マーティン・ファクラーのレビュー一覧
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「自由とは心を縛られないこと
真に自由な人間に同調圧力は無力である」
この言葉に出会うためにこの本を読んだんだな。
あなたはどうやって今のあなたのような
人間になったのですか?
という問いに、自分の学生時代の話や
両親からの影響、本から受けたものなど
色んな話が書いてある。
自分を振り返ってみる。
18歳のときに思いもよらぬ出来事
そして自問自答した日々、
結局自分がどうしたのかと内省をかさね
出した結論。
答えは自分の中にしかないという確信。
それが今の自分を作っている。
この本にも「答えは自分で見つけるしかないと悟った高校時代」
と書いてあるが
まさしく自分もその時に自分自身の生き方に -
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ジャーナリズムは番犬watchdogであるべき、
ポチではダメ 記者クラブはダメ
第二次安倍政権は政権とジャーナリズムの関係を変えた 官僚との関係も変えた
そう言う意味ではもの凄い変革を成し遂げた内閣である
しかしこれらは「統制の強化」であり、「歴史上何を成し遂げたか」ではない
世界のグローバル化の中で、「日本の内向き」性向は「幼児化」となって現われている 結果はガラパゴス社会であり鎖国の江戸幕府体制である 社会進化は停滞する
敵か味方の二元論(31) 「冷徹な戦略の欠落」(43)
リスクをとらない「記者クラブ制度」はプロの記者を育てない
会社主義の弊害 メディアというプロ集団が確立しない -
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購入済み
ジャーナリズムに夜明けは来るか
第2次安倍内閣発足以来、時代の空気は重苦しさを増している。無理が通れば通りが引っ込むという諺を地で行くような出来事が続いた。
だが、そんな重苦しい時代に一石を投じてくれたのが、望月さんや前川さんであった。このお二人に、外国人ジャーナリストとして日本で活躍しているファクラー氏が加わっての鼎談は、読み応えがある。また座談会の前に、各氏の論考が掲載されているが、こちらも有益である。評者個人としては、海外のジャーナリズムの状況を踏まえつつ、日本の特殊性を指摘するファクラー氏の視点に、新鮮さを覚えた。
ジャーナリズムが国民を育てるのか、国民がジャーナリストの活躍を支えるのか、鶏と卵の関係と言うしかないが -
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安倍ちゃんの頭脳の程度は「はじめに」で紹介されている。
ニューヨークでのアウェイでの記者会見、世界では常識ではあるが、首相にとっては想定外の質問が飛び出し、すっとんきょうな答えしか言えなかったことがあった事実。
ホームにおいては、事前に周到に準備された想定問答での、準備したペーパーを丸読み。
普通、先進国の民主主義国家ではあり得ない、政府とジャーナリズムの世界の実態が冒頭に書かれている。
そんなことで、まず
第1章 安倍政権のメディア・コントロール
主な項目:安倍政権の「圧力」を前に腰砕けになった
大手メディア
日本外国特派員協会での記者会見から逃げる
自 -
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日本の行末予測
日本の少子高齢化、年金・医療費高騰など移民政策緩和がなければ日本は重税をしなければならない国になる。中国の台頭は米国とのG2となれば日本は孤立、インド、オーストラリアとの新たな協定しかない。政府の威圧でジャーナリズムが消えた乏しい記事内容(コピーに横流しが横行する大手新聞社・TV局)など外国人記者が思う内容だが、多くに賛同する。特に日本の官僚の慣習体制からなる記者クラブ(仲良しクラブ的存在)でジャーナリズムが欠乏しており読者がお金を払う質的内容が極端に乏しいとつくづく思う。(読みたい、読ませたいと言う独自取材での話題の欠乏と記者自身の知識情報不足だ) -
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望月衣塑子さんは知っているが、前川喜平さんとマーティン・ファクラーさんは何か本を読みたいと思っていた。
メディアの問題を考えたかったこともあり、本書は自身の要求を満たすのにちょうど良かった。
この本は「安倍政権が、いかにメディアや教育に介入してきているか」などをテーマにした議論をまとめたもので、
議論から浮かび上がってきた言葉が「同調圧力」だった。
福島での汚染水放出に対する中国人の反応は、まさに「同調圧力」によるもので、中国の政権やメディアのコントロールが強く感じられる。
「日本の海産物は食べたくないですか?」に対し「その質問には答えたくない」と口を閉ざすのも同調圧力に屈しているからだ。