あらすじ
警視庁捜査一課所属・宮藤希美には奇癖があった。スイッチが入ると、ところかまわず妄想の世界に没入してしまうのだ。だが、これが謎のバーテンダー・御園生独にかかると、なぜか辻褄のあった推理に翻訳され…? 電車の網棚に置き去りにされた人間の手首、ナース服を着たベルギー人の死体……不可解な事件もモーソー推理でズバッと解決(するかも?)!
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Posted by ブクログ
妄想女刑事というより暴走女刑事である。
エキサイトしたり、リラックスしたり、平静だったりする時にふと妄想してしまうというでは、それはもう四六時中妄想しているのと同じではないか。と思ったら即座に同様のツッコミが入った。
前半なんて、こんなのが天下の警視庁捜査一課のエリートで良いのかと思ってしまうレベルだ。
正直言って探偵の方がよっぽど似合いそうである。
トリックも突飛なものが多い、本格ミステリーと思って読むのではなく、肩の力を抜いて読んだ方がいい。もっともこのタイトルで本格ミステリーだと思う方も思う方だが。
ただし一巻を通してのオチについてはなかなか面白い