あらすじ
女性判事・片陵礼子の経歴には微塵の汚点もなかった。最高裁判事への道が拓けてもいた。そんな彼女はある男が気になって仕方ない。かつて彼女が懲役刑に処した元服役囚。近頃、裁判所の前に佇んでいるのだという。違和感を覚えた礼子は調べ始める。それによって二人の人生が宿命のように交錯することになるとも知らずに......。感涙のミステリー。
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Posted by ブクログ
浮気とか不倫ってマスコミでめちゃくちゃに叩かれるけど、どうして他人の恋愛にそこまで躍起になれるんだろうと思う。
もちろん許される行為ではないし自分がしたいとは思わないけど、ただ他人の話に首を突っ込むのはお門違いでは?と思う。
今回の物語はそんな恋心を描いていて、切なすぎる…
事件を発端として惹かれ合う二人、叶わぬ恋、ラスト…
旦那もその母親もゴミのような人間で、現実世界なら絶対に関わりたくない人間。
でもそんな人と結婚してしまった礼子は、言ってしまえばDVを受けているのと同じ状況。
一方で蛭間は全てを失っているが、思いやりのある心は決して失ってなくて、それこそ礼子の求めてるものだったんだなって。
礼子には幸せになってほしい。裁判官や政治家などではなく、もっと心が温まるような世界で。それがたとえ彼女の能力の高さを活かせないものだとしても。
Posted by ブクログ
司法ものなら難しいかなと思いつつ読み始めたら、夢中になり一気読み。悲恋と言っていいのか、切なすぎて泣けました。読んだあともしばらくぼーっとしちゃいました。
Posted by ブクログ
もう読み進めたら本当に止まらなかった、、
うんーー切ないというか やりきれない、、
感想を簡単に言葉にできないような、したくないような、、
ストーリーの語り手は変わらないんだけど
こんなにもページとか進み具合とか気にしないで
まだ読んでいたい、終わらないでくれーと思える
小説に出逢えたことが嬉しい
礼子が自分の感情を感じて、人間味溢れていくところも、珠洲での二人のシーンも、二人の幸せを願わずにはいられなかった、、
しばらく引きずります。笑
Posted by ブクログ
もう辛い。きつい。憎い。もうすぐ物語が終わりそうなとこまで来たけど、でも書き残さずにはいられなかった。
読み終わった。仕事には1時間くらい戻りたくないな。
Posted by ブクログ
何故そういう感情や行動になるのかわからず、私は感情移入型の人間なので全然入り込めなかった。
子供の頃に受けた傷がもとでそういう人格になってしまったのか?
なぜそこまで自分の幸せを求めずに達観して何も感じず生きられたのかがわからなくて。
蛭間と出会って変わっていくのはわかるのだけど。
お互いにそういう人物に出会って変わっていけるところだったのに悲しい。
蛭間がすごく強くて、優しさが強すぎて悲しい。
Posted by ブクログ
全く知らなかった作家さん、フォローしている方々のレビューに強く惹かれて読んでみた。
東大法学部の最高成績を塗り替え、引手あまたの官僚の誘いを断り裁判官の道を選んだ片陵礼子の物語。
類まれなる美貌を持ち、いちいち「美しい横顔で見る」「美しい目を見ひらいた」「美しい口元を歪める」「美しいまなざしをむけた」と描写され、どれだけ美人さんなことか。
そんな彼女の裁判官としての日常が描かれたかと思えば、かつて判決を書いた男が出所してきて“門前の人”となった謎を追う話になる。
まずは裁判所の世界やそこでの人間関係、裁判員裁判の進み方などが興味を惹いて、“門前の人”蛭間に深入りしていってからは、礼子の裁判官としての優秀さが描かれれば描かれるほど、その生い立ちも相まって彼女に欠落したものが顕わになり、なかなかにヘビー。
くるくると話の趣が変わり、話の筋も予想外の展開を見せて、少し厚い本だがグングンと読まされる。
少しずつ明らかにされていくかつての事件の真相とそこに隠されていた関係者の心情は、お話として予断を許さない作りになっていて最後の最後まで楽しめた。
ただ、最後の金沢から能登の旅のふわふわした描写には惹かれず。並んで歩けない二人の絵は映像になると映えるのかもしれないが、急にそこらのTVドラマになったような違和感があった。
Posted by ブクログ
ブク友さんのレビューを見て読むことにした作品。
理知的で冷静な女裁判官・礼子が主人公の司法小説。司法のことや裁判員のことなど、初めて知ることも多くて興味深かった。
愛情に欠けるけれど何事にも完璧な礼子は、身近な人も裁く人も冷静に観察して分析し、そつなく対応する。夫がいることが意外なほど、愛情や人情を持たない。
夫は礼子に対してモラハラ気味で、なんでこんな人と結婚したのか、初めは謎だった。礼子自身に感情がないので、うまくやっていけている状態。なんだか不穏な空気を常に漂わせながら、物語が進んでいく。
かつて礼子が担当し、懲役4年の刑に処した男・蛭間が、門前の人になっているという話があがる。門前の人とは「裁判所の玄関前に陣取って、自分に不利な判決を下した裁判官の実名を挙げて糾弾する人」とあるが、どうも様子が違うようだ。
彼の存在が礼子に影響を与えていく。読者は冒頭で礼子になにかがあったことを知らされているので、不穏な空気の中、いつ事が起こって、状況が一変するのか、後半はハラハラして一気に読んでしまった。
結末はハッピーと断言できないけれど、読んでよかったと思える作品だった。ブク友さん、ありがとう!
Posted by ブクログ
一応ミステリーと分類されているものの、実態は1人の裁判官と、過去に彼女から実刑判決を受けた元受刑者が不器用に心を通わす物語。
とても静かで力強いトーンの作品であり、小説家としては経歴が浅い著者の名前を印象付けるに値する力作です。
惜しむらくは主人公 礼子を、誰もが認める美貌と東大法学部卒で司法試験トップレベル合格という、非常に俗っぽく記号的な2つの属性を持たせたことかな。
万人受けしやすさを意識した印象があり、このせいで作品の品格をかなり落としてしまった気がして、あまり次作への期待が持てない。
Posted by ブクログ
主人公の境遇がなんともツラく切ない物語でした。
それでも、なんとか自分の意思を見せ突き進もうとするも。。。。
苦しいけど主人公自身が自己犠牲から抜け出せそうなところは一緒に幸せを感じました。
Posted by ブクログ
✎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
感情を持つことはすべてを狂わせる。
間違ってはいけないのだ。
母のように-。
幼い頃から頭が良いことも、容姿が良いこともわかっていた。それをひけらかさないことが上手く生きていく術だということも。
何も間違わずに生きてきたはずだ。
感情は正しい判断をもっとも狂わせる。間違えないために一切の感情をも排除してきた。
高い志も 強い意志もなく裁判官になったのも 私には正しい道だった。
家柄の良い男と結婚し 豪邸に住むことも。
いづれ最高裁判事になることは確定的で、私のキャリアには微塵の汚点もなかった。
彼に再会するまでは-。
蛭間隆也。過去、蛭間の起こした事件に懲役四年の判決を下した。その彼が”門前の人”となって裁判所前に現れるようになった。
私の下した判決に間違いがあった?
そんなはずはない。
何の不服があるのか?
こんな事に意味などないと思うが、彼のことが気になり過去の事件を調べ始めた。
これが間違いの始まりだったのか…。
私はどこまで堕ちていくのだろう。
「私の手はいつも間違える」と
哀しく微笑む彼と一緒に。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「はい、そうなんです。今回のレビューは依頼人のゆーきさんのご要望により礼子(北川景子さん)になりきって書き上げました。【ゴーストライター1Q84O1さんのコメントより】」
いっきゅーさん 今回もありがとうございます
(꜆ ._.)꜆¥¥
いやーせつねー
なんか素敵な言葉で語りたかったけど
もう せつねーですよ
「魂の番」は52ヘルツでしたか?
そんな言葉を思い出しました。
他人から見たら不埒な行為でしょうか。
でも純愛。
傷を負った二人。
互いの感情が溢れだすところなんか…
ライオンさんが「忍びの恋には金沢が似合うかな」とインタビューで仰ってました。
あぁ いつか私も金沢へ逃避行の旅に…
なんてね
Posted by ブクログ
類い稀なる美貌とキャリアをもつ女性判事の礼子は、不遇な生い立ちから感情に乏しかった。
その礼子の心の変化、純愛がこの本の読みどころ。
「門前の人」の謎を追う社会派ミステリーな前半と印象がガラリと変わるけど、どちらもおもしろい。
展開が気になって一気読みで、特に金沢旅行はドラマティックで夢中になった。
なのに最後の章のタイトルが「悲劇」なのはどうかと思った。
ラストがネタバレされているのはもったいない。
蛭間隆也が強くて誠実でいい男だった。
Posted by ブクログ
あの人がいれば辛くない
だって他は私にとって大切な部分ではないから
礼子はずっと抱えて生きてた。
幼き頃の記憶がずっと着いて周る、そんな世界から作ったのは自分を犠牲も厭わない優しさ。
本当に大切な人を、何度も悪魔たちに傷つけられてしまった蛭間に苦しくなる。
彼みたいな優しさを持ちたい。
Posted by ブクログ
レビューを拝読して読みたくなり、手に取った作品。
将来を嘱望されている女性判事・片陵礼子はかつて彼女が懲役刑に処した元服役囚が裁判所の前に佇んでいる姿を目撃し、違和感を覚え、彼と当時の公判について調べ始める。
法廷もののドラマや映画は結構好きなのに、裁判官について詳しいことを全然知らなかった…!
礼子を通して描かれる裁判官の仕事がとても興味深かった。
裁判官には上司部下という概念がない、「判事」と「判事補」の違い、裁判においてのそれぞれの役割、互いが互いを監視し合っているなど…
精神的にも肉体的にも想像以上に負担が大きく、とても大変な仕事だなと改めて感じた。
序盤の礼子は「片陵礼子」という役を演じているかのよう。
毎日決まったルーティンをこなし、夫、義母など周りの人からよからぬ感情を持たれないよう、緻密に考え行動している。
あんなに感情を持つことを嫌っていたのに、あんなに自分を律していたのに…蛭間と出会い、人間らしさを取り戻していく礼子から目が離せなかった。
蛭間が抱えていた謎の更なる真実、彼の想いが語られる場面では、言葉にはできなくても蛭間の礼子に対する距離の取り方、行動の端々に彼の気持ちが表れていたのだな、と、蛭間の礼子への接し方が思い返され、たまらなく切なくなった。
名前を呼び合うことも、隣を歩くことも、許されなかった2人。
隣同士でいられたあの一時は2人にとって至福の時だったのだろう。
この作品で一番印象的だったのは、手を繋いだ様子を例えた言葉。
あれに例えるのか…!と。
作家さんって、すごい。
✎︎____________
過去を消したい男と、いまを大事にする女。
どちらが不純で、どちらが純潔なのだろう。(p.239)
今日もいい一日だった。そう思い眠れる夜は、実は当たり前ではないのかもしれません。多岐にわたる犯罪の発生、交通事故、わたしたちはいつ被害者になるか、また加害者になるかもわからないのです。(p.255)
情報は感情に繋がり、感情は正しい判断をもっとも狂わせる。(p.271)
罪でしょうか。誰かを想うことは、自殺とおなじく、大罪でしょうか(p.379)
我々裁判官は自らを律し、律し、律しつづけ、過ちは決して許されず、なおも見えぬ手綱を誰かに巻かれて生きていく。もしかすると、仮釈放された囚人よりも囚人かもしれないな(p.462)
じぶんのためにつく嘘など、訳はなかった。
なのにどうして、大切な人のためにつく嘘は、こんなにも苦しいのだろう。(p.465)
「なんで人は、大事なことを話すとき、横にいるんでしょうか」
「──むきあってしまえば、目を見てしまう。目を見てしまえば、真実を語りたくなってしまう──」(p.509)
Posted by ブクログ
ヒロインは、美貌の東京地方裁判所裁判官
東大法在学中に司法試験にトップ合格
最年少最高裁判所判事を期待される逸材
前半、ヒロインの凄まじいほどの能力と美貌が書き込まれるが、なぜか壊れてしまいそうな不穏さが満ちている
ぞわっつとして、引き込まれる
幼少期も結婚した現在も家庭には恵まれていない
そんな幾つかの不遇さえ、不幸としない
壊れる直前の緊張感は、過去に判決を下した男性の出現で加速していく
紹介に感涙のミステリーとあるけれど
この男性のミステリー部分は予測の範疇
ただし、緊張感が恋愛に変化して
二人の過去の共通性に関係が深まっていく
まさかここまで恋愛小説となるとは思いませんでした
足りない物を補える二人だったけれど
それぞれの選択が悲しい結末でした
Posted by ブクログ
描写が細かく、登場人物の心情が深く伝わってくる。理不尽な不幸に襲われながらも大切な人のために意志を貫く人と、世に言われる成功を得ながらも大切な人のために捨てる人、どちらも美しい。
Posted by ブクログ
最初は主人公が浮世ばなれしすぎていて、その思考が面白かった。次第に心が変化していく過程も無理なく表現されていたと思う。中だるみもなく最後まで楽しめた。最後はあっさりしていてので、もう少し未来が予想できる描写があるとよかった。
Posted by ブクログ
リアリティが欠けているが、ドラマとしてはとても面白い。オーディブルで聴いたのだが、オーディブルで聴くのにふさわしく、内容に引き込まれた。最後も幕切れがあっけないのと、その後が気になるが、たぶんその後は書かないほうが良いのだと思います。
Posted by ブクログ
プロローグ
場所:熊本 通町筋
時刻:朝
大通りを歩いていると、遠くから鴉の鳴き声がした
振り向くと、そこには漆黒の銀杏城が!
そう、熊本城である
震災前、震災直後、復旧中、そして今日
来る度に、熊本城からは
“今のお前はどうなんだ!?”と投げかけられているような気がしてならない
改めて気を引き締めると、我が戦場へと足を向けた
本章
『二人の嘘』★3
ハッキリ言って主人公が嫌いだ
クズ対クズのお話し
そもそも礼子は、何故結婚したのだろう!?
家が欲しかったから結婚したと、作中で述べられていたが、そんなものでこの主人公がなびくのか?
そこになびいた人間が、自分にも、出世にも、
ブランド物にも、何にも興味がない!?
そんなことが、果たしてあり得るのか?
稼げてるのだから、離婚すればいいのにとか!
疑問だらけの雨あられ
そして、作者が礼子のことを美しいと書き過ぎ!
感情移入が全く出来ないキャラ設定であった!
そう、中盤までは、、、
蛭間との出逢いから、彼女の感情が垣間見れたのが少なくとも救いか
まぁ、物語としては面白かったので★4にしようかとも迷ったけど、やっぱり主人公のキャラクター設定に納得いかず★3とした
エピローグ
仕事を終え、再び大通りに出ると
当然のように、それはそこに鎮座して
高台から私を見下ろしていた
“いつも見ているぞ!”
そう、言われてるような気がした
熊本は、10月中旬というのに30℃を超える
真夏日だったが、束の間身震いを覚え襟を正すと、踵を返し、空港行きのバスに飛び乗った!
完
Posted by ブクログ
母に捨てられた過去のある美人で優秀な女性判事が主人公。
自身が過去に裁いた刑事事件の被告人でのちに服役した若い男性が、主人公の勤務する東京地裁の前で主張を訴える『門前の人』となって現れ、物語が動き出す。
なぜ男性は門前の人となったのか、事件の真相は何だったのか…
裁判官が主人公となって事件の謎が明らかになる珍しいお話で、不幸な出自の女性の危うい感じが、終始物語に破滅的な匂いを醸し出すちょっと重めの一冊。
Posted by ブクログ
Audibleにて。東大主席、司法修習トップで裁判官で、世の中が振り返る美貌以外は不幸のオンパレードなヒロインと、そのヒロインの判決で殺人の有罪判決となったこれまたイケメンとの残念な恋愛(不倫)の話。ラストに至るまで陰々滅滅の展開が続いて表面上は救いのない話だし、裁判官としての資質が良いのか悪いのかあまりわからなかった。しかし、最後の金沢の近江市場での描写の色彩感はとても良く、このコントラストが一番書きたかったのかとも思った。小説の好みとしては合わないけどね。でも、ガスエビってなに?めちゃくちゃ気になる(違)
Posted by ブクログ
初読みの作家さん。読み始めは裁判物かと苦手意識が先に立ち、ウォーキング途中のオーディブルを通してながら聞きだった。次第に主人公・礼子の目を通し裁判官の仕事や裁判員制度などが描かれていき興味が増していく。タイトルの「二人の嘘」とは何なのか?
脚本家でもある一雫さん、メロドラマ風ラブストーリーで牽引力はさすがにあると思う一方で強引さも感じる。出自が似てるとはいえ、桁違いに聡明な頭脳と美貌を兼ね備えた女性判事礼子と無実でありながら元服役囚の蛭間隆也との恋はありなのだろうか。
裁判員制度や法曹界の闇が更に取り入れられたら違う作風になっていただろうが、心地良いレトロさに浸れたのも本当かな?
♫知った言葉
マージカル・マン(境界人)
異なる社会や文化の境界に位置し、そのいずれにも完全に属さない人を指す。青年期の心理的特徴を表現する言葉として使われることもある。
Posted by ブクログ
司法ものだと思って読みましたが全然違いました。
舞台は裁判所ですが内容は恋愛小説です。
それも悲恋系です。
好きな人には強く刺さるだろうし、苦手な人にはどうしても受け入れられない作品だと思います。
悲恋ものが苦手な私にはちょっとキツイかな…
全体的なテーマはとても面白いと思いますしキャラも魅力的ではあるのですが、苦手ジャンルなので星3です。
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女性判事・片陵礼子の経歴には微塵の汚点もなかった。最高裁判事への道が拓けてもいた。そんな彼女はある男が気になって仕方ない。かつて彼女が懲役刑に処した元服役囚。近頃、裁判所の前に佇んでいるのだという。違和感を覚えた礼子は調べ始める。それによって二人の人生が宿命のように交錯することになるとも知らずに……。
Posted by ブクログ
面白いです。暗くて面白かったんですが、美人裁判官とその夫とのコントラストがキツすぎて感情の移入先がみつからず迷子になりました。
弁護士という社会的ステータスのある夫。
しかし中身はママの言いなりで、見栄っ張りで男尊女卑で束縛っキーでセックス下手。あらゆる負のステータスを詰め込まれた毒夫です。
どうやら私の感情コンパスはこの毒夫を指していたようで、頭がそれを拒絶するため心が分裂状態になり苦しくなりました(笑)
それはそうと、ここ最近いくつか裁判モノを読んでようやく、裁判員の位置付けが頭で理解できました。
もし法廷に座ったら、きっと心が拒絶するんでしょう。自分を過信せず、素直に拒否しようと思いました。
Posted by ブクログ
才色兼備女検事が以前判決を下した男の悲しい真実
しんどい!せつない!くるしい!蛭間の気持ちを考えるときつい!もし自分の大切な人がそんな酷い仕打ちにあっていたら、私も同じことそれ以上のことしてしまいそうって思いながら、本当はいけないって分かっていても狂ってしまいそうです。
違う世界にいる2人でも何故か惹かれてしまう、そんなヒューマンサスペンス
映像化したら白石麻衣ちゃんと岩田剛典って勝手なイメージ
Posted by ブクログ
切ない。。
ただの恋愛小説といえばそうだが、それぞれの過去、背景が切なくて、性犯罪が野放しにされる現実に怒りを覚えた。
そして最後はやっぱり切ない。。
Posted by ブクログ
Audible にて。
判事の仕事が如何に大変か、法曹の世界を垣間見られた点、興味深かった。それから、良家の闇…モラハラ夫には何かしら制裁があればと思っていたが、何も変わらず…主人公2人も、束の間の幸せは得られたものの、一般的に見ればバッドエンドで、でも世界とはそういうものか…とも思う。
当人は救いを感じているかもしれないが、もう少し明るい未来があれば良かったのに…。心を取り戻したレイコさんには、これから変わっていってほしいと願ってしまう。
レイコさんの形容詞として、「美しい」がしつこいくらいに付いていたので、何か特別な意味があるかと思ったが、そうでもなかったようで。あまりに多いのでちょっと気になりました。