児玉博のレビュー一覧

  • 起業家の勇気 USEN宇野康秀とベンチャーの興亡

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    北原さんの「横浜ゴールドラッシュ」、藤田晋さんの「渋谷で働く社長の告白」と読んできて、起業家シリーズ第三弾としてU-NEXT HOLDINGSのCEO宇野康秀さんのことが書かれたこちらを読みました。1963年生まれとのことで3つしか違わないので同じ時代を生きて来たはずですが、タイトルの「起業家の勇気」がこんな風に試されて来たんだ、と驚かされました。

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    2025年10月12日
  • トヨタ 中国の怪物 豊田章男を社長にした男

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    「文革を中国で乗り切った日本人の話」というだけで興味深い壮絶なドラマなのだが、それを挿話として、トヨタ社内の政治劇、中国の自動車産業の黎明期を描き切る本書は、筆力もテーマも圧巻だ。ページを捲る手が止まらない。一気に読み切った。しかし、どう表現して良いか迷い、中々レビューは書けなかった。

    ー 服部が売ったエンジンを積んだ違法コピーの車は、売れに売れた。浙江省を中心に爆発的に売れたのだった。「そんなに売れたんですか?日本のパクリ自動車が」「セールスマンが良かったんだよ。なにせ今をときめく習近平だったんだから」
    服部は笑った。李が吉利汽車を浙江省に起こしたのは1997年。その5年後、同省共産党委員

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    2025年08月01日
  • トヨタ 中国の怪物 豊田章男を社長にした男

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    めちゃくちゃ面白くて一気に読破。
    前半は中国での主人公(?)の過酷な生活、やはり毛沢東時代の中国は狂ってると思ってしまう。
    直前に百田尚樹の中国史の本で共産党の蛮行に関する記載を読んで、これマジ?って思っていたけど、図らずも答え合わせができてしまった感。
    ゲームの王国のポルポトの恐ろしさが記憶に残ってるけど、やはり行き過ぎた社会主義はとんでもない。
    後半はそんな経験をした主人公が、出遅れた中国市場の中でトヨタを建て直していく話。
    全体通してかなり生々しい記載があり、臨場感がすごい。歴史+ビジネスの勉強になるし、トヨタ系民は必読

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    2025年03月28日
  • トヨタ 中国の怪物 豊田章男を社長にした男

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    毛沢東の実態
    真の共産党とは?
    大躍進政策
    赤衛兵の実態を学ぶ事が出来た
    また服部さんの壮絶な人生
    飢餓と戦う?我々には想像すら出来ない事象を生き抜いた人
    豊田章男を社頭にした人物でも本社の役員にはなれない
    感慨深いノンフィクション作品に触れられた
    児玉博さんの「テヘラン〜」も勢いで買ってしまいました

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    2024年08月30日
  • トヨタ 中国の怪物 豊田章男を社長にした男

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    トヨタ中国の怪物と言われた服部氏の壮絶な人生の物語と中国の共産党と自動車産業の歩み及びトヨタという巨大企業の闇が交錯しとても読み応えのある作品に仕上がっていました。

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    2024年06月06日
  • トヨタ 中国の怪物 豊田章男を社長にした男

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    面白い
    世界の自動車メーカー トヨタ
    その世界戦略の中で重要な中国
    低迷していた中国でのトヨタを
    トップに押し上げたのは
    27年間中国で育ち
    小鬼と蔑まれ 文革も経験し
    厳寒の中労働し生き延びた男 服部

    トヨタに中途採用から入社し
    奥田という トヨタでは異才の上司に
    見出され
    才覚を現し中国でのてトヨタの礎を
    造り
    そして創業家の章男を社長にした男と
    言われる
    しかしその辣腕から
    会社からは浮いた存在に
    会長から感謝され伝えられた役員にも
    遇されず
    自家用ジェットも届かなかった  

    しかしトヨタの中にも
    社長のポストに実力で異義を唱える
    などした人物もいたんだ

    これからこのマンモス企業が

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    2024年05月24日
  • テヘランからきた男 西田厚聰と東芝壊滅

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    取材力が素晴らしい。
    聡明な西田氏と、手術後の西田氏の対比が、作者の同氏への愛情と落胆を感じた。
    なぜ聡明な東芝の社員が、社長になるとみなおかしくなるのか?結論はでないが、国、政治、国際情勢に翻弄され、サラリーマンとの乖離に変わらずを得ないことが理由だろうか。
    国策会社、政商会社の呪いを感じた。
    本来は、欧州だと貴族、日本だと旧華族が社長をやった方が良い会社なんだろうな。

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    2024年05月23日
  • トヨタ 中国の怪物 豊田章男を社長にした男

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    中国で終戦を迎え大躍進政策や文化大革命を生き抜き、トヨタ中国の総責任者まで努めた服部氏のインタービューを基にしたドキュメンタリー。氏の生い立ちたどる中で、インタービューで引き出される凄惨な実体験の数々。中国の近代史のリアルで非情な実態が炙り出されている。中国建国の英雄とされている毛沢東は日本の歴史の教科書でもそのような紹介がされているが実態は大躍進政策や文化大革命といった失政によって1億人近い人民を死に追いやった虐殺者でもある。全土で雀を徹底的に駆除する事を推奨された結果、害虫が発生して作物が育たなくなり飢饉が発生し4〜7千万人もの餓死者を生んだといあれているが、同じ事を書いた体験談が、評論家

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    2024年04月28日
  • トヨタ 中国の怪物 豊田章男を社長にした男

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    これは面白い。
    トヨタ自動車の中国市場を取り巻く歴史とそこに関わる歴代の社長陣を、服部悦雄という中国育ちの日本人で中国トヨタの立役者となった人物への対話から描いている。
    ストーリー展開が秀逸で、あっという間に読み終えてしまった。
    服部さんの生い立ちにも関わる、かつ、中国市場を語る上で欠かせないポイントが多いため、本の前半は満洲国解散〜近代における激動の中国近代史が記載されている。
    その中で、中国人はどんな思いでどんな生活をしていたのかを服部さんが見た世界も含め記載されている。
    何度も中国史は読んで来たがこんなにわかりやすく、イメージしやすく理解できるものは初めてだった。

    後半ではトヨタ自動車

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    2024年02月26日
  • トヨタ 中国の怪物 豊田章男を社長にした男

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    ネタバレ

     これは面白いです! 自動車版『大地の子』で、タイトルとしては「中国の近現代史と自動車産業」のほうが正確かと思います(これだと売れないと思いますが…)。

     中国で生まれ育った服部悦雄という元・トヨタ中国事務所総代表のインタビュー録です。「服部悦雄」は、『トヨトミの野望』では「八田高雄」で登場しますが、その『トヨトミの野望』も織り交ぜながら展開します。但し、こちらの本では全て実名。氏の経歴に合わせて、満州国解散から習近平時代までが描かれ、これを読むだけで中国の近現代史がわかります。

     氏は、中国人の本質は「好死不如懶活(きれいに死ぬより、惨めに生きたほうがまし)」と言い切ります。毛沢東の大躍

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    2024年02月12日
  • 起業家の勇気 USEN宇野康秀とベンチャーの興亡

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    他の有名経営者に比べて情報がなかった宇野社長のことが、親の代からわかり、起業に興味がなくとも、若くなくとも心を打たれる一冊。

    リクルートのカルチャーもわかり、艱難辛苦に向かっていく姿勢に考えさせられる。

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    2024年01月27日
  • 起業家の勇気 USEN宇野康秀とベンチャーの興亡

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    宇野さんがどんな想いで生きてきたのか壮絶な裏側を知ることができて良かった!USEN、インテリアジェンスなどの会社立ち上げや社長としての考えについて大変勉強になった。

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    2023年07月08日
  • 起業家の勇気 USEN宇野康秀とベンチャーの興亡

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    読むと頑張って働きたくなる一冊。
    USENという会社は知っていたが、その成り立ちを知ってとても驚いた。

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    2023年06月15日
  • 起業家の勇気 USEN宇野康秀とベンチャーの興亡

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    大阪有線の創業者、宇野元忠や
    リクルートの江副浩正はもちろん、
    最後の最後で出てくる
    三井住友の原田良輔、
    GSの小泉泰郎のキャラが
    ことごとく濃い。
    全員キャラが濃くてお腹いっぱいになるが、
    相当面白い一冊だった。
    児玉博の本にハズレなし。

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    2023年05月27日
  • 起業家の勇気 USEN宇野康秀とベンチャーの興亡

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    ネタバレ

    宇野さんは父親の存在が大きいと言う。
    仕事で1-2ヶ月家を開けることもあった父が、すぐ飯や、早よ用意せんかい」と他人の都合など構わず言いたいことばかり口にする。
    ちょうどその頃、宇野さんが高熱で、お母さんが父に「康秀が高熱で死ぬかもしれない」と言ったら「死んだらまた作れば良いやんか」と言ったそう笑
    忘れ難いその一言を今も覚えているそう。

    大阪有線が設立された1961年は、1960年に所得倍増を掲げて池田勇人が首相となった翌年。三種の神器を代表に、活気づいていた。
    当時国鉄の初乗りが10円、コーヒー1杯50円と言う時代に、月額1500円と言う有線放送の契約が嘘のように取れた。
    ヤーさんやらがた

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    2021年07月26日
  • 起業家の勇気 USEN宇野康秀とベンチャーの興亡

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    テレビニュースで見た方だったのでどんな方か知りませんでしたが、読んでみて僕自身が思っている印象が変わりました。

    外見が良い方や、ユーセンという事で
    あまり良く思ってなかったのですが
    本当はいくつもの起業を行い、失敗や挫折を繰り返した素晴らしい経営者と感じました。

    本の前半は父親の話し、中盤はインターネットの普及の話し、終盤は宇野康秀さんの内容でしたので時系列でわかりやすく読めました。

    孫社長や、藤田社長の話しも出てくるので
    他の所でも勉強になると思います。
    起業したい方にオススメします。

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    2021年06月21日
  • 堕ちたバンカー ~國重惇史の告白~

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    ネタバレ

    現役時代にご本人にお会いしていないのが悔やまれる。

    平和相互銀行と住友銀行の合併を影の立役者だった國重氏の視点から描く。驚くのは詳細なメモをもとに再構成した合併までの経緯。住友銀行は関東地区の地盤固めのためどうしても平和相互銀行を吸収合併したかった。しかし直前に関西相互銀行を吸収しようとして関西相互側の職員に大反対され合併を白紙撤回した苦い経験があった。

    「今回は失敗できない」という状況の中、住友銀行の水面下の動きが活発化し、その相手は大蔵省、日銀にとどまらず東京地検内部、政権の中枢にまで及ぶ。

    それの相手方を飛び回り、情報を収集し折衝を行うポジションにいたのが國重氏だった。

    そして平

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    2021年03月30日
  • 起業家の勇気 USEN宇野康秀とベンチャーの興亡

    購入済み

    2ヶ月早く読んでいたかった

    これを読んでいたらUSENを次の会社に選んでいたと思う。
    そう思えるような創業者のお話でした。
    是非多くの方に読んで頂きたいです

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    2020年06月27日
  • テヘランからきた男 西田厚聰と東芝壊滅

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    西田社長ー会長 東芝の戦略を確立した 「半導体と原子力」に選択と集中を進めた
    尊敬するウェルチGE氏の経営戦略手法を踏襲したものか・・・
    そのダイナミックさは社内外の高い評価を得、株価も倍へ
    しかし時は味方せず

    リーマンショックと
    東北大震災・福島原発事故
    半導体と原発を直撃

    それまでの西田経営には誤りはないが、結果的にリスクが過大だったということ
    経営は結果責任 でもリタイアした西田氏は責任を受け入れず
    むしろ自己正当化

    東芝ものでは出色の一冊 それでも後味は不味い
    世界グローバル化に対応してきた男 西田社長
    それでも晩節を汚す

    勲章と財界ポストはダメ 人を腐らせる

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    2018年11月10日
  • テヘランからきた男 西田厚聰と東芝壊滅

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    先日亡くなられた西田元社長を軸に書かれたもの。「東芝機械ココム事件」「イラン革命」「Dynabook」「ロータス1-2-3」など、懐かしい事象に揉まれながら歩んだ西田氏の経歴が語られます。丸山眞男氏、大前研一氏なども登場し、今では反原発派の小泉氏が政権掌握時代に原発を推進すべく、東芝に圧力をかけたなども紹介。この頃の日本の政治・経済を包含しながら、今の東芝の姿に至る第一級のドキュメンタリーになっています。
    大変な勉強家で、就任時には「陽」で皆からも歓迎されながら、どうしてこうなってしまったのか、「陽極まれば陰に転ず」と言えばよいのか、読後には考えさせられます。
    「負けず嫌い」な性格でひたすら業

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    2018年01月22日