吉田恭教のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
向井シリーズ第2弾。
父親が犯人とされた首切り殺人事件の真実を探る新聞記者の周防と、医療ミスの疑いのために心臓麻痺で亡くなった患者の死因を調べる向井の2人の目線で前半は描かれる。
そこに目黒で発生した中学生の死体遺棄事件を調べる捜査一課の話も入り込んできて、登場人物も多く、なかなか話が繋がらない展開に少し飽きてしまう部分もあったが、周防と向井が知り合い、協力して事件を追うようになってからは、一段と面白さを増す。
しかし、第1弾の時も思ったが、向井がトリックを見破る時は不自然極まりない。トリックは他の作品では見かけない、かなり本格的なもので、凄いとは思うけど、向井の「長いものにはまかれろ」の日和 -
Posted by ブクログ
ネタバレやっと読み終えました。急ハンドル切ったみたいな意外な結末。面白かったけど、登場人物多くて混乱してしまいました。トリックもかなり凝っててよくわからなくて、何度もその部分読み直してしまいました。
人権派弁護士によって、幼女3人も殺したのに死刑を免れ、8年間も病院で三食昼寝付きの生活を送り、娑婆に出たら今度は手厚い生活保護で月に14万円ほど支給されているって・・・結局いけしゃぁしゃぁと社会に戻ってきたけど罪を償ってないじゃない? 何だかなぁ・・・これって納得できないです。人権派弁護士は犯罪者の人権のために頑張ったと満足してるかもしれないけど、こういう犯罪者をあっさり解き放ってもらっちゃ困ります。