瀧靖之のレビュー一覧
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賢さは、夢を叶える力のこと。脳のMRI画像データの解析により、脳が賢さをどのように築き上げるかが分かってきた。
その脳を育てるカギは好奇心。好奇心を育てるには図鑑が一番。ということが本書では論じられています。
主張を裏付けるためのデータは、恣意的なものを感じる部分が見受けられました(東大生のみ対象としたアンケートを使い、勉強ができる子供の多くは熱中できるものを持っている。東大生の多くが、読書が好きだった。また、図鑑に親しんでいた。という論じ方をしている)。
このことから、好奇心を育てるには図鑑が良い、という部分は、特にデータはなく、著者の持論に基づき展開されているかなと思います。
とはいえ、本当に図鑑が良いのか?はともかく、図鑑を活用して子供の興味を伸ばしていく、という趣旨には共感できるので勉強にはなりました。
家にはすでに3冊図鑑がありますが、息子の興味に合わせてまた買い足したいと思いました。
また、3歳前の息子に、説明文を読んで!と言われても、まだ難しいだろうな、と思いながら惰性で読んでいましたが、今後は何度でも喜んで読んであげたいと思います。
以下は内容メモです。
・脳の中で感情と記憶の分野は近いところにある。楽しい、驚きの感情が伴っている方が記憶が定着しやすい。
・神経回路の発達のピーク時に、多くの刺激を日々与え続けることが大切。それには図鑑が良い。
・覚えたり、意味を理解していなくていい。出てくる言葉に触れ、聞いたことがある、なんとなく知っている!という感覚が重要。
・図鑑で思考力(ストラテジー、知識と学力、記憶力)が身につく。
ストラテジーは、目標のために計画して挑戦、軌道修正を繰り返せる能力。
・優越感ではなく、みんなが知らない知識を自分は持っているというささやかな心の余裕は、自立を促す。自ら目的を持って学び続ける子になる。
・英語で大事なのは、世界を広げるためのツールだと知ること。その興味が伸び代につながる。そしてリスニング。子供が興味あるものを英語でみせる。
語学力の言語野のピークは8〜10歳。その頃に話すことや単語、文法を教えると、一番吸収できる。
・わからないところがあれば調べる、という癖を身につけておけば、一生そのスキルが役立つ。
・音感は3〜5歳に身につく。早期英語教育よりも、ピアノなどをすれば耳が育つ。
・0歳は触れる、話しかけるなどの愛着形成が大事。
1歳からは言葉を楽しいツールだと教える。文章を繰り返し聞くことで無意識に言葉の概念を理解し、語彙をインプットできる。
2歳からは図鑑好きにする。3,4歳の好き嫌いが出る前に、身近なテーマの図鑑を見る習慣を。
3歳からはリアルな体験で世界を広げる。図鑑と実物での体験で脳に深く刻む。
4歳からは知ってるを快感にする。少しでも知っていれば、勉強するときに興味を持てるようになる。
5歳からはアウトプット。親子でクイズをしてさらに記憶に定着。
・ネガティブな発言をしていると自分の脳内にもストレスがかかる(勉強しなさい、など)。
・親の役割は、幼少期は好奇心の種をまいてあげること。思春期は、そっと背中を押してあげること。
・子供がより良い進路を歩むために親がすべきことは、テスト、受験のその先を意識させること。なりたい職業があるなら、それを叶えて何をしたいのか?まで考えさせること。
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英語をマスターしたらどんな良い事があるだろうか。
英語学習のモチベーションを維持させるため、脳科学を絡めながら英語を習得することのメリットが多く記載されており、私の英語学習の励みになった。同様に英語学習に励む方や、興味はあるがあと一歩踏み出したい方におすすめしたい。
結局は継続さえできれば語学はだれでも習得できるがモチベーションが維持しきれない、または嫌々学習しているから困難なのだという。だからマインドセットが非常に重要になる。
英語をマスターした自分にどんな良いことが起きるか一度考えてみよう。
・「学ぶ」ことは「まねる」こと
本書で特に印象的なフレーズが上記だった。何か新しいことを学ぶときは、優れた人の模倣をして型を身に付けることが非常に大切。人の能力の獲得は模倣から始まると言われている。
山本五十六も同じく語る。
「やってみせ、言って聞かせ、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」
・熱中体験で器用な人になろう
勉強や運動にしても何かひとつのことを習得するコツをつかむとほかの習得も早くなる。
自分の中に熱中体験があると他人の素晴らしさや凄みが見えてくるし、逆に無いと本当の価値が理解できない人間になる。
優れたものが理解できて素晴らしいものに感動できることが、人生を豊かに過ごす秘訣なのだ。 -
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朝食前の運動は、日中の代謝量が上がる。
学習には睡眠と食事が大事。
後半のレム睡眠によって、感情がコントロールできるようになる。
勉強は短時間でいいから習慣化する。
ネットがやめられない仕組みは、情報探索行動によるドーパミンの放出のせい。つぎつぎとドーパミンの放出を求めるから。
運動、趣味と好奇心、コミュニケーション、食事、睡眠、幸福感、が脳の機能を落とさないポイント。
なわとびは10分でかなりの運動になる。
毎日筋トレする。
毎日楽器演奏する。
旅行、料理。一人ブラタモリをする。
生涯現役が脳のためにはいい。
MIND食。
7時間前後の睡眠が体にいい。
主観的幸福感が長生きにいい。
感情のコントロール=メタ認識=自分のことを客観的に見る訓練。
寝る前の儀式としてマインドフルネスを行う。自分の体の状態に意識を向ける。
習慣化する方法
習慣化には時間がかかる。
3日坊主は当たり前。何回も3日坊主をやる。
スモールステップ法。ランニングシューズを履くだけ。
ゲームにする。
ポモドーロ法で集中力をアップ。
毎日複数の科目を学ぶ=多様性学習
講義前日に復習している学生のほうが成績がいい。
メタ認知を身に着ける=客観的に見る練習。
しなやかマインドセット、自己肯定感も身につく。
自分を卑下しないが過信もしない。 -
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ネタバレ結論から言って、
①好奇心を大切に
②図鑑を与えて、実地確認せよ
③適切なタイミングで適切な接し方を
という感じ。
・成績が伸びる子は幼い頃から図鑑が大好きでよく見ていた
・図鑑を使って子供の好奇心を伸ばす
・図鑑で得るバーチャルな知識と、現実世界のリアルな経験を結びつける
(子供の興味が昆虫なら、昆虫図鑑を見て、昆虫採取にでかける。男女区別はしない)
・子供が好き嫌いの判断をする前に図鑑と音楽と接する。
・伸びる親はバーチャルな知識とリアルを結びつけ、子供の好奇心を強くする取り組みを意識的に行なっている。
・趣味をたくさん持っている人は認知症になりづらい
・質問期にも図鑑はピッタリ
・最初の習い事は3歳ぐらいからピアノがお勧め。
音を司る脳の領域と言語を司る領域が近いところにある…というよりほぼ重なっている。将来英語を勉強する時に役に立つ
・視覚や聴覚(0歳~)→運動(3~5歳)→語学(8~10歳)→コミュニケーション(10歳~思春期)
・この脳内の道路整備(脳の発達)は、「脳の後ろから前」に向かって起こる
・ 脳は、後ろからつくられて、前から壊れていくのです。
・子供の脳の成長にとって、何より欠かすことができないのは「十分な睡眠」です。
・朝食でご飯を食べている子供たちは、菓子パンを食べている子供たちに比べて、IQ──特に「言語性IQ」と呼ばれる、理解力や記憶力に関する知能指数──が高いという結果が出ています。
・朝食をとらない(=エネルギー補給をしない)は絶対ダメ
・菓子パンよりご飯のほうがいい
・主食は、できれば白いものより茶色いものを選ぶ
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Posted by ブクログ
ネタバレ結局総じて、アウトドアが大切ってこと。まぁそりゃそうだよねって感じです。それは重々認識しているので、それ以外の真新しい発見はあまりなかったかもです。
賢いとは、ものごとを広範的、多角的、立体的に捉え、どうすることが最善なのか自分でわかること。
五感の刺激が、子供の脳に発達を促す刺激という点で大きな役割を果たす。自然には五感をすべて体験する要素が詰まっている。
賢さは好奇心のレベルが高いことに関係している。
好奇心とは、いろいろなことに興味を持って知りたいという気持ちと
子供の好奇心を大きく伸ばすためには、バーチャルとリアルの体験を結びつけることが重要
子供の脳の発達で重要なのは、運動、好奇心、コミュニケーションの3つがあり、アウトドアにいずれも伸ばす要素がある。
アウトドアは子供の自己肯定感やレジリエンス、思いやりの心も育ててくれる。
アウトドア体験は、脳の前頭前夜を活性化させ、状況判断、問題把握、課題遂行などの能力を鍛えてくれる。
図鑑は、バーチャルとリアルを結びつける格好のツール
親が真剣に楽しんでいる姿を子供に見せることが大事
脳には、何か一つの能力が伸びると、脳全体の能力が上がり、それに直接関係しない部分も伸びていくという、汎化という特徴がある
好きなことや得意なことを伸ばすことは子供の能力を引き上げるには効果的。
のうは、後ろから前へと向かって発達していく。
0歳→親とのアタッチメントを通じて人との信頼感が育っていく
1歳→読み聞かせは、その後の脳の発達に効果的
2歳→知的好奇心が高まり、脳の成長が活発化していく。アウトドアに連れ出す好機。
3〜11歳→運動能力が最も伸びる。ゴールデンタイムと言われ、楽器を学ばせるのもいい。
8〜10歳→言語能力が成長する時期であり、英語などの外国語の習得にいい。
子供を常によく観察して、子供の興味、関心や好きなことは何かを見つける。
賢さの究極の本質は、知的好奇心を自分の医師で持ち続けることができること -
Posted by ブクログ
ネタバレ脳を活性化することによって、「主観的幸福度を上げる選択をして積極的に行動すること」を目指す。
実際、どこまで有効なのかわからないが、幸福が手に入るような気がしてくる。
脳が活性化するときというのは、自分を幸せにしてくれるものをえるために積極的な行動を起こすときであり、イヤイヤやることにたいしては脳はさほど反応しない。
だから、まずは好奇心を抱くこと。
「見たい」「聞きたい」「知りたい」「やりたい」と感じるとき、脳は自分が今よりよく生き延びられる可能性を感じてわくわくしている。
辛い仕事を楽しむためには、そこに自分なりのメリットを見つけること。
脳には「可塑性」と「汎化」という性質がある。
可塑性とは、物事に順応して成長する能力のこと。たとえば運動なら練習すればするだけ身につけることができる。
汎化とは、なにかひとつの能力が伸びると、それとは直接関係のない部分の能力も伸びていくというもの。
野球の練習をすると、ボールの落下点をはじきだすために、「記憶」「理解」「思考」などの脳領域への枝ができるが、それが汎化。
重要なのは趣味をはじめたらしばらく続けること。それによって枝ができ、太くなっていく。
現代では自分が一本のことだけに特化していると生き残れない可能性がある。そのため、他に二本の道を用意しておくといい。一本は今やっている仕事のうち、対応できる種類を増やす。もう一本は、仕事とは別に興味を注ぐ対象を作る。
読書も大切。小説などは別として、普通の本は、三度読みする。まずざっと読み、気になったところをチェックする。さらに二度目で一回目に気になったところを重点的に読む。三回目の読書で、関心をいだいた箇所が本の中でどういう位置づけにあるのかを理解しながら読みすすめることができる。
経営者、社長など人の上に立つ人になるほど積極的に趣味を楽しむ必要がある。好奇心旺盛で主体的幸福度が高い人のそばにいるとそれがうつる。クリエイティブな職場を維持するためには、トップが人生を楽しむ必要がある。
ストレスは脳を萎縮され、楽しむことが見えなくなる。
人とのコミュニケーションによって脳は活性化される。だから直接のコミュニケーションは大切。
考え方が古いと言われないために、他人を褒めるということをする。それは他人に興味を持つということ。脳の活性化に役立つ。
また運動もいい。適度な運動は脳を活性化させる。
マインドフルネス瞑想も有効。
①リラックスして背筋を伸ばす
②肩の力を抜き、目を軽く閉じる
③呼吸に意識を向けつつ、自分にとってラクな呼吸を続ける
④雑念が湧いてきたら、呼吸に集中する
⑤疲れを感じたら、数分~ 10 分程度で終わりにする
睡眠時間も大切なので、適切な睡眠を取るようにする。
また休日は平日のストレスを上書きするために、楽しいことをする。
音楽を聴くことも脳にいい。
また今すぐ不安を消したい場合は紙に書き出し、不安の内容を具体的にする。
将来についてポジティブなことばかり考えていると、脳が満足してしまい、行動に移さないということがある。そんな時は「メンタル・コントラスティング」が有効。
メンタル・コントラスティングは、次のようなやり方で行う。
①もっとも重要な願いを見つけ、確認する
②その願いを達成することで得られる結果を具体的に想像する
③その願いを叶える際の障害を見つけ、望みどおりにはことが運ばない状況を鮮明にイメージする
④その障害がいつ、どのような状況で現れるかを具体的にイメージし、障害をクリアするための対策を考える 期待を抱くときはポジティブに、実行に移すときはネガティブに。こうすることで不安に囚われず脳力を発揮できるようになり、豊かな人生を手に入れられる。