亡霊の柩

亡霊の柩

1,540円 (税込)

7pt

3.4

毒婦の涙か、それとも聖女の涙か――。
依頼は単なる人探しだった。すぐに解決すると思い込んでいた依頼だった。しかし、事態は急転直下、槙野の忌まわしい過去へと繋がり、迷宮の如き様相を呈し始める。
「卒園者を探していただきたいんです。名前は五十嵐靖男」
児童養護施設の園長から依頼を受けた探偵・槙野康平は、五十嵐が昨年結婚し、今夏に亡くっていることを調べ上げる。しかし、五十嵐の妻に会いに行った園長が何故か罵声を浴びせられて門前払いされたことから、槙野は園長から新たな依頼を受けて五十嵐が失踪した理由と死因を調べ始めるのだった。そして突き止めた予期せぬ結果に警察の介入が必要と結論し、警視庁捜査一課の東條有紀に情報提供するのだが――。

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亡霊の柩 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年11月16日

    シリーズ第5弾。
    今作の始まりは鏡探偵事務所に舞い込んだ人探しの依頼。
    簡単に目的の人物は見つかり、調査は終了したかに思えたが、すでに亡くなっていた目的の人物が別人の可能性があることから、槙野は捜査一課の東條に相談する。
    すぐに捜査に乗り出すと、そこには槙野が警察を辞める際に担当していた未解決事件と...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年06月29日

    槙野&東條シリーズ。今回はオカルト色があまりないけれど。面白さは相変わらず。槙野が自身の過去に決着をつける部分もあるのが読みどころです。
    一見関係のなさそうな様々の事件が繋がってくるのには驚愕。まあわざわざ記されるからには繋がっているのだろうとは思いますが。いったいどういう関連性があるのかということ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年02月11日

    槇野康平・東條有紀シリーズ、5作目。

    今回は、かつて槇野が不祥事で刑事を懲戒されたことで迷宮入りになっていた事件が発端。
    このシリーズは、ミステリに少しオカルト要素が加わっているのが特色だったはずなのに、今回はそれが全くなく、ある意味、普通のミステリに。まぁ、槇野の過去の刑事時代にやり残した事件の...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年10月25日

    10月-12。3.0点。
    探偵槇野シリーズ。盲目ピアニストの紹介で、孤児院の院長が、生徒の行方を捜索依頼。
    死亡しており、妻を訪ねるが追い返される。何故なのか。

    安定しているが、今回はオカルト色がほとんどゼロ。
    槇野の過去にも一つの区切りが。

    0

    Posted by ブクログ 2018年07月05日

    私立探偵・槙野康平と性同一性障害の女刑事・東條有紀が活躍するシリーズの五作目。ただの人探しから大きな事件に繋がっていく過程は予測不能で面白いが、シリーズの特徴であるオカルト要素は弱く、ごく普通の警察小説を読んでいる感じでやや残念。
    ただ本作は槙野の過去が決着するので、シリーズを通して読んでいる人は必...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年04月28日

    警視庁の刑事・東條と、私立探偵・槙野が活躍するシリーズの第五弾。
    今作は、過去のシリーズの様なオカルト風の色合いは全く無く、普通の本格ミステリになっていた。トリックに力が入っていて(個人的には無理があるトリックに思えたが)、まあ面白かった。あくまでも正攻法で捜査をする東條刑事と、時には不合法な手段も...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年02月06日

    槇野・東條シリーズ最新刊!キターー!!♥

    毒婦の涙か、それとも聖女の涙か――。
    依頼は単なる人探しだった。すぐに解決すると思い込んでいた依頼だった。
    しかし、事態は急転直下、槙野の忌まわしい過去へと繋がり、迷宮の如き様相を呈し始める。

    「卒園者を探していただきたいんです。名前は五十嵐靖男」
    児童...続きを読む

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