嶋木あこのレビュー一覧
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全巻購入。家柄が重んじられる歌舞伎(かぶき)界において、名門の御曹司(おんぞうし)として生まれたにも関わらず、実力のない恭之助(きょうのすけ)。歌舞伎とは無縁の家に生まれながら、実力のみで最底辺から成り上がろうとする一弥(いちや)。正反対の2人(ふたり)の男が、なんの因果か同じ女の子・あやめに恋をしたのが物語の始まり。歌舞伎を愛するあやめに好かれたい恭之助は、コネなんていらないから実力が欲しいと悔し涙を流す。あやめの目の前で主役を張りたい一弥は、名門の養子になろうとする。恋愛に歌舞伎にひたむきな3人の物語。 この作品は第57回小学館漫画賞少女向け部門を受賞。「このマンガがすごい!2012」では
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野崎村はすごくうるっときた。こういう吸引力が、華っていうやつなのかなぁ。恭之介の純粋さがそうさせるんだろうか。そういうのは、血筋だけとは思えんよな。後半との落差がすごい。浮かれ御曹司(笑)
しかし一弥の優菜に対する態度ももっともだと思う。優菜は自分の裏切り(と思ってるかはわからないけど)がバレているとは知らないとはいえ、芸の道を極めようとする人に対してあまりに失礼。しかも彼女は代々のお家の娘なんだから、そこらへんは理解していて然るべきだろうと思う。厳しいかもしれないけど、いつまでも子供のようになりふり構わず我が侭いっぱいでは、それだけじゃ繋ぎとめられないものもそのうち出てくるよ。 -
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歌舞伎界を舞台にした
シビアで熱い
伝統青春ストーリー。
今回は、表紙は一弥ながら、
「野崎村」の身を引くお光役で、
恭之助大活躍の巻。
相当な鈍感勘違い坊ちゃんなのに、
「ぴんとこな(二枚目)」に
見えてくるから不思議。
やはり真剣勝負の男性の姿は
素敵だ。
相変わらず
奇数ページを捲るたびに、
歌舞伎の見得さながら、
グイグイと引き込んでくれる。
御曹司の恭之助、
門閥外出身の一弥、
師匠のお嬢さんの優奈、
歌舞伎好きの貧しいあやめ。
四人の切なくて、
楽しいばかりばかりじゃない、
恋愛も相変わらず、
花が咲いたかと思えば、
どす黒く渦巻いたり。
次巻は「女殺油地獄」。
ストイックで