春日太一のレビュー一覧

  • 日本の戦争映画

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    『暁の脱走』『独立愚連隊』から『この世界の片隅に』まで――。
    日本映画はいかに戦争と向き合ってきたか?
    元特攻隊の脚本家、学徒兵だったプロデューサー、戦地から生還した映画監督が
    映画に込めた、自らの戦争への想いとは?
    特別対談として、『この世界の片隅に』片渕須直監督も登場!

    町山氏との対談本と重なる部分もあるが、松林宗恵監督の作品などは、もっと観てみたいと思った。

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    2020年07月26日
  • なぜ時代劇は滅びるのか

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    スバラシイ
    著者にリスペクトだぜ❗
    時代劇 懐かしい思い出も。 憧れもあり。 何よりも一番がなくしてしまった。 いままでの経験があるのではないだろうか。
    水戸黄門 ストーリーの固定性が良かったよね。

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    2020年02月11日
  • 天才 勝新太郎

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    大胆きわまりない人だっていうのはなんとなく知ってたけど、とにかくすごい人だった!っていう感想です。

    豪放磊落。

    もうすごい。ホントに武将のような人。音感がとにかくよくて、三味線奏者だった!!!っていうのも驚きだし、もうとにかく演技に命を捧げてた。っていうその姿勢の貫き方もすごい。そして、人たらしでもあったらしいし、気難しくもあったらしい。

    ジャッキーチェンが勝新太郎の演技を見て業界入りしました!って挨拶に来たのは印象的だし、漫画みたいな動きでちょっと一緒に共演は無理って断った相手がブルースリーっていうのもなんかすごいんだな。勝新太郎!って感じでした。

    中村玉緒がちょこちょこ出てくるんだけど、この中村玉緒にはどうにも逆らえない勝新太郎の姿もなんだか可愛い感じでした。笑笑

    ホントにすごいひとだったんだな。と。実感させられる一冊でした。

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    2019年12月18日
  • 町山智浩・春日太一の日本映画講義 時代劇編

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    いま時代劇を紹介するとしたら、この二人をおいて他にいない!という面子。刀や殺陣の演出、撮影の様々な裏話は、さまざまなスタッフや役者に入念なインタビューをし続けてきた春日さんならでは。紹介されている作品は未見が多いけど、時間ができたらぜひ見たいなあと思った。次の「パニック映画編」も読んでみよう。

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    2019年07月23日
  • ボクたちのBL論

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    TBSラジオリスナーにとってはお二方ともアイドルそのもの。
    サンキュータツオ氏……私の上の世代のオタク。アニメオタクにして日本語オタク。萌え→BL。「マリみて」。
    春日太一氏……時代劇研究家、の皮をかぶった映像オタク、もちろんアニメも含む。この人のガンダム語りは絶品。百合好き。なんと「1999年の夏休み」好き!!
    (私……百合好き。身内にBL好きがいる。)
    もう、お前は俺か的な発言多数。
    お二方に宮地昌幸氏を加えた鼎談音声配信「【日映シネマガ】偏愛映画放談~「櫻の園」篇~」は、わが「ラジオ・バイブル」なのである。

    こんなふたりの対談なのだから、楽しめないわけがない。
    レジュメ→対談→ここテストに出るよ式のチェックポイント、という構成も素敵。
    また本全体の構造として、
    第1部 基礎編 タツオが春日に解説。
    第2部 応用編 春日めきめき上達。
    第3部 解脱編 春日おもいのほか上達しタツオを上回る片鱗を見せる。
    という流れ自体が、BL展開をなぞっているというメタ構造の素敵さも。

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    2019年06月29日
  • ボクたちのBL論

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     結局、それぞれ個人にとってのいちばん魅力的な存在って「自分の妄想したその人」だと思います。ヘタするとその人自身より魅力的だったりする。ずっと時間をかけて愛情こめてその人のことばかり考えて考えて練り上げられた結晶なわけですから。
    (P.351)

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    2019年06月21日
  • なぜ時代劇は滅びるのか

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    時代劇は古臭いという印象がある。この本を読むと、本来の時代劇は、ファンタジーを作ることであり、作り手としては挑戦的なものであったことがわかった。そのような、本来の時代劇が復活して良質なものをつくれば、私を含めた視聴習慣がない層が食いつくかもしれない。この著者に、大河ドラマを復活させるサポートをしてほしいと感じた。

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    2019年01月28日
  • ボクたちのBL論

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    ネタバレ

    20190125〜0202 男性によるBLの入門書?著者はBLを「余白を見つけ、妄想を味わう知的遊戯」であると定義づけている。「腐」=BL的思考であり、解釈を経た補正と関係性の再構築である、としている。BL作品にゃBL的思考を促しやすい作品についても紹介している。
    これを読んでから、ついに「風と樹の詩」を読んじゃった。でもこれって群像劇だよな。はまるほどではないけど面白かった。
    著者の定義からすると、私も立派な腐女子、ということになるのだろうか。著者によるBL的思考は、私には割と当たり前の感覚(余白や行間を読む、ということ)なのだが、必ずしも男性同士の恋愛を妄想したり、カップリングを楽しんでいるわけではないのだが。。「腐女子」という言い方もなんだかなあ、と思う。

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    2019年02月02日
  • すべての道は役者に通ず

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    演じることは、人生そのものだ。
    時代劇・映画史研究家の春日太一氏が、総勢23名の名優たちから役者人生と演技論をじっくりと聞き出した一冊。既刊インタビュー集『役者は一日にしてならず』を超えるボリュームと熱量。仕事に懸ける男たちの思いに思わず胸が熱くなる。織本順吉、加藤武、宝田明、山本學、左とん平、中村嘉葎雄、上條恒彦、山本圭、石坂浩二、藤竜也、橋爪功、寺田農、江守徹、西郷輝彦、武田鉄矢、火野正平、勝野洋、滝田栄、中村雅俊、笑福亭鶴瓶、松平健、佐藤浩市、中井貴一(生年月日順)が登場。

    存在感のある方々ばかり。

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    2019年01月15日
  • なぜ時代劇は滅びるのか

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    どこの国でも歴史劇(時代劇)は、人気ジャンルだし傑作もある。なのに何で日本だけは衰退しているのか。それは今の日本社会の姿そのままだったんだ・・と理解出来た1冊です。

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    2018年11月03日
  • 市川崑と『犬神家の一族』

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    市川崑は…
    著者と同世代のアタクシにとっては「竹取物語」のようなワケのわからない映画を撮るヒト、でした。
    でも後に大映時代の作品や金田一シリーズを通して見直しましたけどね。
    「おとうと」「野火」「悪魔の手毬唄」が良いです。

    本書は金田一シリーズ好きには興味深いエピソードが満載です。石坂浩二のインタビューもあります。

    この著者の良いところは、ダメな役者にはきちんと名指しで批判するところです。
    今回は吉永小百合を"監督クラッシャー"とまで言いきっています。
    誠に正しい評価だと思います。
    「映画女優」はなんでこのヒトが主演なの?と不思議に思い、「つる」はこんな役を演りたがるのはこのヒトだけだろうな、と妙に納得してしまったもんですよ。

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    2017年10月03日
  • 仁義なき日本沈没―東宝vs.東映の戦後サバイバル―

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    むかしむかし映画黄金期のことでした。

    映画館の扉が閉まらないほどお客が詰めかけ、面白いように儲かった時代があったんだそうな。
    映画会社はそんな状況にあぐらをかいて大した企業努力もせず、わが世の春を謳歌していました。

    とにかく頭数だけはそろえようとザクのように同じような映画をぽこぽこ量産していたのです。
    似たようなタイトル、変わりばえしないストーリー…
    なにしろ作ってる当人たちもどれがどれだかわからなくなるほどの有り様だったと申します。

    そんな状況にお客はとうとう飽きてみんな映画館に来なくなっちまいましたとさ。ちゃん♪ちゃん♪

    とはいえ、最近の「誰が観るねん⁈」みたいなロクでもない映画よりよっぽどマシですけどね。

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    2017年10月03日
  • なぜ時代劇は滅びるのか

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    時代劇がなぜ終わったのか。

    とにかく演者、スタッフともに人材不足。
    これにつきると思いました。
    ただ現代劇やバラエティも同じことなんですけどね。
    著者の岸谷"SET"五朗の評価はまことにその通りですが、火野"チャリ"正平の評価はちと高すぎませんか?

    TV時代劇はもうNHK以外は新作はムリでしょ、なんて思ってたら水戸黄門復活のニュースが⁉︎
    しかもまさかの金八っつぁんですって。
    TBSも無茶しますね〜。
    金八っつぁんには昔世話になったからですかね?
    きっと印籠出してから長いですよ、説教入りますからね

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    2017年10月03日
  • 「ドラマ鬼平犯科帳」ができるまで

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    28年間の長期に渡り放送された「鬼平犯科帳」。なぜ視聴者をこれほどまでに魅了したのか。その秘密を製作者や出演者、スタッフのインタビューを通じて探る鬼平ファン必読の書。
    製作者側からも視聴者側からも愛された番組と思う。手抜きがない作り手の情熱がそのまま観る私たちに伝わっていた。リアルタイムに観て、かつ今の時代はDVDやBS・CSで繰り返し出会える。なんて幸せなんだろう。個人的にエンディングテーマが流れると、ほぼ毎回涙が流れた。

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    2017年06月12日
  • 「ドラマ鬼平犯科帳」ができるまで

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    ネタバレ

    インタビュー記事の要素が多いのですが、巻末にまとめてじゃなくて、表題ごとにインタビューの日または、掲載日を入れて欲しかったのです。
    錦之助版の一部に"協力 松竹"があったのですが、あれは京都だったのでしょうか。
    スタッフに属人性が高いのは、はじめて知りました。

    白鸚版以外は、丹波、錦之助、吉右衛門版を観たことあります。

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    2017年04月15日
  • なぜ時代劇は滅びるのか

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    時代劇を瀕死に至らしめた人々への訴追状。著者が自らの一生の生業として名乗っている時代劇研究家としての心の底からの叫び。この熱さは一絡げで時代劇と呼んでしまっているものを成立させてきた人とシステムを徹底的に現場で取材しているからこそ、そしてそのクリエイティブを愛してしまっているからこそ派生しています。誰もやっていないことを選んでいる男の覚悟も感じます。ただ、本書が滅びゆくものの挽歌としてではなく再生への檄文として書かれている印象からすると、今後、著者は研究者としてではなく当事者としてこの芸能に関わるのではないか?と予感するのですが…

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    2017年02月04日
  • 市川崑と『犬神家の一族』

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    ネタバレ

    映画監督市川崑の解説本でありオマージュ本。市川崑業績
    解説,角川映画の第一弾として話題となり,代表作の一つに挙げられる『犬神家の一族』から作風を紹介するとともに,金田一耕助を演じた石坂浩司のインタビューという三部構成。
    『犬神家の一族』は市川監督自身によってリメイクされているけれど,そのリメイク批判は徹底している(私は珠代役は松嶋菜々子が好ましい)。
    石坂浩司へのインタビューがあるためか,内容は石坂さんをヨイショしすぎ感あり。映画プログラムに石坂さんの面白い論考があったのですが,資料として,その点は見落としていると思われるが残念。

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    2016年08月07日
  • 市川崑と『犬神家の一族』

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    市川崑の映像美へのこだわりってやっぱすごいんだな。あと、犬神家がミステリーを映画で成功させた稀有な例というのも、興味深い。引用されてたヒッチコックの話も面白かったんで原典読みたい。

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    2015年12月07日
  • なぜ時代劇は滅びるのか

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    ネタバレ

    時代劇の危機の原因は何なのか、ひとつずつ整理されている。
    「今のプロデューサー・監督・脚本家が『七人の侍』を作ったら、野武士個々の生活背景や内面・彼らの内部の細々とした人間関係まで丁寧に描きかねない」(169P)
    本当にありそうで怖い…。
    大河の迷走っぷり(6章)は今も(花燃ゆ)なので、いやはやその通りですね、という感じ…。

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    2015年07月04日
  • 役者は一日にしてならず

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    ネタバレ

    このインタヴューの男優の人から、よく名前が挙がる
    高倉健、若山富三郎、勝新、大瀧秀二、志村喬
    やはり俳優としてだけじゃなく、生き方、人柄も魅力的だったんだろうな。

    蟹江敬三、夏八木勲なもう他界してしっまったね。
    このインタヴューが読めてよかった。

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    2015年06月12日