鳥飼否宇のレビュー一覧

  • 死と砂時計

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    まずまず面白かった。

    続きものではあるが、短編集としても読める。
    通勤の時間にちょっとずつ読むにはちょうどよかった。

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    2025年07月07日
  • 死と砂時計

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    すごく面白い。
    ブラウン神父ばりのユーモラスと逆転発想が楽しめる。
    ボリュームもちょうどいい。
    (ほめ言葉として)コスパ的&タイパ的に申し分ない。
    ただし、女囚~のところはちょっといただけないかな。

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    2025年06月27日
  • 人事系シンジケート T-REX失踪

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    ミステリ。
    会社が舞台の奇妙な事件を、人事部の何でも屋的な主人公が調査する話。
    著者にしては普通なミステリで、癖がなく読みやすい。

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    2025年03月30日
  • 死と砂時計

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    ネタバレ

    世界中の死刑囚を集めたジャリーミスタン終末監獄で起きる事件を、シュルツ老人と助手の青年アランが解決していくお話。

    特殊な設定で、面白い世界観。
    シュルツとアランの本当の関係は、なんとなく予想できてしまった。
    アランの死刑に至るまでの日々の描写が妙に生々しくて恐ろしくて良い。

    で、そのアラン君を、助けにきた父。
    その場面は感動的なんだけど、最後の最後の一行で、その感動が台無しになるくらいの大どんでん返し。
    あ、そうきたかーって感じ。
    正直、個人的にはあまり好みじゃなかった。
    じゃあ、どうすれば面白かった?ってなると返答に困るんだけど。
    そもそもあまりこの二人に感情移入できてないから、ハラハラ

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    2025年03月27日
  • 死と砂時計

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    世界中から集められた死刑囚を収監する終末監獄。両親を殺した罪で収監されたアランと、囚人の長老シュルツが監獄内で起きた事件を解いていく。
    最終的にいい話で終わるかと思いきや、充分イヤミスだった…

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    2025年02月17日
  • 死と砂時計

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    世界各国の死刑囚が集まる特殊な監獄が舞台の連作短編集。
    起こる事件も監獄内なので探偵役、犯人も全て監獄の中という限定状況が面白く、ラストの独白はエグい!
    「魔王 シャヴォ・ドルマヤンの密室」「墓守ラクパ・ギャルポの誉れ」が良かった。

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    2025年02月08日
  • 死と砂時計

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    ネタバレ

    正直終盤までは驚きの少ない謎解きで退屈な作品だと思った。

    終盤から主人公が監獄に入った経緯など生い立ちが明かされていき、面白くなるのだが父親が誰かは安易に分かってしまったので残念(事前に匂わせすぎだと思う)

    唯一驚きをもらえたのはシュルツは好々爺になったかと思っていたが、最後までエゴの塊であり、
    息子を脱獄をさせたのは救うためではなく自ら開発したウイルスの唯一のキャリアを世には放つためで(も?)あったこと

    脱獄後に息子は発症したのかや、世界にウイルスが広がったのかという、「いったいどうなったんだ!?」とモヤモヤさせて心を離さないという点で、記憶に残り続ける作品になりそう

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    2025年01月26日
  • 紅城奇譚

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    戦国の世、九州は西の龍造寺、東の大友、南の島津が睨み合う三氏鼎立の状態であったが、三氏の影響がいまだ及ばぬ地域があった。そこに頭角を現したのが、椎葉正忠の重臣鷹生(たかき)龍久であった。築城の名人として名をとどろかせていた市房信秀を、卑怯な計略で白兵戦に持ち込み打ち破り、市房城を下賜された後、代替わりした龍政は、勢いに乗じてこちらも代替わりした主君の椎葉義忠を打ち破り、椎葉氏の一族郎党を皆殺しにした。ただ、義忠の息女であり、傾城の誉れが高かった鶴姫だけは生け捕りにして、自らの妻にするために城へ連れ帰った。かくして、この地を平定した鷹生龍政は居城の市房城の白壁を辰砂で赤く塗り、紅城(くれないじょ

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    2024年12月14日
  • 非在

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    サクッと読める。
    なんだか後半は想像で話が進んでミステリーとしてはなんだかなぁ。
    蓬莱山に人魚など設定は好き。

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    2024年11月09日
  • 死と砂時計

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    死刑囚を収容する「ジャリーミスタン終末監獄」の中で起きる事件を描いた、連作短編ミステリー。

    監獄を題材とした作品のため、探偵・助手・被害者・犯人が全員死刑囚という、異様なミステリー。この練り上げられた設定と魅力的な登場人物に脱帽した。また、本作のジャリーミスタン終末監獄は日本でなく海外にあるので、様々な人種が登場する。登場人物や専門用語もカタカナであることが多いのだが、読みやすさと独特な設定に引っ張られ、瞬く間に読み終えた。
    考えてみれば作者の鳥飼否宇氏は日本人なので、日本人の私が読みやすいのは当然といえば当然なのだが、どうやら翻訳作品をあまり読まない私は、外国人の名前が出てきただけで小難し

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    2024年12月10日
  • 指切りパズル

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    動物園で開催されたコンサートでアイドルの指がレッサーパンダに噛み切られた。これをきっかけに次々と事件が起こり始め、そのなぞを動物園の警備員である主人公と警察官が追うミステリー小説。
    主人公である警備員は人を見ると動物に例える癖があり、ちょっと剽軽な警察官とのやり取りもユーモアがあって楽しく読めます。
    ただ、事件そのものは生々しく、暴かれた裏側の人間関係には少し胸焼けがしそう。
    どうして次々と指が切断させるのか、事件のつながりは?犯人はだれなのか?
    少ない手がかりを組み立ててパズルを完成させた主人公に拍手

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    2024年03月17日
  • パンダ探偵

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    人間が絶滅して、動物が知性を獲得した世界での事件を描いた連作短編集。
    パンダのナンナンがとにかく可愛い♡
    先輩探偵ライガーのタイゴとの掛け合いも読んでて面白かった。
    動物であることを利用したトリックや動機は斬新で良かったけど、これ余程動物に詳しくないと推理のしようがないよねw

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    2024年02月07日
  • 天災は忘れる前にやってくる

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    くだらない眉唾ニュースをネット配信する『特ダネ!ゴーダニュース』のジャーナリスト郷田と、アルバイトのトモミ。
    特ダネを求めて災害現場へいち早く駆けつけるが、行く先々で事件と遭遇してしまうライトなミステリ短編集。

    地震、洪水、大雪、台風など様々な状況下で起こる事件を見破る郷田だが、とにかくいい加減で腹黒い。
    最終話は色んな意味で衝撃だった。

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    2023年10月17日
  • 指切りパズル

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    綾鹿市動物園で行われる人気アイドル“チタクロリン”のコンサート。 メンバーの一人がレッサーパンダに触れようとして指を噛み千切られてしまう。 やがて関係者が次々に襲われていき・・・。 ある者は中指を、ある者は小指を、持っていかれたり、放置されたり、指にまつわる事件は連鎖していく、果たしてレッサーパンダの事故は偶発的な物だったのか? 誰かが嘘を吐いている。

     ○○的でお馴染み綾鹿市シリーズ、テーマは「指」。 なんと物語早々アイドルグループの指が噛み千切られる。 そして指切り事件は飼育員や他のメンバーに波及していく。 大事なのは殺してから指を切り取ったのではなく、生きている人間から指を切り落として

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    2023年02月13日
  • 指切りパズル

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    ミステリ。
    連続指切断事件。プラス殺人。
    雰囲気はわりとコミカル。
    タイトル通り、パズル的な論理の組み合わせが良い。

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    2022年08月30日
  • 指切りパズル

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    アイドルグループ「チタクロリン」のメンバーがレッサーパンダに指を噛みちぎられる事件を皮切りに次々に起こる指切り事件。プロローグがどう繋がってくるのかと思ってたけど、なるほど。
    鳥飼さんの話は登場人物や警察がコミカル。あと人物イメージが掴みやすかった。

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    2022年06月22日
  • パンダ探偵

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    可愛い表紙と題名に騙されることなかれ!いやいやなかなかどうしてどうして…ちゃんとしたミステリでした☆
    あるウィルスによって人類は死に絶えた200年後の地球のお話。そこでは動物たちが世界を支配しています。肉食獣は肉食をやめたり、言葉を話すようになったり、いろんな組織を作ったり、人間っぽく暮らしています。
    そこがよく考えられていておもしろい。事件も起きてその謎解きもある。
    ただのおもろい童話的なお話ではなかった☆
    満足です。

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    2022年06月06日
  • 指切りパズル

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    作者 鳥飼否宇(トリカイ ヒウ)

    初めての鳥飼否宇さんの小説を読みました。

    題名と表紙絵はインパクトがあり、
    おどろおどろしい話かと思い、
    少し躊躇いながら読み始めました。

    途端、怖さよりもユニークさに驚きました。

    登場人物が全て動物に喩えられていて、
    一人ひとりが記憶にも残りやすく、
    読んでいて楽しくイメージしやすい。

    なので、一旦途中で本を閉じておいて、
    少しして再開して読んでも直ぐにどの人物か
    記憶が繋がり話に戻れました。

    小説の中では指を切られる事件が続くので
    本当なら面白いというのは不謹慎なのですが、
    登場人物を動物に例える表現も面白いし、
    出てくる刑事のキャラクター

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    2022年02月13日
  • 妄想女刑事

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    妄想女刑事というより暴走女刑事である。
    エキサイトしたり、リラックスしたり、平静だったりする時にふと妄想してしまうというでは、それはもう四六時中妄想しているのと同じではないか。と思ったら即座に同様のツッコミが入った。
    前半なんて、こんなのが天下の警視庁捜査一課のエリートで良いのかと思ってしまうレベルだ。
    正直言って探偵の方がよっぽど似合いそうである。
    トリックも突飛なものが多い、本格ミステリーと思って読むのではなく、肩の力を抜いて読んだ方がいい。もっともこのタイトルで本格ミステリーだと思う方も思う方だが。

    ただし一巻を通してのオチについてはなかなか面白い

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    2022年01月29日
  • 指切りパズル

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    想像していたよりコミカル風でした。じっくり考えると「でもなぁ」と思うことはいくつかあったので、あえてコミカル風にして勢いで読ませたいのかなと思いました。読みごたえは個人的になかったのですが、読みやすかったです。

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    2022年01月19日