児玉博のレビュー一覧

  • 起業家の勇気 USEN宇野康秀とベンチャーの興亡

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    2021/12/31
    2021年35冊目。
    宇野康秀氏のレポート。USENの創業から広く知ることができて面白い一冊だった。ドラマだなぁ

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    2021年12月31日
  • 起業家の勇気 USEN宇野康秀とベンチャーの興亡

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    インテリジェンスの宇野さんとして知っていましたが、これを読んでUSENや今に至る出来事をちゃんと知ることができたのは良かったです。
    大阪有線が大きくなる高度成長期、リクルートに代表するバブル期や、サイバーやソフトバンクに代表するITバブル期。ゼロ年代。それぞれの時代背景とその中での宇野さんの立ち位置というのがとても物語として心が揺さぶられました。
    事業は一筋縄でいかないのはそうですが、その中で何を信念にして生きるのか、そこでどう振る舞うのか。自分は事業家では無いですが、考えるヒントにはなるかと思いました。経営者としての矜持をそこに感じたのは言うまでもないです。

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    2021年10月23日
  • 堕ちたバンカー ~國重惇史の告白~

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    住友銀行に入行し伝説のMOF(大蔵省)担当として頭角を現し、一銀行員の枠に止まらず政官界にまで影響力を及ぼした怪物、国重惇史の物語。その生い立ちから入行の経緯、幹部候補として企画部に転属になり、巻き起こした伝説を追っている。

    特に出色なのは、メモ魔である国重が残していた平和相互銀行事件のメモである。国重はその時々に起きたイベントを同席した人物と共にメモ書きとして残している。それは平和相互銀行事件の裏面史を余す事なく描き出している、第一級の資料だ。

    良くも悪くも「タガが外れた」人間、国重。その人となりを会社側からではなく、人間側から泥臭く追っていった良書である。

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    2021年08月08日
  • 堤清二 罪と業最後の「告白」

    購入済み

    西武創業者の話は面白い

    西武創業者堤康次郎の息子、清二氏のお話です。
    ただただ面白かった。

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    2021年07月11日
  • 堤清二 罪と業最後の「告白」

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    2016年大宅壮一ノンフィクション賞受賞作です、西武王国を創り上げた堤康次郎の暴君実業家としての姿、好色家だった父の五人の妻との葛藤等を、感じる嫡男の堤清二の葛藤と、作家・辻井喬の姿が・・・。

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    2021年06月17日
  • テヘランからきた男 西田厚聰と東芝壊滅

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    中途採用という異色のスタートから社員20万人を抱える東芝という大企業の社長となった西田厚聰さんに関する本。ビジネスマンとして、本当に才能があり、実績も残し、すごい人だということは分かったが、最後には欲に溺れ、自分を正当化する。WHの買収、パソコン事業でのバイセル行為。過去を振り返っても、反省しても現実は変わらないが、この方、また歴代社長の判断によってどれほど多くの人が露頭に迷ったことか。内部にいても全く情報が無かったが、こんなやりとりが上層部ではあったのかと。

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    2021年06月06日
  • 堕ちたバンカー ~國重惇史の告白~

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    平和相互、イトマン、の渦中にいた國重淳史氏のメモを渡された著者の本。とてもオモロかった。國重さんは、板倉雄一郎の「社長失格」に出てきて、楽天などベンチャー界隈に住友銀行という固い世界の人とも思えない活躍に、いつも気になっていた。

    サラリーマンをハミ出したタイプの人てとこがよくわかって好感もてた。

    「しょうがねえよなー」という口癖、露悪趣味、モテるところも素敵。

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    2021年02月28日
  • 起業家の勇気 USEN宇野康秀とベンチャーの興亡

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    『大阪戦争や』

    今では考えられないが、暴力団も入り混じる有線事業、昭和の時代。『誰よりも働くのが社長』という信念の元、ひたすらに働き、一代で巨大企業へと成長を遂げていった父親の話から物語はスタートする。

    父親への反骨と尊敬が入り混じる中で、宇野さん自身も起業家への道を歩み始め、時に時代に左右されながら、時に死を前にした父の想いを引き継ぎながら、波乱万丈という言葉では表現しきれない茨の道が克明に描かれている。

    数百億という金額が常に文字にあらわれ、借入先の銀行にも罵詈雑言を吐かれ、困難に直面しながら、それでもここでは終われないと再起してきた宇野社長。結果として、三社を上場させてきた。

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    2020年05月31日
  • テヘランからきた男 西田厚聰と東芝壊滅

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    権力は腐敗する。
    より上の世界を知るとその世界の住人になりたいと願い、そこに至るとそこから落ちることを怖れるようになる。
    優秀な人材で有ってもその罠を逃れることが出来る人は少ない。そのような人たちをトップにしてしまった会社の悲劇である。
    力のある会社なので、真っ当な会社になって欲しい。

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    2018年05月24日
  • トヨタ 中国の怪物 豊田章男を社長にした男

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    題名が宜しくないと思います。トヨタ中国の設立と事業を軌道に乗せるのに多大な貢献をしたが役員にはなれなかったのはおそらく自己主張が過ぎたのかもしれません。生い立ちから大陸で育った人は日本の会社でやっていくのは難しいのかもしれません。内容的には終戦後にそのまま大陸に残った日本人一家がいた事と文化大革命中の生々しい部分が非常に興味深い記述でした。

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    2025年04月01日
  • トヨタ 中国の怪物 豊田章男を社長にした男

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    優良会社トヨタでも、生きてくには、やはり組織を泳ぐ知恵が必要なんだと分かった。
    中国の大躍進運動と文革の説明は少し長過ぎるのでは?

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    2025年02月16日
  • 堤清二 罪と業最後の「告白」

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    成り上がり者の親父の下に育ったエリートインテリ息子の苦しくて、孤独で、最後は親父さまを超えたという誇らしさも隠しながらの独白です。

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    2024年10月06日
  • トヨタ 中国の怪物 豊田章男を社長にした男

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    好 死 不 如 懶 活
    hao si bu ru lai huo
    きれいに死ぬよりも、惨めに生きたほうがまし

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    2024年03月20日
  • テヘランからきた男 西田厚聰と東芝壊滅

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    博士から企業に。
    イランの配偶者と魅力ある人物だった西田社長。
    どこで間違えたのか、最後のインタビューに集約されている。

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    2023年08月28日
  • テヘランからきた男 西田厚聰と東芝壊滅

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    東電を含め、東芝はガバナンスが効いておらず、それに対する変革もできなかった。
    最後、美学のように語る西田さんにも疑問です。

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    2023年08月27日
  • テヘランからきた男 西田厚聰と東芝壊滅

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     土光は社員らに、「チャレンジ」と「レスポンス」(素早い対応)を叩き込む。土光の言う「チャレンジ」とは、目標達成ができなかった場合、その原因を突き止め、その上でさらに挑戦するという意味だ。1977年発行の社史『東芝百年史』によれば、やがて「チャレンジ」と「レスポンス」は、組織と組織のコミュニケーションにも応用されるようになり、当時の東芝社内ではこれが「合言葉になった」と記されている。


    「仕事十訓」とタイトルがついた紙には元ホテルオークラの副社長で数多くの著書を持つ橋本保雄の『感動を創る』(現在はPHP文庫に収録)から抜き出されたものが記されている。
    1.バイタリティを持て
    2.常に頭脳を酷

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    2023年08月11日
  • 堕ちたバンカー ~國重惇史の告白~

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    う~~~ん、なんとも言えない気分になった

    住友銀行秘史を読んでいたので興味をそそられ手に
    取ってみたがまさかこんな現実を見せられる事になるなんて思いもしなかった

    國重さんの当時の活躍が凄まじいからこそその落差に
    ショックを受けたし、年を重ね難病を患ったとはいえ
    しゃべり方の変化には衝撃を受けた

    あそこで銀行が膿を出しきっていたならこの国は今頃
    どうなっていたんだろうか

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    2022年05月05日
  • テヘランからきた男 西田厚聰と東芝壊滅

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    東芝の不正問題について学びたかったのだが、その辺りはさらりと書かれており、あまり参考にならなかった。

    西田氏についても、深く掘り下げて書かれているとは思えず、もう少し厚みのある記述が読みたかった。

    巨大企業の社内政治はドラマのようで面白かったし、経団連の事などは勉強になった。

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    2021年12月14日
  • 堤清二 罪と業最後の「告白」

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    一代で西武グループ(コクドグループ)を作り上げ、衆議院議長まで勤め上げた豪傑堤康次郎の子として生まれた異母兄弟の堤清二と堤義明。

    2人は帝国の後継として、その生い立ちから注目が集まり、弟である堤義明に全事業が相続されるということから、マスコミの駆り立てあり、兄弟関係りに亀裂が走る。

    堤清二は倒産寸前の池袋西武百貨店のみを譲り受けながらも、そこから破竹の勢いでセゾングループを作り上げ、天才の名を恣にする。

    清ニに対し、康次郎の指針を愚直に守り、天皇へと化していく義明。この2人の骨肉の争いは、西武グループの崩壊という形で幕を閉じる。

    堤家はあれだけの起業家でありながらも、どこか負の側面を持

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    2021年09月13日
  • 堤清二 罪と業最後の「告白」

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    ネタバレ

    堤清二 罪と業
    最後の「告白」

    著者:児玉博
    発行:2016年7月30日
    文藝春秋

    ノンフィクションライターの著者が、2012年7月~11月にかけて合計7回、のべ十数時間に及んで堤清二にインタビューした内容をまとめた本。〝最後〟という言葉が使われているが、実は朝日新聞の「証言そのとき」シリーズが、2013年1~3月に10回にわたって堤清二へのインタビュー記事を掲載している。堤清二が死んだのは2013年11月、どっちが〝最後〟なのか、よく分からない。しかし、この本で著者は堤との初めての出会いを2012年6月24日とした上、その10日後からインタビューがスタートした、7月中旬だった、と書いてい

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    2021年08月06日