一雫ライオンのレビュー一覧

  • 流氷の果て

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    1985年、札幌から知床へと向かうバスツアーで大事故が起きる。そして今は1999年。生き残った彼らが生きてきた道とは。

    ミステリーの要素はそれほど多くはなく、どちらかと言えば社会派ですかね。いわゆる大人の事情に振り回される若者たち。終始、絶望と怒りが渦巻いている。

    ラストがどうなるかと思ったら…1999年から2000年にかけて、バブルはとうに弾け、就職氷河期真っ只中ですかね。日本はいまだに迷走してるような。

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    2025年05月11日
  • 流氷の果て

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    1985年北海道バス転落事故。助かった者たちと1999年自殺事件。結びつけるのは警察を辞めようとしてる刑事

    令和版「白夜行」と言う人が多いが、確かに彷彿とさせる。ストーリー展開もキャラ設定も良かった。

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    2025年05月08日
  • 二人の嘘

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    類い稀なる美貌とキャリアをもつ女性判事の礼子は、不遇な生い立ちから感情に乏しかった。
    その礼子の心の変化、純愛がこの本の読みどころ。
    「門前の人」の謎を追う社会派ミステリーな前半と印象がガラリと変わるけど、どちらもおもしろい。
    展開が気になって一気読みで、特に金沢旅行はドラマティックで夢中になった。
    なのに最後の章のタイトルが「悲劇」なのはどうかと思った。
    ラストがネタバレされているのはもったいない。
    蛭間隆也が強くて誠実でいい男だった。

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    2025年03月06日
  • 二人の嘘

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    あの人がいれば辛くない
    だって他は私にとって大切な部分ではないから

    礼子はずっと抱えて生きてた。
    幼き頃の記憶がずっと着いて周る、そんな世界から作ったのは自分を犠牲も厭わない優しさ。

    本当に大切な人を、何度も悪魔たちに傷つけられてしまった蛭間に苦しくなる。
    彼みたいな優しさを持ちたい。

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    2025年02月04日
  • 二人の嘘

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    レビューを拝読して読みたくなり、手に取った作品。

    将来を嘱望されている女性判事・片陵礼子はかつて彼女が懲役刑に処した元服役囚が裁判所の前に佇んでいる姿を目撃し、違和感を覚え、彼と当時の公判について調べ始める。

    法廷もののドラマや映画は結構好きなのに、裁判官について詳しいことを全然知らなかった…!
    礼子を通して描かれる裁判官の仕事がとても興味深かった。
    裁判官には上司部下という概念がない、「判事」と「判事補」の違い、裁判においてのそれぞれの役割、互いが互いを監視し合っているなど…
    精神的にも肉体的にも想像以上に負担が大きく、とても大変な仕事だなと改めて感じた。

    序盤の礼子は「片陵礼子」とい

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    2025年01月17日
  • スノーマン

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    著者の作品は【二人の嘘】から二作目。
    前作とはまた対象的な世界でした。肌が異様に白く若くて美しい犯人。色彩描写、風景描写、出てくる登場人物たちの際立ったキャラクター。世界観に惹き込まれました。真正面からの暴力、犯罪、悪。
    どうして殺されなければいけなかったのか?
    どうして殺したのか?

    サイコパス系好きな私には好みでした。

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    2024年02月14日
  • ダー・天使

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    父母娘の3人家族のお話
    父が主人公で神様や天使の設定も
    いろいろツッコみどころも多かったけれど
    物語は楽しめました

    死後の世界が本書のようならとちょっと思います

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    2021年11月13日
  • スノーマン

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    連続殺人犯にかかわる人たちで物語が展開される
    徐々に犯人が見えてくるがなかなかとらえられない
    その展開はもどかしかったですがそれも終盤への
    盛り上がりのためかなと
    それにしても犯人以外の人たちもまた、え?って
    なるような感じでした

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    2021年09月20日
  • スノーマン

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    初めましての作家さん。
    帯の「真実を知った時、全ての意味が裏返る」
    と言うコピーに納得しました。
    人々を恐怖と熱狂に陥れる白く美しい連続殺人鬼。
    哀しげな瞳をした彼をめぐる物語。
    ・・・この2行だけで、脳みそが切ない物語を作り始める。

    自分だけの正義を振りかざし、上から見下して
    人の悪意や弱者に対する眼差しがリアル過ぎます。
    読後の脱力感は、大作映画を観た後のようでした。
    心の擦り減り具合が良くも悪くもデカかったです。

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    2021年03月06日
  • 流氷の果て

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    この筆者はオシャレでロマンチストなんだろうなぁ、文章から滲み出るトレンディ感(死語)。
    タネ明かしが、それはアリなの?って感じで真相が分かってからはありきたりで、一気に説明臭くなったなぁ。
    時代考証が少し自分の記憶と違っていて違和感が。

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    2026年06月30日
  • 流氷の果て

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    ネタバレ

    バス事故の裏側には、
    大手自動車メーカーによる、車両そのものの不具合、リコールが隠されている…

    のたとばかり思っていた。三菱ふそう的な。
    当時の国交省を巻き込む隠ぺい劇場かなと。
    その辺りは思いっきり裏切られた。

    事件の真相に関わるのが、もっと現役大物政治家や、暗殺された理由が、脅しなどではなく大規模なリコール隠しの方が面白いのに…

    真宮さんをナレ死的に扱ったのがよいのか悪いのか、どうなんだろう?

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    2026年06月28日
  • 二人の嘘

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    ネタバレ

    物語全体を通して哀しさ、美しさを感じる内容でとても引き込まれました。

    ただ一方で現実味がないところもあり、ドラマチックな展開を作り上げている感が否めず残念な部分もあります。

    また辛い背景のある登場人物たちが、ひと時の幸せを感じる時間は一部あったとしても、みんな最終的には、そこから抜け出すことができなかったり、辛い記憶がさらにできてしまったりと救われない部分があるため、それが現実なのかもしれませんが、いたたまれない気持ちになりました。

    間違いなく文章などが美しく面白い内容ですが、読む人の好みによって感想が大きく分かれそうだなと思いました。

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    2026年06月27日
  • 二人の嘘

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    ネタバレ

    終始、(不穏)が漂うこの物語。
    最初は全く感情移入出来ない登場人物にかなり戸惑いました。
    主人公は非の打ちどころのないほどの美貌にとんでもなく明晰な頭脳。
    なのに、マイナスの要素を寄せ集めて具現化したような夫....解らん、根本的に無理。

    最後の章が「悲劇」だったのでいろいろなパターンを考えながら読み進めましたが...。そうなりますか。
    残念ながら私には刺さらなかったみたいです。ごめんなさい。

    作者さんは脚本家でもあるのですね。
    なんとなく映像化を念頭に置いて書かれているような気がしました。

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    2026年06月23日
  • 二人の嘘

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    唐突に体の関係をもつところに、え?なんでそうなる?という疑問しか湧かない。
    作品全体の空気は嫌いじゃないけど、作中の人物たちの思考に感情移入できなかった。

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    2026年05月07日
  • 二人の嘘

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    ネタバレ

    これほど美人と連呼する作品も珍しい。礼子が美人でなければ順調に出世できなかったのかな。不幸な生い立ちでも努力し立派に…というのは他にもあるだろうけど、なんとも入り込めなかった。過去、礼子が判決を下した蛭間との不倫。間違えない事を信念に持つ礼子が取った行動にも簡単に蛭間が自殺し発見されるのも、安直に思えた。判事の仕事については知らない事が多く興味深く読んだ。母親に捨てられた礼子を育てた叔母さんは立派、なかなかできないと思う。

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    2026年04月26日
  • スノーマン

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    ネタバレ

    桐生刑事がなかなか闇が深くてそのあたりは面白かったけど、最後まで白い少年の背景がざっくりしていてちょっと残念だった。

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    2026年03月24日
  • 二人の嘘

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    プロローグ

    場所:熊本 通町筋
    時刻:朝

    大通りを歩いていると、遠くから鴉の鳴き声がした
    振り向くと、そこには漆黒の銀杏城が! 
    そう、熊本城である
    震災前、震災直後、復旧中、そして今日
    来る度に、熊本城からは
    “今のお前はどうなんだ!?”と投げかけられているような気がしてならない
    改めて気を引き締めると、我が戦場へと足を向けた


    本章
    『二人の嘘』★3
    ハッキリ言って主人公が嫌いだ
    クズ対クズのお話し
    そもそも礼子は、何故結婚したのだろう!?
    家が欲しかったから結婚したと、作中で述べられていたが、そんなものでこの主人公がなびくのか?
    そこになびいた人間が、自分にも、出世にも、
    ブランド

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    2025年10月18日
  • 流氷の果て

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    由里子の話し方が古臭いけど、これも時代を表してるんかな。なかなか入り込めなかったけど最後は結局じんわりしちゃった。

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    2025年09月27日
  • 流氷の果て

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    終盤まで、白夜行っぽい雰囲気だなーと読み進めていたが、最後の展開がすごかった。
    ミレニアムの東京を舞台にしたノスタルジックなトーンと、破綻のない物語。一気に読めるエンタメ刑事もの。面白かった。

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    2025年09月14日
  • 流氷の果て

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    刑事の勘が冴え渡り、事件が解き明かされていく過程が面白かった。

    それにしても、権力者のメンツや利益のために事実は簡単に曲げられるのだなぁ。正義感がいくつあっても足りない感じ。

    リレー捜査、半グレ、オレオレ詐欺と言った言葉が作られていく警察内部のことも少しわかり興味深かった。


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    2025年10月26日