がないのは今まで熱意を持って取り組みたいと思うことがなかったからなのだと知った。
そして私はグリットのスキルが極めて低く、他人の役に立ちたいと思う度合いが人より低いということも分かった。
ニーチェ曰く、少しでもできないことがあると断念して諦めていたけど、自分でそのストレスを制限できればもう一度同じ挫折に出会したとしても、ストレスと感じず、さらに最強になるという。
励ましと支援
賢明なフィードバック ex こうした方がもっと良くなりますよ。期待しています。
やっぱり環境は大事
一歩ずつ前に、続けること自体財産
転んだら起き上がる -
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北海道旅行(3/9-3/12)の時に読んでいた本を今感想書くという。
この本は題名は「自分を変える方法」と大々的に書いてあるが、
書いてあることは、
「面倒なことを、めんどくさくないと
自分自身に思わせるためにはどうしたらよいか。」
「新しいことを始めるとき、人間はみな腰が重い。
それをスッと始めるためにはどうしたらよいか。」
が書かれている、ハウツー本である。
私は春休み中かなり怠惰な生活を送っていた。
そして、これまでの大学生活の中でも、夜遅くまでインスタの
リールを見てしまい、翌日の授業が眠たい。
のような事例が多々あった。
このだめな生活習慣を断ち切り、何か目標に向かって努力をする -
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ネタバレ良いことをする時は今すぐ喜びや満足感が得られない。→現在バイアス
追求そのものを楽しくする
意志力を過信するのをやめる→困難な目標にもっとうまく取り組める
人は楽しくなければやらない
大人は子供よりも後回しにする回路が発達してるが、基本は子供と変わらない
誘惑ハンドル(抱き合わせ)
→運動しながら楽しい本のオーディブルをきく
※差の数値微妙そうだけど
賞賛や評価が継続につながる
くだらないと感じた瞬間台無しになる
自分にとって有益な行動が、都合よく楽しいものであることはほとんどない
経済学の原則
→拘束よりも自由 制限よりも柔軟
だけど人はこれに反する選択をすることがある
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ネタバレフレッシュスタート効果=新たなスタート、のタイミングを利用する。「今変わらないと二度と変われない」
引っ越し後の行動変容は成功率が高い。
始める日は、初日感が出る名前をつける。
新年の誓い=誓わなけば始まらない。
未来の自分を信じない=現在バイアスに戦う方法。自分の失敗には目をつぶる。
意志力を過信しない。活動に楽しみを加える=どんな薬も砂糖で飲める。
誘惑抱き合わせ戦略=ジムでしかドラマを見られない。
ゲーム化=自発的に設定することが大事。義務的だと効果がない。欲求を味方につける。
鍵付き口座で制限を付けたほうが貯蓄が進む。
自分を縛り付けて先延ばしをさせない。
あらかじめ、行動の先回りを -
Posted by ブクログ
スタートは、日々の行き詰まりを「解決すべき具体的な問題」=敵として捉える。
最強の戦略家は、敵を正しく評価し、それに合わせて戦略を調整する。
始めるタイミングは「フレッシュスタート」
元旦でも月初、週頭でもいい
環境変化などもってこい
何度でもリセット&トライ
上手く回っている時は要注意→悪い方向に行く
可能性がある
自分の意志を過信しない。人は楽な方に流れる
誘惑バンドル(楽しい事とセットで行う)
ゲーム化(目標追求に目先の満足を加える)
目標達成の為に「自分に誓約をかける」事も必要
誘惑に先回りしてコミットメント装置を作る
金銭をかける「キツいコミットメン -
Posted by ブクログ
行動科学に基づくやり方で参考になりました。
自分の行動変容だけでなく、子どもの行動変容にも役立てそうです。(私自身が中学受験を控える子どもがおり、自信を持たせることとか、同レベルの集団で影響を与え合う環境におくことの重要性を認識しました。)
世間でのいろいろなサービスや行政の施策にもこれらの理論が使われていそうであることが認識できました。
そういった理論が使われていることを踏まえた上で、各種の施策に対して自分がどのような行動を取るのがよいかを判断していくことができるようになるので、今後の人生に大きく活かせそうです。
同調の章に悪用のことについて言及されていますので、実生活でも注意したいと思