ジョン・J・レイティのレビュー一覧
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運動と脳に関するケーススタディということで、
第1章 学習――脳細胞を育てよう
第2章 ストレス――最大の障害
第3章 不安――パニックを避ける
第4章 うつ――気分をよくする
第5章 注意欠陥障害――注意散漫から抜け出す
第6章 依存症――セルフコントロールの仕組みを再生する
第8章 ホルモンの変化――女性の脳に及ぼす影響
第9章 加齢――賢く老いる
第10章 鍛錬――脳を作る
という内容ですが、特に第9章、第10章の内容が重要だと思いました。
人間が健康に楽しく人生を過ごしていく上で、どうしても避けたい状況・状態を避ける方法について、動物実験、人間の行動分析で十二分に説明した上でのこの二 -
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ネタバレ2009年に発行されてから、15年になるが、こちらに書いてある内容はとても興味深いものばかりでした。運動が、身体の健康だけでなく、脳の健康にも影響しているのは、まさに関心の高いところで、やはり漠然とした将来への不安が、運動をすることによって少しでも和らげることができるのは本当にうれしい。最後まで健康でいたいと思うことは、誰もが思うことですものね。専門知識的な用語や内容もありましたが、丁寧に書いてあるので、よく理解できました。どうして、運動、特に有酸素運動が大切なのか、運動することによって私たちの脳内や体の中でどのようなことが起こっているのか・・・。例えば、うつ病、不安症など、例を挙げながらの説
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有酸素運動は脳を強くする。運動することで海馬でニューロンの元になる幹細胞をたくさん作れるようになる。ニューロンの成長や誕生に欠かせない栄養因子も供給されやすくなる。
認知症、発達障害、鬱、更年期障害老化などほとんど全ての脳由来の症状が、週3日、30分の有酸素運動をすることで解決の糸口が見つかる。大事なことは心血関係を強くする。ストレスの閾値を上げる。意欲を高める。気分を明るくする。免疫系を強化する。骨粗鬆症を予防すること。運動できる体作り。
運動と言っても心拍数を上げることが狙い。最大心拍数の60〜70%を保って運動すると認識の柔軟性が向上する。有酸素運動30分。週3回を6か月でも前頭前野の -
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1年前の自分に、首をふん捕まえてでも読ませてやりたい。
「仕事が忙しくてジムに行けない...」
そんなことを言いながら運動する習慣と疎遠になり、通いたいのに通えないストレスからジムのメンバーシップも解約した結果ますます塞ぎ込み、ついには適応障害と診断されて休職することになる、その前の自分に。
やるべきことに追われて運動する暇もない、そんな状況だからこそ、逆に運動は絶対に続けなくてはいけない。
体を無理やりにでも動かすことで、脳に酸素をぶち込み、脳細胞をスパークさせることで堂々巡りの思考回路に風穴を開ける。
頭を埋め尽くすやるべきことの中から、1%の本当にやりたいことを見つけ、残りの99% -
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運動が体だけでなく脳にとっていかに良いかが、精神科医の著者により豊富な事例と共に書かれている。とにかく運動へのモチベーションが上がる本!
・ネーパーヴィル・セントラル高校の事例
朝、好きな運動をして心拍数を最大心拍数の80-90%に上げる取り組み→生徒達の成績が世界一に
・脳も体と同じように鍛えられる。使えば使うほど強く育つ。(ニューロンが繋がる)
・運動が学習効率を向上させる
・元来、人間は体を動かすようにできていて、そうすることで脳も動かしている。学習と記憶の能力は、祖先が食糧を見つけるときに頼った運動能力と共に進化したので、脳にしてみれば、体が動かないなら学習する必要はない。
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ビジネス書評
読書レベル 中級
ボリューム 341頁
読みやすさ ★★★★★
知識・教養 ★★★★★★!
理解度 ★★★
実現度 ★★★★
影響度 ★★★★★★
一言感想:
運動モチベーションを高めたい方にオススメの一冊です。運動習慣を身につけるための教科書ですね、これは!
本書では、科学的根拠に基づいて学習効率UP、ストレス解消、不安解消、ホルモンバランスの乱れへの対策など、目的別に脳を鍛える運動法(筋トレ、ランニング、ヨガ、スイミング、ダンス、テニスなど)が提示されています。
なかなか運動モチベーションが続かない方は、ぜひ本書に触れてみてはいかがでしょうか。分厚い本ですが、 -
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食事、運動、睡眠、マインドフルネス。
それぞれ筆者の経験と様々な論文やデータに基づいた情報が盛りだくさんで、ぶつ切りのようで全て繋がっており全て大切な要素であることを理解できた。
食事については低糖質食事法を科学的根拠と体験談を用いて説明している。
私は元々炭水化物を少なめな食事を続けていると体調が良いので既にそのようにしているが、それが如何に正しいかを知り納得できた。
運動ではトレイルランを勧めていた。恥ずかしながらトレイルランの事を初めて知ったのだが、単調なジムでの運動よりも脳をフル活用し、体全体の筋肉を動かすそれはまさにワイルドだろぉ。
さすがにトレイルランを始めるのはハードルが高い -
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ネタバレ本書は2008年に発売された書籍であり、15年前の科学の知見で書かれた内容であるが、私が知る限り、大きく覆った内容はないと思われるため、非常に勉強になる一冊と感じました。
自己啓発や健康などを追っている人は運動の大切さを知っていると思いますが、この本では神経科学の検知から説明がされており、特に有酸素運動での研究結果をもとに説明されていました。
運動の強度を心拍数で考える定義の説明もあり、これから運動を始める人も指標ができてとても助かります。
私自信うつと診断されていますが、精神疾患といわれる病気にもどのように効果があるかを実例を基に説明されておりわかりやすく、モチベーションを上げていただき -
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簡単に言えば、多くの現代病(文明病)は、ヒトの生物学進化(つまり身体)が、文明化された生活に追いついていないために生じている。だから、生活(食事、運動、睡眠など)を、人間が野生であった頃に近づけていけば、健康に過ごせるよ、という話。
人間も動物の一種に過ぎないのだから、生物学の延長で考えるべき、というのは当然のことである。しかし、どういうわけか、これがなかなかできない(「俺たち神様に似せて作られたんだもんね」という中二病的、いや西洋的バイアスだと思うが)。ゆえに、こういった本を読むと、刺激を受けるところが多い。
最も印象に残ったのは、人間の脳が進化した理由として、「状況に応じて複雑に体を動 -
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