ウイリアム アイリッシュのレビュー一覧

  • 幻の女〔新訳版〕

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    喪服のランデヴーが面白かったので、二作目。喪服〜が犯人が初めからわかってる系の作品であるのに対して、こちらはそれとは真逆のタイプ。どちらもそれぞれ面白い。喪服〜は主人公の復讐を軸にして、一人また一人と殺されていく序盤から終盤までの流れはある意味読者には予想がつく範囲で、終わらせ方こそが要だったが、こちらは犯人は誰なのか?女は誰なのか?そもそも存在するのか??と複数の謎を同時進行で解き明かしていくスリリングな展開が面白い。

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    2023年05月04日
  • 幻の女〔新訳版〕

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    だいぶ前に電子書籍で購入。良い意味での昔のミステリー色が強く、でも話の展開も飽きさせないし面白かった。原文がかっこ良いんだろうな、という言い回しがいろいろある。

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    2023年04月03日
  • 幻の女〔新訳版〕

    購入済み

    幻の女

    最後までどうなるのか想像がつかない作品でした。
    大抵この手の作品はなんとなくオチが想像できてしまうのですが、これは私には想像外でした。
    後半は飽きない展開で読み進めたくなりました。

    「冤罪」という’もし自分だったら‥’という、なんとも心落ち開かない気持ちが同居していました。
    絶体絶命な状況からどう展開されるのか…先が気になり止まらなかったです。

    この作品を読んで、作家とは四六時中構想で頭がいっぱいなんだろう、やはり特殊な職業だと再確認した作品でした。

    #深い #怖い #ドキドキハラハラ

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    2023年05月17日
  • 幻の女〔新訳版〕

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    臨場感たっぷりの物語で読んでいてドキドキしました。ただ、わたし的にはちょっと読みにくく、読み進むのに時間がかかりました。
    でも最後は色々ななぞも無事に解決し、全てスッキリ!ウィリアム・アイリッシュさんすごいです。

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    2023年02月16日
  • 幻の女〔新訳版〕

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    面白かった。

    男が記憶を保管して幻を見ている、みたいなありがちな展開かと思ったがそうではなく、しっかりとミステリーだった。
    所々おしゃれでとても良かった。死刑執行までの日にちが章立てになっていて、何も動きがない日はそのまま次の章に行くところも、最後の刑事の一言も。
    また、登場人物がどれも印象深いのも良い作品と感じた理由の一つで、物乞い、歌姫、妻、どれをとっても一癖あって一キャラクターとして見ることができた。またそれを下手にミステリー仕立てにせず、キャラクターとして描いているのも良い、、、。

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    2023年01月09日
  • 幻の女〔新訳版〕

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    ネタバレ

    ミステリーの古典でどんでん返しの結末、それだけでも興味津々ですが、 J・ディーヴァーのリンカーン・ライムシリーズの面白さを知った私が本作を手にするのはもはや必然だったように思います。

    エドガー・アラン・ポーのモルグ街の殺人から始まった推理小説の歴史。

    本作も不朽の名作であることは読めばわかります。

    主人公は株式ブローカーのスコット(職業は本作では全く重要ではありません)。

    妻となんとか離婚をしようとしていたスコット、それまでとは手法を変え食事と劇場に妻を誘う。

    直前になって行かないと言い出す妻と激しい言い合いの末に家を飛び出したスコットは何気に立ち寄ったバーで不思議な帽子をかぶった女

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    2024年07月26日
  • 死者との結婚

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    あぁまた一気してしまった。ウィリアムアイリッシュはサスペンス小説の巨匠なのだが、私は最も好きな恋愛小説家は誰かと問われればアイリッシュと答える。彼の描く男女はいつも甘く切ない青春ど真ん中なのだ。そういう面で一番は暁の死線。幻の女も言うまでもない。殺人現場というドキドキのシチュエーション、揺れる心理、言えない秘密、逃げるふたり、それらは恋愛を引き起こすきっかけでしかない。まだ読んでなかった『死者との結婚』を読む。ニューヨーク行きの列車に一人乗った身重の貧しいヘレンは博打打ちの夫に捨てられ今後の不安に打ちひしがれていた。彼女にヒューとパトリスという婚約中の裕福なカップルが優しく声をかけてくれる。し

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    2020年11月22日
  • 暗闇へのワルツ

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    ここまで悪女ぶりを書ききるとは・・・。
    なんとなく映画「カサブランカ」に雰囲気が似ているかな。こっちの方が完全なる愛憎劇という感じでしたが・・・
    こちらも映画化されてるようで、機会があれば是非観てみたいです。

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    2009年10月04日
  • 幻の女〔新訳版〕

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    江戸川乱歩お勧め小説と聞き、ずっと読みたかったミステリー。真犯人に「うわー!?」となった。信じられなくて、思わず、読み返してしまったよ……。

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    2025年06月01日
  • 幻の女〔新訳版〕

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    妻殺しの罪で死刑執行が迫る男と彼の潔白を証明すべく奔走する親友の姿を描いた時限サスペンスの古典。事件の鍵を握る幻の女の造形に些か物足りなさを感じるが冒頭の有名な一節を含む洗練された表現及び巧みなプロットは読者を愉します

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    2024年12月24日
  • 幻の女〔新訳版〕

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    海外作品は私にとって読みづらさがあるが、
    この作品はスラスラ読めました。
    順に追って真相に近づいていく緊張感が良かったです。
    ただし、「幻の女」と言う設定は少し物足りなかったです。
    ラストがちょっとね!

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    2024年10月15日
  • 幻の女〔新訳版〕

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    知らなかったがミステリーの古典らしい。
    ストーリーは今から見れば強引な展開が多いものの、バーや観劇といったニューヨークの都会的な雰囲気、幻想的な描写、唯一のアリバイ証言者となる消えた幻の女を探すという仕立てが上手く嵌っていると思えた。
    ネタバレしてしまうから映像化は難しいと思ったけど、何度も映画やテレビドラマになっているらしい。

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    2024年08月07日
  • 幻の女〔新訳版〕

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    ネタバレ

    ・あらすじ
    妻殺しで捕まった男。アリバイを唯一証明できる消えてしまった幻の女を捜索する関係者。

    ・感想
    解説読むまでこの本がそんなに有名だったとは知らなかった。
    サスペンスの詩人と言われてるようで確かに詩的な表現が多かった。
    その詩的な表現と曖昧模糊とした状況、暗中模索な捜索が噛み合ってた気がする。
    初めて読んだけど面白かった。

    幻の女の正体と殺人犯の正体を探っていくけど殺人犯の方は予想つけやすいからすぐわかった。

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    2024年03月06日
  • 幻の女〔新訳版〕

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    ネタバレ

    洋書は登場人物の名前が中々覚えられなくて苦手なのだが、この本は登場人物も限られており、すんなり読む事ができた。
    80年位前の本だが古臭さは感じず、真相も予想できず驚いた。
    ただ刑事が犯人を泳がせていた事であれだけ一般人に危険が及んだり亡くなった人もいるのに、ドヤ顔で真相を語るシーンは少し違和感があったかな。

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    2024年02月20日
  • 幻の女〔新訳版〕

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    古典的名作の新訳!
    今でこそ古今東西、ミステリーの終盤のどんでん返しは珍しくないけれど、当時の読者はこの「幻の女」の展開に衝撃を受けたんだろうなって思う。
    ミステリーの歴史を感じた一冊でした!

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    2023年11月26日
  • 暗闇へのワルツ

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    ネタバレ

    ウィリアム・アイリッシュ作品。 3作品目。

    「その望みが達せられるなら、どんな運命でも、たとえそれがスペードのエースでも、甘んじて受けましょう」ルイスは祈る。破滅の合言葉です。
    「あたし、いちかばちかってことをやる男が大好き」刹那に生きるギャンブラーの言葉が、加速させる。
    ただなぜこうなってしまったのでしょうか? 何度読み直しても、破滅した理由が、よくわからなかった。

    違和感があるとすれば、きっと金銭感覚。物語は、1880年に始まる。日本では、鹿鳴館ができた頃。具体的な金銭感覚は不明ですが、当時の$1は、現在の価値で考えると、1-2万円相当。(仮に1万円として)、ルイスがジュリアに持ってい

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    2021年12月25日
  • 暗闇へのワルツ

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    ラストでルーが強壮ドリンクを飲みたいというシーンで泣いてしまった。・・・って、これ別にネタばれコメントじゃないよね?ドキドキ。

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    2010年02月01日