吉田恭教のレビュー一覧

  • 凶血 公安調査官 霧坂美紅

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    04月-11。3.0点。
    連続老女殺人事件の犯人が逮捕される。被害者にはある共通点が。
    旧日本軍での細菌研究に端を発し捜査を進めると、恐るべき事実が。。

    スピード感あり。ラストはそう来たか。
    シリーズ化。。うーーん。。

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    2021年04月14日
  • 捜査一課ドラキュラ分室――大阪刑務所襲撃計画

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    03月-05。3.5点。
    警視庁女性キャリア、病気のため外に出れなくなる。若手刑事にカメラ・マイクを装着させ、代わりに捜査させる。
    大阪刑務所で、突然乱入した男達が、囚人5人を殺害。
    犯人は自害し、身元不明。動機は。。

    題名にドラキュラとか入ってるから心配したが、結構正統派。恨みの深さがすごく、身に迫った。

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    2021年03月07日
  • 亡霊の柩

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    槇野康平・東條有紀シリーズ、5作目。

    今回は、かつて槇野が不祥事で刑事を懲戒されたことで迷宮入りになっていた事件が発端。
    このシリーズは、ミステリに少しオカルト要素が加わっているのが特色だったはずなのに、今回はそれが全くなく、ある意味、普通のミステリに。まぁ、槇野の過去の刑事時代にやり残した事件の決着ができたという点では、シリーズとしてはあっても良かったのかなとは思うけど、でもやっぱりオカルト要素がないと物足りない気も。事件のトリック、特に凶器のトリックに関しては斬新で興味深く読めた。

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    2021年02月11日
  • 警視庁特殺 使徒の刻印

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    警察小説と本格ミステリのハイブリッド、とのこと。確かに、途中でいきなり館トリックめいたものが出てきて、本格ミステリっぽくはあったのだけど、トリックがちょっと強引かな。それに、最初の警察捜査で見逃されることもないような気がするし。この作者の他の本でもそうだけど、警察捜査を無能にし過ぎではないかな、とちょっと引っ掛かってしまう。
    刑事と元刑事の犯罪ジャーナリストのコンビ感は良かった。今回、身内がもろに関わる事件だったので暴走気味ではあったけど、このコンビならまた別の事件で読んでみたい気も。ただ、特殺を扱う班として、猟奇殺人なりを取り上げるのはいいのだが、猟奇殺人なのか、トリック殺人なのか、詰め込み

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    2021年01月20日
  • 亡者は囁く

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    2つの事件が結びつくところは面白かったけど、亡霊って唐突すぎだろ。
    よく見たら出版社も解説書いてる人も全然知らないし。

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    2020年02月26日
  • 捜査一課ドラキュラ分室――大阪刑務所襲撃計画

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    オカルト、医療物を得意とする作家さんの刑事もの。
    警察小説はすでに1冊出ているが、いまいちだったし、今作のタイトルも「う~~~~~ん」と言う感じなので、読むのを迷ったが、ここまで全作読んでいるので、とりあえず読んでみることに。
    東京で見つかった謎の性転換手術を受けた男性の遺体。大阪刑務所で起きた襲撃事件。この2つの事件を軸に、遺伝性の病気の為、紫外線を浴びることが出来ない捜査一課の女性キャリア・堂安一花の代わりに、若手の舟木がフィールドワークをこなしながら、事件解決していくと言う内容。
    一応警察小説になるのだろうけど、解説にもあるようにどちらかと言うと推理小説を読んでいるような感覚。
    個人的に

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    2020年02月21日
  • 捜査一課ドラキュラ分室――大阪刑務所襲撃計画

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    紫外線を浴びると皮膚が火傷を起こし、死に至る事もある難病の女性警視が主人公の、(多分)新シリーズ。警視は自宅で日光を遮断しながら暮らし、部下にスマホで逐一指図しながら捜査させる。それで「ドラキュラ分室」という訳。
    なんか最近、こういう特殊設定のミステリが増えた気がするなあ。この女性警視を異常な病気にして安楽椅子探偵にする必然性がイマイチ分からない。
    尤も、事件そのものは面白かった。大阪刑務所襲撃と、性転換をした死体と、連続して起きた誤嚥性窒息死。関係の無さそうなこれらが見事に繋がっていく。この著者の真骨頂と言えるだろう。今回は真相の重さが辛かったが、楽しみなシリーズになりそう。

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    2020年02月05日
  • 捜査一課ドラキュラ分室――大阪刑務所襲撃計画

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    ネタバレ

    本自体は、読みやすい。事件の首謀者がエグイ・・・ 実際にあった事件で人殺しをした女性が中学生の時、男子を実は殺していた。頭も良いのに冷酷、を思い出してしまった。 犯罪者の気持ちにはなれない。 所で最後に出で来る、大学生の事件の男女、初めに日記で男性が告って無い?あとの所と辻褄が合わくない?

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    2020年01月29日
  • 警視庁特殺 使徒の刻印

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    大好きな作家さんの初の警察小説。
    出たのを知らなくて、本屋で見つけて、即買い!そして、一気読み。
    主人公は捜査一課のエースにして、ジョーカーと呼ばれる佐倉。
    佐倉には10年前に行方不明になった妹・悦美がいた。
    悦美の生死を気にしながら、日々を送る佐倉が担当した連続焼殺事件の中で、悦美が行方不明になった時に乗っていた車に残されていたDNAと一致する被害者がいた。身元は分からないながらも、関係者と見なされた佐倉は捜査を外される。
    そんな佐倉は、元刑事でジャーナリストの有働と組んで、独自の捜査を始める。
    連続焼殺事件の話かと思いきや、中盤、突然大手企業の別荘で起きるオーナーの殺害現場の状況が描かれた

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    2019年10月05日
  • 警視庁特殺 使徒の刻印

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    刑事と元刑事の犯罪ジャーナリストのコンビが殺人事件を解き明かす。
    読みやすく、ミステリーとしても最後まで楽しめる。
    TVドラマでもありそうな感じはする。
    犯罪者の感情は全く理解出来ない。
    猟奇的な殺人事件があるももの、さらりと終わっていくのでコナンのような感覚で読める小説。
    一つの事件から三つの事件が絡み、その全てが解決まで出来たら警察は気持ちがいいのかもしれない。

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    2019年09月15日
  • 警視庁特殺 使徒の刻印

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    8月-14。3.0点。
    警視庁捜査一課のある係。猟奇事件が多いため「特殺」と。
    妹が行方不明の主人公。

    連続放火殺人、被害者は放火されて手錠、左手拳をセメントで固められ、ノコギリのみ。助かるには自分の左手切断しかない状況。犯人の目的は。

    うーん、主人公の妹の事件と、連続放火殺人の繋がりが、ご都合主義的。300頁に収めるために展開ありきという感じ。

    シリーズにするのかな。

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    2019年08月25日
  • 警視庁特殺 使徒の刻印

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    文庫書き下ろしの長編ミステリ。背表紙に「警察小説と本格ミステリのハイブレッド」とあり、確かに作中の密室トリックは本格ミステリを匂わすが、構成や展開はモロに警察小説だろう。
    この著者の作品は澱みなく読めるので以前から好きなのだが、今作は凄惨な殺人やらレイプやら、題材が重くてイマイチ。動機も納得いかなかったし、副題の「使徒の刻印」の意味も良く分からなかった。やはり今までの様な奇想に溢れた本格ミステリの方が良いな。

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    2019年07月24日
  • 鬼を纏う魔女

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    槙野&東條シリーズのスピンオフ?今回は槙野の出番はほとんどなく、東條が山梨県警と富士山麓の樹海で起きている失踪事件の謎に迫る。
    渋谷で通り魔事件が発生。一人だけ生き残った女性の身元は分からないものの、鬼の刺青を体に入れていた。
    同時期に樹海で、若い女性の遺体が発見される。
    渋谷の女性の身元を探っていた警視庁の東條と、樹海の事件を担当していた山梨県警の2人の刑事は、ある宗教団体に行きつく。
    樹海で起きていたと思われる連続拉致事件、関係者の年齢不詳な容姿など、物語が進むほど、最初の事件の内容がどこへ行ったやら…と言う感じ。
    今までの作家の作品よりは、後半の急な事件解決はなく、全体的にまとまっていた

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    2019年04月15日
  • 鬼を纏う魔女

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    槇野康平・東條有紀シリーズ、3作目。

    シリーズとは言えど、今作は東條有紀一人がメイン。前2作を読んでいて、探偵と警察の捜査が上手い具合にハマっているなぁという印象だったのだが、今作はほぼほぼ警察捜査のみ。事件のショッキングさ、グロさ等、ストーリー的には悪くないのだが、正直なところ、探偵槇野が登場して来ない分、今作は警察捜査しかないのに、その肝心の警察捜査に全くリアリティを感じなかった。民間の探偵捜査だと、勘を頼りにぐいぐい進めていくのもアリだと思うけど、、、警察捜査に違和感だらけで、描写が何だか素人っぽい。これまでこの作家さんの作品を読んできた時にはあまり感じなかったんだけどな、、、。まぁ、

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    2018年11月30日
  • 亡霊の柩

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    10月-12。3.0点。
    探偵槇野シリーズ。盲目ピアニストの紹介で、孤児院の院長が、生徒の行方を捜索依頼。
    死亡しており、妻を訪ねるが追い返される。何故なのか。

    安定しているが、今回はオカルト色がほとんどゼロ。
    槇野の過去にも一つの区切りが。

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    2018年10月25日
  • 凶眼の魔女

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    吉田恭教『凶眼の魔女』実業之日本社文庫。

    『可視える』の改題文庫化。初読み作家ではあるが、作家の存在は知っていた。この作家の作品では初の文庫化ではなかろうか。猟奇連続殺人事件を描いた探偵ミステリー小説。無駄に残虐描写が多いだけで、ドッと疲れる作品だった。

    なかなか面白そうな感じで物語が幕開けしたのだが、登場人物の設定や物語構成の無茶苦茶さ、無理矢理過ぎる犯人設定、終盤での犯人の有り得ない饒舌さ、挙げ句にサイコパスへの作家の理解不足とトンデモな作品だった。

    以前、この作家にTwitterでフォローされたことがきっかけで、ばらのまち福山ミステリー文学新人賞の受賞作家であることを知っており、作

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    2018年10月18日
  • 化身の哭く森

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    10月-4。3.5点。
    探偵槙野耕平シリーズ。
    大学生が母親を刺し、自分も自殺。捜査する東條。一方槇野は死亡した大学教授が、探偵に何の調査を依頼していたかという依頼を受ける。
    探偵は熱中症で死亡していた。また、大学生の友人も熱中症で死亡。

    安定した面白さ。今回は殺害方法が凝っているのではなく、背景が凝っていた。

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    2018年10月12日
  • 鬼を纏う魔女

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    9月-12。3.5点。
    薬物中毒の通り魔。被害者の女性には乳房に鬼の刺青。
    捜査すると、50歳過ぎだが見た目・肌は30代前半。
    一方、山梨県警でも死体発見。二人とも最後の目撃は富士山近くのドライブイン。関係があるのか。

    槙野耕平シリーズと言うよりは、東條刑事もの。
    鬼畜の所業とは、このことだという物語。一気読みした。

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    2018年09月27日
  • 亡者は囁く

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    9月-5。3.5点。
    探偵槇野シリーズ第二弾。
    盲目のバイオリニストが、昔宿泊したホテルで相部屋の女性から、他の宿に宿泊している恋人への伝言を依頼される。
    その相部屋女性を探して欲しいと、依頼を受けた槇野。
    同時に、会社社長が殺害され、同時に義弟も殺害される。義弟の名前は、例の恋人。

    ホラー調の物語は相変わらず。殺害方法がいつも凝っている。
    結構面白かった。次作に期待。

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    2018年09月13日
  • 可視える

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    8月-9。3.5点。
    組対刑事が退職し、探偵に。一方問題を抱えた女性刑事。
    悍ましい幽霊画の作家に、更に絵をかいてもらう依頼を受けた探偵。
    一方、女性拷問惨殺事件を捜査する刑事。二つがつながり、捜査協力関係に。

    オカルトチックだが、現実の事件。スピード感あり、且つドキドキさせる。次作も期待。

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    2018年08月23日