原井宏明のレビュー一覧

  • 死すべき定め――死にゆく人に何ができるか

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    ネタバレ

    終末医療のあり方について、実例を踏まえながら書かれていた。人間は誰しもが死ぬわけであり、それは自分自身にも当てはまることであるため、「どう生きるべきか」というよりも「どう死ぬべきなのか」ということに関して考えるきっかけが欲しいと思いこの本を読んだ。読み進めるうちに高齢者の実情が見えてきて、胸が締め付けられるような感情に襲われると同時に、やはり死という現実から目を背けてはいけないのだろうということを感じた。長く生きることによる快楽を苦痛が勝ってしまった時点で、おそらく生きることが辛くなっていくのだろう。当たり前なのかもしれないが、人生はただ長く生きていればいいということではない。どのように生きて

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    2020年02月28日
  • 死すべき定め――死にゆく人に何ができるか

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    ‪自分にその時が来るまで寄り添っていてほしい、本当に素晴らしい一冊。著者は現役のお医者さん。死に怯える中、正解がわからないままどんな治療をするか、しないか決めたり、人生最後の日々の過ごし方を選んだりする人々の姿が胸に重く響きます。心を揺さぶるとともに、とても勉強にもなる堂々たる名著です。

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    2020年02月03日
  • 死すべき定め――死にゆく人に何ができるか

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    ネタバレ

    こうであればよい、がアイスクリームとテレビか。私だったらお茶が飲めて、話がきける、かな。親子ともに医者だからこれが可能だけれど。

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    2019年10月30日
  • 死すべき定め――死にゆく人に何ができるか

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    参った
    すっかり、ドライなところと勘違いしていました、アメリカよ、まだいるのかこんな外科医と感服。もうやることはなくったと匙を投げ緩和ケアのマニュアルをあさっり「しかたない」と時間切れ、なんとか最期まとめたらOK。医者よそれでいいんか?と鼓舞される一冊。

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    2019年07月23日
  • 死すべき定め――死にゆく人に何ができるか

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    父を見送る前に読みたかった。家族はどうしても未来の寿命だけを、本人の意志や尊厳ということを見ないふりして考えてしまう。どうしたい?何がしたい?何が不安?という質問を死がよぎる人にするのは家族にも本人にもとても酷だけれど、ちゃんと聞いて本人、医師、家族と共有してそれを乗り越えた人や家族は、「ちゃんと生きた」を全うできるのかもしれないと思う。

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    2019年05月18日
  • 死すべき定め――死にゆく人に何ができるか

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    前著『医師は最善を尽くしているか』に続き、読んだ後に色々と教えてしまう本。身近な人ー親や祖父母、場合によっては妻や夫などーが人生の最後を迎えるというのは誰にでも起こり得る。しかも唐突に。そんな時、私ならどう対処できるか。たぶん、多くの人はそんなことを考えたことがないはず。でもそれは誰にでも必ず起きることで、前もって考えておかなければならない。


    本書は今こそ読まなければならない本の1冊。

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    2018年03月26日
  • 死すべき定め――死にゆく人に何ができるか

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    人の死を看取った人、看取ることになる人はもちろん、いつか死ぬ全ての人が、死について考えられる良い本。

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    2018年02月18日
  • 死すべき定め――死にゆく人に何ができるか

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    これまで読んだ本の中で、もっとも深く考えさせられる本。私たちは「何が原因で死ぬのか」を考え恐れるが、「どのように死ぬのか」、つまり「どのような経過をたどって死を迎えるのか」についてはあまり考えない。そして実際に死が避けられないとわかった時に混乱し、不安のどん底に突き落とされ、決して平穏とは言えない時期を長く過ごす。さらに悪いことに、その場所は病院や施設であり、ほとんど見込みのない(ことが多い)奇跡的回復を信じて、どんな苦痛や屈辱的な状態であっても、最新の医療技術(ただし、その人や家族に最適とは限らない)を受け入れたりする。「死」という不吉で縁起の悪い最悪な話題ではあるが、自分にとっても家族にと

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    2017年11月21日
  • 死すべき定め――死にゆく人に何ができるか

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    現役医師ガワンデ氏が実際関わってきた人達のエピソードが書かれている。死に行く人にどう向き合うか。気持ちの整理ができる。
    姉の余命をしりこの本に救われた。

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    2017年06月04日
  • 死すべき定め――死にゆく人に何ができるか

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    死すべき定め

    数多くの死を見続けた医療従事者が自らの医療体験ならびに家族の死から、現代の高度に医療が発達して寿命が延ばせる時代に死とは何か?幸福な死とは何かを問う本。

    現代医学の介入がない時代は人々は命にかかわる病気に自分が冒されていると気がつくのと死ぬまでの間隔は数日から数週間の単位であった。
    しかし現代はCTスキャンなどの早期発見や延命技術によって年単位にまで伸びている。
    それだけ、その余命期間は人や家族は思い悩むことになる。
    重い病気にかかってる人は単に長生きしたい以外に大切なことがあり、調査によると、苦しまないこと、家族や友人と絆を深めること、意識をたもつこと、他人の重荷にならない

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    2017年05月19日
  • 死すべき定め――死にゆく人に何ができるか

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    母の闘病と看取りに迷いや後悔があって、それがこの本の序にあることと重なった。トルストイの「イワン・イリイチの死」を取り上げた授業からの提起。

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    2017年02月15日
  • コード・グレー――救命救急医がみた医療の限界と不確実性

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    215 ページしかないので、書かれいることは、1つだけ。アメリカの医療がどういうように壊れているかについて。上手く書かれている。光があり、大きな影がある。

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    2025年12月07日
  • 「不安症」でもだいじょうぶ

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    シンプル

    不安な時間を楽しい時間に置き換えること。
    シンプルだけど、有限な時間を生きるうえで忘れてはいけないこと。

    #タメになる

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    2025年05月20日
  • 図解 やさしくわかる強迫症

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    全体的に読みやすく、わかりやすい説明でした。気になることも網羅されており、参考になる情報が多かったです。

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    2025年05月04日
  • 患者の話は医師にどう聞こえるのか――診察室のすれちがいを科学する

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    ネタバレ

    ツイッターで面白いとのつぶやきを見、「自分の伝え方は医師に正しく伝わっているのか?と思って」と夫にいうと、「あら偉いね。多分医師はちゃんと患者の話を聞きましょう、という本だと思うよ」との回答。もちろん後者の話だったけれど、この先も患者でしかない自分にとって、率直に「3つ以上のことをとりあげてほしいと求めたら、広く浅くなるよ」と教えてくれたのはありがたかった。とりあえず、持病と今飲んでいる薬はメモして財布に入れておこうと思う。少しでも話を聞こうとしてくれるお医者さんに出会えたらいいなぁ。

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    2025年02月08日
  • 患者の話は医師にどう聞こえるのか――診察室のすれちがいを科学する

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    いちばん大きな学びになったのは、
    「共同の語り手としての聞き手」の部分

    実験の中で、聞き手が話を聞いているふうなのに、頭の中で別の課題をしているので話に対する反応がちぐはぐになり、それを見ている話し手はオチの部分で言いよどんでしまうという、なんとも不思議な結果でした。

    話を聞いていますよ、という聞き手の態度を含めて、会話が成立するということかな。
    「会話はキャッチボール」とよく言われるけど、言葉だけでなく、態度も投げ返しているのですね。

    たしかに、自分が話しかけている相手が、「聞いていますよ」という姿勢を見せてくれたら嬉しいし、話していてノってくるかんじがする。
    たとえば大勢に向かって話

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    2025年02月06日
  • 「不安症」でもだいじょうぶ

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    「不安をなくすのではなく、それ以外のことにフォーカスする」という治療方針を軸に不安との向き合い方が書かれている。

    紹介されている対処法が具体的でハードルが低いので、気軽に取り組めそう。

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    2024年08月20日
  • 「不安症」に気づいて治すノート

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    普段から過度に心配性な気がしていて、この本を読んでいた。

    不安症ってなんだろうとなっていたけど、多分理解できた!
    不安症は未来を想像して悩むこと。鬱は過去を思い出して悩むことなので、違いがある。
    不安症には、全般性不安症、社交不安症、強迫症、パニック症があって、不安症に気づく指標としては、「日常生活に支障があるかどうか」。

    不安を止めるには、不安になる行動をやめていく必要があるので、認知行動療法の進め方も書かれていた。

    「どうして不安になってしまうんだ」と思ってしまうけれど、原因を考えないことが大事(原因が分かっても対処できないことが多いから)。
    不安になってしまう自分を受け入れていこ!

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    2024年04月19日
  • 【読む常備薬】図解いちばんわかりやすい強迫性障害 強すぎる「不安」と「無意味な行動」の断ち切り方

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    見開き1ページ1テーマで文字も大きく図・イラストも多用されていてわかりやすいです。
    強迫性障害かなと思ったので読んでみましたが違いました。

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    2023年03月28日
  • 図解 やさしくわかる強迫症

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    最近仕事の対人ストレスで強迫性障害が再熱してきたので読んでみた。
    確認強迫と醜形恐怖の対処法が確認出来た。強迫観念には囚われずに時間が過ぎて忘れていくのを待つ事が大切である。
    本書は手元に置いて症状が出てきたら読み返せるようにしておくのがお勧め。

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    2022年08月07日