ジョン・J・レイティのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
学びになるのでコメント頂けると嬉しいです。
「前著の脳を鍛えるには運動しかない」を読んで既知の事ばかりだったので今回もそうかな?と思いつつ読んだがやっぱり既知の事ばかりだった。
しかしながら「幸せな生活とは行う事である。」と言った私には新しい考え方がたくさんあった。
「運動、人間関係、食事と言った生活面に関して野生に戻るのが良いよ。野生ってのは何前年前の人類の生活に少し寄せる事だよ。」ってのが書いてあります。
そんな話し違う本で読んだことあるよって人も読んで見て下さい。面白いし、新しい見方ができると思います。
私のtodoとしてはわかっちゃいたけど元に戻る低炭水化物食生活です。 -
Posted by ブクログ
人間には、恒常性維持機能(ホメオスタシス)が、備わっていて、そこを上手く活かすっていうのが本書の本質。高城剛さんと同じような論調。
その中で、全てを極端に変えることは難しいということを著者がわかっていて、具体的には、
・低炭水化物にすべき
・食べ物もバランスよくすること
・運動をすること(トレイルランを推奨)
という最低限を守りつつ、個人個人の裁量に任せるという結論にしていること。
ただ一つ、砂糖水を飲まない、ということは本社から学ぶ一つのルールとして、守るべきであるとは言っている。
そして私が嫌いな野菜から取るセルロースを人間は消化できないため、草食動物にアウトソーシングしていることの確認もできた。(人間は菜食主義でなく、肉食/タンパク質、資質、ミネラル等、だからきちんとしたものを食べている肉が体にいい)
自分の人生を生きるのに、何を選択するのか。
考えていきたい。 -
Posted by ブクログ
人間の進化適応環境は新石器時代であり、それと大きく乖離した現代の生活様式は、様々な疾患や不健康の原因になっている。ヒトが野生だった頃の生活様式に学ぶことで健全な身体を取り戻そう、という本。著者はハーバードの医学者。
低糖質食の効能について語るときに狩猟採集時代の食生活に言及される(人間はナッツ、果実、肉を中心に食べていた期間の方がイネ科の穀物を常食するようになってからの期間よりも圧倒的に長い)ことが多いが、本書がカバーする範囲は食事だけではなく、睡眠、人間関係(同族意識)、バイオフィリア(自然を好む性向)などにも渡っている。
いうなれば、「野生の人間」、すなわち私達の体のハードウェアの部分が適合しているのはどのような生活スタイルなのかということを広く取り上げているのだ。
例えば、公園や川の近くのタワーマンション(マンハッタンのミッドタウンや武蔵小杉)の上層階の物件価格がなぜ高いのかについて、本書のバイオフィリアの視点から説明できる。 -
Posted by ブクログ
著者は医学博士とライター。タイトルからは原始時代の生活を安直に賛美するものとも思えるが、全体を通して科学に基づいた内容になっている。
ワシントン大学保険指標・評価研究所(IHME)は、世界の疾病負担研究で健康に対する危険度の高い12のリスク因子をあげている。
高血圧
喫煙
アルコール
家庭の空気汚染
果物をあまり食べない
BMIが高い(肥満)
高血糖
低体重
大気汚染
運動不足
塩分の摂りすぎ
ナッツ類をあまり食べない
狩猟採集民は、肉だけでなく、肝臓や脾臓、骨髄、脳、とりわけ脂肪を食べることによって、微量な栄養素を摂取している。
炭水化物は消化によってさまざまな種類の糖に分解されるが、いずれも果糖(フルクトース)とブドウ糖(グルコース)からできている。ブドウ糖には毒性があるため、インスリンを分泌して血中濃度のバランスを保とうとする。ブドウ糖は、グリコーゲンに変えて筋肉に備蓄することもできるが、その量は少ないため、それ以上は脂肪に変えて蓄えられる。果糖は酵素によって数時間かけて分解されてブドウ糖になる。
トリグリセリド値が高く、HDL値が低いと、心臓病のリスクが高くなる。トリグリセリド値は、糖の摂取量と比例して増える。コレステロールの多い食事が血中のコレステロール値に及ぼす影響は、ほんのわずか。
マーガリンなどに含まれるトランス型不飽和脂肪酸の摂取が2%増えると、心臓病になるリスクが23%高くなる。
脳と体を健康にするには、精力的に有酸素運動をするのが一番いい。動かない生活は、認知機能の低下をもたらす。学生に有酸素運動の日課を取り入れると、学力が目覚ましく向上する。
日中に情報を2時間取り込んだら、その意味を理解するために1時間の睡眠を必要とする。1日に8時間半眠るのがよい。
テロメアは、細胞の成長に伴ってDNAが分裂する際にDNAを完全な状態に保つ役割を果たす。テロメアを保護するために分泌されるテロメラーゼは、老衰のスピードを遅くする。瞑想をすると、テロメラーゼが著しく増加する。
新しい変化に着目すると、好ましい結果をもたらす。マインドフルネスによって、その効果が得られる。 -
Posted by ブクログ
ページ数が多く、うつ、不安、ストレス
、注意散漫等は問題がないので、女性ホルモンに関しての章を詳しく読んだ。この著者はHRTに対して否定的‥のように感じた。それより、運動療法のほうが長期的な副作用もなく、健康が蝕まれることもないと。なるほど‥。
この本では有酸素運動を推されているが、私自身は筋トレ習慣の方が体の調子が良いから筋トレを継続している。毎日心拍数を管理してランニングしていた時より、筋トレを2週間しただけで明らかに調子が変わったことが実感できた。
まあ、毎日仕事で一万歩以上歩いているから、それに筋トレを加えた方がより効果的だったのかな?
有酸素、非有酸素にしろ、運動習慣を持つ事がヒトとして重要であると理解した。
ヒトは毎日狩猟採集を行うことで生存する事を前提とされており、一日中座って、消費できないほどの食べ物を食べて、何も弊害がないワケがない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレアメリカで、授業の前に心拍数を一定以上に高める運動カリキュラムを取り入れた地区があった。すると、その地区の子の学力が飛躍的に向上したという。しかし、この本を読むよりも『ベイビーステップ』を見たり読んだりする方がよくわかる。一つの試合の中で実力不足を補うために必死に出来ることを探すエーちゃん。試合の時間の中、体を酷使しながらエーちゃんの脳では一分一秒を惜しむようにシナプスが形成されていただろう。これまでの全てのデータを引き出し、それをもとにした新しいアプローチを見出そうとする。しかしそれだけでポイントが取れるわけではない難易度の高さ。どれほどの勉強がこんなに脳を鍛えてくれるというのだ。
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Posted by ブクログ
個人的まとめを先に、感想は最後に書いています
個人的まとめ
〇ストレスを定義し直す
1、「仕事で大変なストレスを抱えている」
周りの環境からかかる「重圧」を指している
2,「ストレスがひどくてまともに考えられない」
重圧に湧き上がってくる「感情」を指している
うつについて
◯抗うつ剤が発見されたのは偶然から
1950年代に結核の試験薬が患者を異常に幸せな気分にすることが分かった
数年後新しく開発された抗ヒスタミン剤にも気分を高揚させる効果が認められた
◯USの成人17%が人生のある段階でうつを経験している
◯薬か運動か?
ノルウェーのある病院ではうつ病の患者に治療方法として1抗うつ剤か、2毎日の運動かどちらかを選ばせている
◯ストレスホルモンのコルチゾールが多いと海馬のニューロン(脳細胞)は死んでしまう
◯PETとfMRI
陽電子放射断層撮影装置「PET」や機能的磁気共鳴画像法「fMRI」のおかげでうつをこれまでとは違う生物学の角度から見られるようになった
◯うつとは
希望が全くない環境で資源を保存しようとする生存本能
(精神科医 アレクサンダーニャックス)
◯抗うつ剤は効き目が出るまで3週間かかることも珍しくない
ニューロン新生から海馬に幹細胞が誕生してネットワークに繋がるまでにほぼ同じ期間がかかるのは単なる偶然か? 研究者の多くはそれを偶然とは見ていない
◯オメガ3脂肪酸(EHA,DPA)には抗うつ効果が実証されている
その他
◯股関節を骨折したお年寄りのおよそ20%が1年以内に死亡
◯退職後の脳内血流レベル
運動を続けている人: 4年経ってもほとんど変わらなかった
運動あまりしなかった人: 著しく低下
◯脳は活発な成長を止めた途端死に向かい始める。運動は老化の進行を阻むことのできる数少ない方法。なぜならストレスに抵抗する力の衰えを遅らせることができるから
◯側頭葉とアルツハイマー
側頭葉は脳にとっては辞書のように記憶を蓄えておく場所で、アルツハイマー病によって萎縮する領域の一つだ。アルツハイマーかどうかは単語を羅列したリストを見せ、1時間半後にどれだけ思い出せるかを問う簡単なテストによって調べられる
◯高齢者のランニングとストレッチ
60~79歳の59名を2グループに分け、6ヶ月調査し
ランニングマシン: 前頭葉と側頭葉との皮質容積が増えている
ストレッチ: 〃 増えていなかった
◯ガンと運動不足
ガンの最も明らかな危険要因は運動不足だった(集団調査)。例えば、よく運動する人が結腸ガンにかかる確率はそうでない人の50%以下だった。
◯細胞修復のメカニズムを活性化する食べ物
クミン、にんにく、玉ねぎ、ブロッコリー(弱い毒素が有効に働く)
ブルーベリー、ざくろ、ほうれん草、緑茶、赤ワイン(フリーラジカルと戦う)
◯有酸素運動
週に4日、30分から1時間、最大心拍数の60から65%(70歳で90)で運動すれば体内の脂肪を燃焼し脳構造の変化に必要な成分を全て作り出すことができる。
◯研究論文
運動は脳の機能を最善にする唯一にして最強の手段。それは何百もの研究論文に基づいており、その論文の大半は2000-2009年にすでに発表されたもの
◯低強度の運動
脂肪を燃焼させるほか、血流中にセロトニンの原料トリプトファンを送り込む
1日1時間最大心拍数の55から65%でウォーキングを始めればその時間で歩ける距離は自然と伸び次第に健康になっていくだろう。
◯中強度の運動
最大心拍数65%か75%の運動は死亡だけでなく、グルコースも燃やすようになる
(ジョギングなどを何分の運動が良いかということはまだよくわかってない)
◯週に2回ダンベルでの運動を6ヶ月続けると老人たちは創建になり、遺伝子レベルで老化を逆行させることがわかった
◯運動するとすぐドーパミンの量が増え、しばらく定期的に運動を続けると脳の報酬中枢にあるニューロンが新たなドーパミン受容体を生み出し、さらに運動していこうという動機が芽生えてくる
以上
感想
この本は私にとって難解でした。こういう時はサラッと目を通して自分の気になるワードを見つけたらその周辺を読むことにしています -
Posted by ブクログ
本書では現代のライフスタイルが人間の健康や精神に及ぼす影響を分析し、より自然に沿った生き方を提案する本人間が本来持つ「野生の力」を取り戻すための方法を紹介している。
また、「現代の生活が私たちの身体や心をどのように歪めているか」を明らかにしている。
得られる生活ノウハウ(実践できるポイント)
1.定期的な運動が脳と精神を最適化する
→ 特に「持久運動(ランニング・ウォーキング・サイクリング)」が脳の神経可塑性を高め、ストレスを軽減し、幸福感を高める。
2.加工食品を減らし、自然な食事を意識する
→ 砂糖・加工食品・精製炭水化物を避け、魚・肉・ナッツ・野菜など、人類が長く食べてきたものを中心に摂る(パレオダイエットに近い考え)。
3.自然と触れ合うことでストレスを減らす
→ 森林浴、登山、キャンプなど、自然の中で過ごす時間を増やすことで、精神の安定や創造力が向上する。
4.十分な睡眠が脳の機能を最適化する
→ 睡眠不足は精神的・肉体的な健康を大きく損なうため、規則正しい生活と快適な睡眠環境を整える。
5.ストレスを適度にコントロールする
→ 瞑想・呼吸法・マインドフルネスを活用し、ストレスに対するレジリエンス(回復力)を高める。
6.コミュニティとのつながりを大切にする
→ 孤独は健康を害する要因となるため、家族・友人との時間を増やし、社会的なつながりを意識的に築く。
7.「遊び」や「冒険心」を忘れない
→ 子どものように好奇心を持ち、新しいことに挑戦することで脳が活性化し、幸福度が向上する。
総評
「元来の野生の人間らしい生き方」を取り入れることで健康と幸福を取り戻せることを説いた本。
わたしが著者のファンでないからか、少し文章がくどく、書籍の厚みに比してノウハウは薄いと感じた。ノウハウ目当ての読書なら、実行項目だけに着目して拾い読みするか、書籍要約で概要把握するのがおすすめ。 -
Posted by ブクログ
グルタミン酸とガンマアミノ酪酸(GABA)が脳内の信号送信の約80%を担っている。グルタミン酸は、ニューロンの活動を活発にして信号の連鎖的反応を始動させ、それまで結合したことのないニューロンの間に信号を送り、結合を促進する。GABAはその活動を抑える。
運動によってすべての神経伝達物質が調整される。ノルアドレナリンが急増し、脳を目覚めさせて働き出す。ドーパミンが放出されることによって気分を前向きにし、幸福感を高め、注意システムが活性化される。習慣的に運動すると、ドーパミン受容体を作る酵素が生成されて受容体そのものが多くなり、何かを成し遂げた時により強い満足感を得られる得られるようになる。セロトニンによって気分や衝動が調整され、コルチゾールを中和してストレスを抑え、学習に重要な前頭前野と海馬のつながりを細胞レベルで調整する。
脳由来神経栄養因子(BDNF)はニューロンの結合と成長を促す肥料のようなもので、海馬などの気分をコントロールする部位でコルチゾールの攻撃からニューロンを守っている。BDNFはコルチゾールが増えすぎると減るが、運動によって増加する。
運動によって得られる健康上のメリット
・血管の内壁を形成する内皮細胞の生成が促され、血管ネットワークを拡張し、予備のルートを作って血管が詰まるのを防ぐ。一酸化窒素が取り込まれて血管が拡張され、血流が増加する。それによって、脳の動脈が硬くなるのが予防され、血管のダメージも修復される。
・全身のインスリンが調整され、脳ではシナプスの可塑性が高まる。余剰のグルコースが消費され、減少したBDNFが盛んに供給される。
・カロリーを燃焼し、食欲を抑えることによって肥満を防ぐことができる。
・細胞にダメージを与える過剰なコルチゾールやグルコース、フリーラジカル、グルタミン酸を抑える。細胞の傷を修復するための有用なタンパク質を生成して劣化を遅らせる。
・免疫系の抗体とリンパ球を活性化し、免疫系のバランスを回復して炎症を抑える。
・骨の自然な減少を抑えて、骨粗鬆症を予防する。
・ドーパミンの減少を予防し、ニューロン間の繋がりを強めて意欲を高める。
・ニューロンのつながりを強め、より多くのシナプスを作って回路網を拡張し、海馬の中でニューロンの親となる幹細胞を生み出す。脳の成長に欠かせない栄養因子を盛んに供給する。これらによって、学習、記憶、高度な思考、感情のコントロールが上手くできるようになる。
ウォーキングレベルの運動をすると、脂肪が燃料として燃やされ、代謝が盛んになる。血流が増すことで、セロトニンや BDNFなどの栄養因子が生成される。ノルアドレナリンやドーパミンが調整され、忍耐強さ、楽観性、集中力、やる気を高めることができる。
ジョギングレベルの運動をすると、グルコースも燃やされ、筋肉組織は微小断裂を起こす。筋肉の細胞分裂が促進されて、より多くの血管が作られる。また、ニューロンのつながりが強められ、その新生も促される。脳細胞の内側では、フリーラジカルやDNAの破片、細胞の破壊をもたらす炎症因子が除去される。血中にアドレナリンが放出される。視床下部・下垂体・副腎(HPA)軸が活性化され、ストレスに強くなる。免疫も強化される。心筋で心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)が合成されて脳内に運ばれ、ストレス反応が緩和される。
無酸素運動をすると、下垂体からヒト成長ホルモン(HGH)が放出される。腹部の脂肪を燃焼させ、筋肉繊維の層を作り、脳の容量を増やして学習能力を向上させる。