アンジェラ・ダックワースのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
粘り強さをどのように身につけ、育てていくのか。その一つの答えを示してくれる一冊でした。
日々子どもと関わる立場として、本書にはテストの点数や受験の合否を超えた、本当に大切なことが書かれていると感じました。
それは、私がこの仕事を選んで以来ずっと考え続けてきた問いを、的確に言語化してくれるものでした。
目先の結果ではなく、人生を通して育てていきたい力とは何か。本書はその本質を問い直してくれます。
これは、自分自身の人生にも当てはまると感じました。特別な才能があるわけではない自分でも、何かを成し遂げたいと思える――そんな前向きな気持ちを与えてくれる一冊でした。 -
Posted by ブクログ
1. 一言で言うと:
究極の成功を収めるために必要なのは、天賦の才能ではなく、長期的な目標に対して情熱を絶やさず、困難に直面してもあきらめない「やりぬく力(GRIT)」であるということ。
2. 重要な3つのポイント:
• 「才能 × 努力 = スキル」「スキル × 努力 = 成就」
努力は2回掛け算されるため、どれほど才能があっても努力を続けなければ「宝の持ち腐れ」で終わります。成果を出すためのエンジンは常に「努力」です。
• 「情熱」とは、一つのことに長く興味を持ち続けること
ここでの情熱は、一時的な熱狂ではなく「コンパス」のようなものです。数年、あるいは数十年というスパンで同じ方向を向き続ける一貫性を指します。
• GRITは後天的に伸ばすことができる
「自分には根性がないから」と諦める必要はありません。興味を深め、練習を積み、目的に貢献し、希望を持つという4つのステップで、誰でも内側から育むことが可能です。
3. 心に留めるべきアクション:
• 「意図的な練習(Deliberate Practice)」を取り入れる
ただ漫然と繰り返すのではなく、「今の自分には少し難しい課題」に集中して取り組み、即座にフィードバックを得て改善する習慣をつけましょう。
• 「上位目標」を一つに絞る
自分の行動の優先順位をピラミッド型に整理し、一番頂上にある「人生で成し遂げたい究極の目的」に繋がらない瑣末な仕事は思い切って削ぎ落とします。
• 成長思考(グロース・マインドセット)を持つ
失敗を「能力の限界」ではなく「学習のプロセス」と捉え、「今はまだできないだけだ」と自分に言い聞かせる癖をつけましょう。 -
Posted by ブクログ
10年近く前のベストセラーを今更読んだ形ではありますが、とても良い本でした。今年一番だったかも。成功のために必要な能力が、スポーツであれ、芸術であれ、学力であれ、ビジネスであれ、一貫してやり抜く力で説明が出来たという本。
この本がベストセラーになったことは、子育てでも、ビジネスでも、スポーツの世界でも、共通の課題な上に、「やり抜く力が大事」というなんとなく誰もが知っていることを、アカデミックなアプローチでロジカルにまとめたことだと思います。
この本を読んでいると成功者に共通する能力であるやり抜く力の大切さを再認識させられる。そしてやり抜く力は意欲や興味そして一緒に頑張れる仲間などがドライバーとなり、私たちの中で育まれていくものであり、そこにはたとえ才能のような生まれ持った要因があったとしても、些細なことに感じられる。
また、スポーツ、教育など様々な立場の超一流の方々に行ったフィールド調査やインタビューの記録は、私たちが"才能"と言う言葉でまとめてしまうにはあまりに泥臭く、生々しいものが多く、この人たちの才能って地道な努力をずっと続けられる力なんだということを感じ、勇気をもらえる一冊でもあります。
【やり抜く力をつけるには】
☑︎ 情熱:目的を持ち、興味があることに取り組む(情熱ドリブン)
︎☑︎ 粘り強さ:自分ならできるという希望を持ちながら、ストレッチな目標を立てて、地道な練習、勉強などで量をこなすこと(そのための支援を惜しまない)
☑︎ 環境:すごいチームに所属して、自分を引き上げてもらう -
Posted by ブクログ
本書は、心理学者であるアンジェラ・ダックワース氏が、人生のあらゆる分野における成功の決定要因を解き明かした一冊です。著者は、軍の士官学校やトップレベルのビジネスパーソン、さらにはアスリートまで、様々な分野で卓越した成果を上げる人々を長年にわたり研究しました。その結果、彼らに共通していたのは、IQや身体能力といった才能ではなく、「情熱」と「粘り強さ」を併せ持った「やり抜く力」であったことを突き止めました。本書は、この「グリット」が一体何であり、どのようにすれば後天的に伸ばせるのかを、科学的根拠と共に示してくれます。
本書の中で特に印象的だった点を2つご紹介します。
一つ目は、グリットが「情熱」と「粘り強さ」という2つの要素から成り立つという定義です。ここで言う「情熱」とは、単なる一時的な熱狂ではありません。自分の興味がある分野に対して、長期にわたり一貫して関わり続ける、息の長い探究心を指します。そして「粘り強さ」は、困難や失敗、スランプに直面しても、目標に向かって努力し続ける力です。著者は、この両方が揃って初めて、真の「やり抜く力」になると強調します。短距離走のように駆け抜けるのではなく、マラソンのように、遠大なゴールを見据えて走り続ける力こそが、グリットの本質なのです。
二つ目は、グリットは「育てられる」という希望に満ちたメッセージです。才能と聞くと、生まれつきのものと考えがちですが、著者はグリットは筋肉のように鍛えることができると断言します。そのための具体的な方法として、「興味を見つける」「意図的な練習(Deliberate Practice)を積む」「目的意識を持つ」「希望を失わない」という4つのステップを提示しています。特に、自分のスキルを少しだけ超える課題に集中して取り組む「意図的な練習」の概念は、日々の仕事や学習にすぐにでも応用できる、非常に実践的な知見だと感じました。
私自身、リーダーシップや組織論に関する本を読む中で、「粘り強さ」や「継続力」の重要性は認識していましたが、本書はその概念を「グリット」という言葉で再定義し、科学的な裏付けを与えてくれた点で、非常に大きな学びがありました。とかく精神論で語られがちな「努力」という行為を、心理学的なアプローチで分析し、誰もが実践可能なレベルにまで落とし込んでくれている点に、深く感銘を受けました。「自分の努力は、決して無駄ではなかった」と、過去の挑戦を温かく肯定してくれるような読後感がありました。
本書は、子育て中の親御さんや教育関係者はもちろんのこと、部下を育成する立場にあるマネージャー、そして自分自身の限界を乗り越えたいと願うすべての人にとって、必読の一冊と言えるでしょう。才能の有無に悩んだり、目標達成を諦めかけたりしている人にこそ、手に取っていただきたい。成功の鍵は、あなたの中に眠る「やり抜く力」にある。本書は、そのことに気づかせてくれる、力強いエールとなるはずです。 -
購入済み
もっと早くに出会いたかった!
タイトルに尽きる。
私は昔から何事も続けられず、すぐ挫折しては辞めるを繰り返す人間だった。
この本には、生きる上で大切な事がたくさん書いてある。
世の中の成功者、その多くは才能があるからだってどこかで思っていた。
私には、そんな才能は無いし無理だと諦めていた
。
けど、そうじゃない。
天才と呼ばれる人達も、毎日努力し続けている。
途方もないくらい大きな目標でも、小さな積み重ねを毎日継続する。これが重要だった。
ただ練習するのは意味が無く、「意図的な練習」が必要であること。
アスリート達も、「意図的な練習」をしている時は、楽しいわけじゃない。むしろ辛いと感じていること。
才能があれば、楽々やってのけるわけじゃない。
私達と同じように、練習は辛かったり、つまらないという思いをしている。
それを我慢して毎日毎日、練習を積み重ねている。
自分の限界を超えるために。
今、いい歳になってからやっと知れた。
大事なのは「才能」じゃない。「やり抜く力」だって。
もっと若い時に、この事を知りたかった。
本書では、これでもかと「やり抜く力」の重要性について書かれており、著者の熱意が伝わってくる。
自分はあまりにも「やり抜く力」が無かったので、読んでいる途中で劣等感に苛まれる事もあった。
だけど、後半になってから、自分自身に粘り強さが意識として備わってきた気がする。
(本書は少しずつ読み進めていった)
今、とある目標に向かって取り組んでいる事があるのですが、本書に勇気づけられたというか、やる気を引き出してくれました。
「困難な場面でも、希望を見出すこと」
「めげずにやり遂げること」
など、シンプルに見えますが、辛い時にはつい忘れてしまいがちな大切な言葉がたくさん書かれているので、頑張れました。
今後も読み返して、自分を洗脳(?)させれば、より粘り強さが継続しますかね?!
本当はもう少し早く出会いたかった。けど、
今この本に出会えた事に感謝します。 -
Posted by ブクログ
いろんな本を読んできたけど、これが一番説明がしっくりくる。
あぁ、だからわたし出来たんだ。
子どもも大人も基本的には同じ構造でできた人間。
辛いことはしたくない。
嫌なことはしたくない。
だから、楽しさが必要で、その楽しさ、楽しみを作るために工夫が必要になる。
子どもは単純に楽しくないからしない。
でも、大人は楽しくなくてもしなきゃならんことはするけど。楽しくはない。でも、責任あるからする。嫌でもする。大人だからね。
でも、楽しみを作る工夫をしたらもっと違うし、
しなきゃいけないことは、楽しくなくても続くけど、しなくてもいいけどした方がいいこと。
これはなかなか出来ない大人ばかりだけど、
まさに、この楽しみをみつけてやっていく。
これ本当に大切。
わたしは、建築士の勉強を血反吐吐くほど頑張ってパニック症になり、自律神経おかしくするほどに頑張り通したけども、実際勉強なんかやりたくない。
だけど、点数とれるようになるのは楽しいし嬉しい。
家事も育児も仕事あって、いい加減にしてくれ!まじで!わたし!いっぱいいっぱいなんですけど!きーーー!!!!!!!
ってなりそうになったら
痺れるねぇ
って一言言ってみな。って前読んだ本に書いてあって。実際言ってみたら。
ら。
ちょっと、楽しくなるのに気がついた。笑
大変なんだよね、まわってないのよ。
目は回ってるのに。
フッて笑えると力抜けて、
冷静に考えたら、仕事はみんなに拝み倒してとにかくこれ合格させてくれ!って頼みまくった。
そしたら、できるだけみんながわたしの負担してくれた!
家事も手抜きはどんどんして、今は交代でやってくれるようになって、土日のご飯は旦那がフルで作って、買い出しも行ってもろてる。笑
あーとんでもねぇ状況でも、
やっべ!やっべ!
って楽しんでみるのはありだよな。
と、読みながら思った一冊です。
今は二次試験。
まだまだとんでも毎日だけど、夜はアタイ休むよ。って決めて詰めすぎないように、楽しめる余力を残して頑張る術を身につけたここ最近です!
#自分を変える方法
#楽しめ
#建築士一級