碧海寿広のレビュー一覧

  • 仏像と日本人 宗教と美の近現代
    著者もあとがきで述べているが、たしかに現在数多くある仏像の本のなかで、このように日本人と仏像の関係をテーマにしたものはわたしは読んだことがなかった。
    とても興味深く、また読みやすい本でした。

    仏像を取り巻く歴史や環境、人々の思いはさまざまに変わっていくのに、仏像は変わることなくそこにあり続け、受け...続きを読む
  • 宗教と生命 激動する世界と宗教
    シリーズ最終回。このシンポジウム本当に行きたかった。
    池上彰が佐藤優に「本当にキリスト教徒なんですか?」と聞くくだりが面白かった。

    ・割り切れないものをそのまま受け止めて共感する。これはAIには難しく、宗教の求められること。
    ・限りなく人間を代替していくAIの意味を考えるのは、結局人間。そこで人間...続きを読む
  • 宗教と資本主義・国家 激動する世界と宗教
    このシンポジウム本当行きたかった。。シリーズの第一回。
    以下、備忘録。

    ・最近は過激派と精神科医がペアを組んで、自殺志願者を巧みにテロ要員に仕立てている。自殺志願者対策は、テロ対策にもなる。
    ・拝金教、学歴教、出世教。「宗教的なもの」は身の回りに溢れている。
    ・宗教者に求められるのは、弱者に寄り添...続きを読む
  • 宗教と暴力 激動する世界と宗教
    「宗教と暴力」について、バックグラウンドの異なる5名が展開するディスカッション。様々な視点から言及してて理解が深まる。難しい話だけど、聴衆(読者)が迷子にならないよう適宜サマリを挟んでくる辺り流石のプロ。
    本編から逸れるけど、「成り注(成り行きが注目される)」はNGワードっていうの面白い。注目してる...続きを読む
  • 宗教と生命 激動する世界と宗教
    第一巻は未読なのですが読後感から言うと第二巻の方が面白かったですね。

    この巻はテーマに突っ込み切れていないというか議論が深まらないまま時間切れになった感じがありました。
    ただ、考えるきっかけとしては論者の方々がみんなバラバラの意見というか立ち位置なので(バラバラ過ぎる?)いろんな角度から読者もまた...続きを読む
  • 宗教と暴力 激動する世界と宗教
    アイデンティティがどこにどれだけ存在するのか、どのスタンスからそれを考えるのか、によって捉え方はそれこそ人の数だけ細分化されてしまうのではないか…というとりとめなさを感じました。
    本書を読むことによって「宗教と暴力」について自分なりの考えがまとまる?どう考えるべきか?自分の意見が持てる?と思っていま...続きを読む
  • 宗教と暴力 激動する世界と宗教
    シンポジウムをまとめる形式の対話型の本。
    なんか評価低いけど、宗教に対するいろんな視点があっておもしろかったけどなー。


    「北朝鮮だからしょうがない」「〇〇だからしょうがない」は思考停止であり分析ではない。

    「殺しあう人数が足りないから紛争が止まらないかもしれない」という分析。第三者の介入ではな...続きを読む
  • 入門 近代仏教思想
    日本仏教」思想、という場合、徳川幕藩体制で檀家制度ができて、仏教が堕落したとされる以前で終わってしまうことが多い。まして明治以降の近代を取り扱うことはほとんどなく、鈴木大拙が取り上げられるくらいだろう。しかし実際は、浄土真宗と日蓮宗は社会に大きな影響を与えている。特に真宗は真っ先に近代化への対応から...続きを読む
  • 入門 近代仏教思想
    学校教育では廃仏毀釈のあたりから姿を消す仏教の、近代においての働きと影響を活写。私自身も真宗に所縁のある家に育ったものの不勉強というか無関心であった為、全く意識できていなかった時代でありとても興味深く読めた。
    終章で触れられているが、現代でも私のような死後の世界も現世利益にも否定的であるが、教養や哲...続きを読む
  • 仏像と日本人 宗教と美の近現代
    ●仏像が美術品と見なされるようになったのは近代になってからである。本書では、どのような過程で仏像が美術品と見なされるにいたったのかを解説している。
  • 宗教と資本主義・国家 激動する世界と宗教
    池上彰と佐藤優の対談が、一番面白かったかな。宗教と資本主義、現代社会をわかりやすくつなげてくれる。試験登用による官僚制は、宦官とか聖職者の独身制の現代版であるとかね。それはつまり世襲によって、権力の固定化を避けたのだ、と。

    資本主義は非常によくできたシステムで、個人がこれにあらがうことは難しい。せ...続きを読む