【感想・ネタバレ】米国人ジャーナリストだから見抜けた日本の国難のレビュー

あらすじ

知日家米国人がタブー抜きに語る
日本人が気づかない新時代の病巣
東京新聞記者・望月衣塑子氏推薦!

「失われた30年」ばかりか、移民国家化、一強政治、米中新冷戦といった新たな難題・課題が待ち受ける日本。
メディアはその国を現す鏡であり、そのあり方がそのまま国の状況を示す。
日本滞在歴20年の著者が絶えず言い続けているのが、
権力からの圧力に屈する日本のメディアという不思議な存在だ。
「本当のこと」が伝えられない構造は、新時代に持ち越される諸問題の根源に潜んでいる。
元ニューヨーク・タイムズ東京支局長がタブー抜きで大問題に迫り、ポスト平成への提言までも行う。

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Posted by ブクログ

日本の行末予測
日本の少子高齢化、年金・医療費高騰など移民政策緩和がなければ日本は重税をしなければならない国になる。中国の台頭は米国とのG2となれば日本は孤立、インド、オーストラリアとの新たな協定しかない。政府の威圧でジャーナリズムが消えた乏しい記事内容(コピーに横流しが横行する大手新聞社・TV局)など外国人記者が思う内容だが、多くに賛同する。特に日本の官僚の慣習体制からなる記者クラブ(仲良しクラブ的存在)でジャーナリズムが欠乏しており読者がお金を払う質的内容が極端に乏しいとつくづく思う。(読みたい、読ませたいと言う独自取材での話題の欠乏と記者自身の知識情報不足だ)

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2024年06月06日

Posted by ブクログ

良薬口に苦しといった内容だが日本ならではのポジティブな面についても言及というか提言されているのが好印象。

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2024年04月09日

Posted by ブクログ

「メディアが本当のことを伝えないこの国の真実」の惹句に期待して読んだところがありますが、「普通にわかっていますが、何か?」という印象でした。
このような情報はこの時代こまめにネット、新聞、TV、雑誌をみていれば知ることができる、まあ、自由なありがたい日本でもあります。

しかし、そうは言っても歯切れよく平成30年の時代がどうだったかをよくまとめてあります。

「失われた20年」という景気の低迷、格差拡大、「東日本大震災」「原発事故」の自然災害と人災への取り組み。そして五輪後の景況、移民を受け入れるざるべき国の事情、アメリカと中国の冷戦間の日本、安倍政権後、など。

「米国人ジャーナリストだから見抜けた」ところは、(わたしが)しいて言うなら、「このところの嫌韓」への冷静さ保持、本土と分断している沖縄人の立場、日本のジャーナリストたちの発信力強化、でしょうか。

「おわりに」にお書きになってますが
外圧に弱い日本の近未来(ポスト平成)は「黒船ペリー」「第二次世界大戦後のGHQ、マッカーサー」につぐ第三のショックは米国(米軍撤退など)か、中国だとおっしゃる。
日本滞在20年の米国人ジャーナリスト、親日家であられるでしょうが、米国人らしいです。

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2019年10月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おもろいです。様々な問題を多角的に分析しつつ、有機的に繋げあわせて語る文調が説得力あります。新聞読んでるよりは面白い。脱ガラパゴスと課題大国日本が印象的だった。普通になってきた国の国民が普通以外でありたいとする態度が噛み合ってない、この論旨が面白い。

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2019年05月15日

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