死すべき定め――死にゆく人に何ができるか

死すべき定め――死にゆく人に何ができるか

人類史上もっとも人の寿命が長くなった今、医師やまわりの人は死にゆく人に何ができるのだろうか? 全米で75万部のベストセラーとなった迫真の人間ドラマ。現役外科医にして「ニューヨーカー」誌のライターでもある著者ガワンデが、圧倒的な取材力と構成力で読む者を引き込んでゆく医療ノンフィクション。

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死すべき定め――死にゆく人に何ができるか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月18日

    これはぜひ超高齢化社会を生きる日本人全員に読んでほしい。
    終末期医療にかかわる筆者が、自らみとった患者の例を共有しながら理想のターミナルケアとは何かを論じる。
    例えばがんを宣告されたとしよう。しばらく闘病したのち、打てる手はすべて打って、予後が不良で余命間もないとしよう。主治医が「最後の手段はこちら...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月09日

    終末期を迎える人達に対して、医療が出来ることは延命。それを否定するかのような内容がこの死すべき定めには書かれていて誰しもが必ず訪れる死をどのように受け入れ過ごすべきかのヒントを教えてくれる。

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    Posted by ブクログ 2022年12月29日

    人生の老年期・終末期をどう生きるか、何が自分の幸せなのか、何を犠牲にできるかの指針となる本。

    高齢者介護の現場において、生きる目的、生きがいは重要だが、測定しにくい。どうしても生存率や服薬の量など、測定しやすい指標で評価され、しばしば本当に重要なことが蔑ろにされる。
    →施設に入っている祖母を見て感...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年05月13日

    人は誰しも死を逃れることができない。年老いて、だんだんと体の自由が効かなくなったり、病を得て病院や療養施設のベッドで日々を過ごすことになったりしながら、人は最後の時を迎える。
    だが、自らの最期をどう迎えるのかということについて、明確な意志を持っている人は、いったいどのくらいいるのだろう。「病院ではな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月12日

    産まれた時から病院がある世代の医学を妄信している自分が目を覚ます本です。世界でもっとも影響力のある100人に選ばれたインド人の先生であり、日本の医師会の息がかかり当たり障りない本より素晴らしい。正直、最初からショックを受ける内容で医学を抉り医師として人間として生死を真正面から書いている本です。

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    Posted by ブクログ 2021年05月02日

    かけがえのない出会いだった。

    自らの最期の瞬間を思い浮かべて欲しい。
    病魔に侵され、悶え苦しみ、一体どこが最期の時なのか全く分からないまま、終わりゆくことを。

    多くの人が死に臨んで思うことは、自分自身のやり方で自分のストーリーの終わりを飾りたい、という願いだという。

    我々はどうしたら、死を自ら...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年12月27日

    誰かを看取ることになった人は読むと良い本。
    私は、友だちの癌宣告の時に読んで、父の癌宣告のときに読み返した。
    母の余命宣告のときは、心の準備ができず向き合えなかったから。後悔を残さないためにも、死にゆく人と接する近しい人としての心構えの一助になります。
    人により異なる精神世界や宗教の話ではないのも良...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月08日

    医師は最善を尽くしているか、を読んでもう4-5年は経っただろうか?臨床の縁に立つようになってまだ数年だが、「死すべき定め」に向かう人々と関わる機会は何度かあり、そしてこれからもある。小さなことかもしれないが臨床での向き合い方に変化が出た。もう一度よく読み直したい本である(紙で買えばよかった)

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    Posted by ブクログ 2020年07月31日

    死ぬということは暗いイメージしかなかった。でも、死ぬことをしっかりと考えておかないと、死ぬ間際になって後悔するんだろうなと思った。
    自分が後悔するだけであればまだいいものの、周囲の人を後悔させることにも繋がることがわかった。

    機械につながれて生きるのは、本当に生きてるとはいえない。そんな最後は嫌だ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月11日

    厳しい会話をすることがその後を変える。では、誰がその役割を担うのか。
    介護者も被介護者もお互いに覚悟が必要。ACPを簡単に考えすぎていた自分に反省。

    まだまだ親は元気だけれど、まずはこの本を兄妹で共有からかな。

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