西尾太のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
人事評価を理解し、今後の働き方を考える上で役に立ちます。
まず、企業がどのような人材を評価するのかを説明し、評価制度の種類を解説、著者のおすすめの評価制度を提案しています。
評価される人は影響力のある人として、何が評価を決めるのかがわかります。
そして、新人・一人前・チーフ・課長・部長・役員の各クラスに求められる45の評価基準を1ページごとにわかりやすく掲載されています。
また、評価は年齢にも左右され20代なら20代の、30代なら30代の、40代なら40代で求められることがあります。
最後にそれらを踏まえたうえで今後の働き方の選択肢を提案しています。
この本はいま仕事で伸び悩んでいる人、もっと -
Posted by ブクログ
ステージによって、評価されるポイントが変わる。部長と課長に求める事は違うのに、課長がやるべき事のまま成長しなければ、評価されない困った人になってしまう
評価制度とは育成制度
褒めるべきポイントとこれから育成すべきポイントをあきらかにする仕組みが良い
評価は絶対制度、報酬は相対制度
人事制度は行動指針&等級制度=求めるもの、評価制度=ギャップ、給与制度=報酬で基本構成される
評価は点数ではなく、標語がよい。SSスペシャルすげえ、Sすげえ、Aありがとう、B挽回しよう、Cかなり挽回しよう
評価される人=影響力のある人
B-CAV45でステージ別のコンピテンシーを明確化する
全て -
Posted by ブクログ
ネタバレ人事評価がテーマの本であるが、基本的には管理職としての心構えが書かれている。その上で、組織人として持ち得るべきスキルを「コンピテンシー」として45個定義してある。
新人→チーフ→課長→部長の各段階において重視される「コンピテンシー」とそのあるべきレベルが分類されている。
世の中で求められているスキルとレベルが定義されており、人事評価の際に参考にできそうである。(自分の会社の標準に置き換える必要はありそうだが)
個人的には、「人材発掘・活用」「人材ネットワーキング」はこれまでなかなか経験できていないが、取り組み甲斐がありそうなコンピテンシーであると感じた。 -
Posted by ブクログ
とある会社で人事の仕事をしている友人が、転職したいと悩んでいた。人事なら、自身に納得いくような異動や評価をすれば良いじゃない、と子供みたいな事を言うと怒られたが、いい加減過ぎたと反省。良い助言でもできれば良いが、特に何も言えず。そもそも、万人が納得する人事制度なんて存在するのだろうか。
答え、そんな制度は、存在しない。シンプルである。本書がこちらの私的な文脈で解説するわけではないのだが、要するに、本書を読んでも答えは「なかった」のだ。で、どうするかというと、「自分の評価を他者に漏えいさせない」というのが本書のアドバイスの一つだ。人より給与が高いとか、賞与が高いとか、そういう事を言うと、聞いた -
Posted by ブクログ
▪️人に対する考え方とは、主に次のような要素を指します。
●社員が働く目的、就業観(X理論、Y理論)
●何を大事にして評価するか(成果・能力・行動・職務・年齢・勤続・年功)
●何に対して給与・賞与を払うか(投資/精算)
●代謝概念(長く働くことを求める/代謝を求める)
●求める人材像(リーダーシップ/マネジメント)
●人材育成の方向性(コア/スペシャリスト/マネージャー/オペレーター)
●人材への考え方(資本と考える/資源と考える)・採用の方向性(新卒/中途)
●求める社員の志向性
▪️モチベーションリソースには、大きく分けると4つのタイプが考えられます。
●仕事型
仕事そのものが好きで -
Posted by ブクログ
昇進することを強く望んでいる方には参考になると思う。
前半は人事制度を設計する側に向けに評価基準を明確にする事の重要性を説き、後半は評価される側に対し何が重要かを説いている。
また各職層に求められる普遍的な基準が、具体的に示されているのも参考になる。
著者は絶対評価を基本とすべきと述べているが、人件費の原資が先に決まる場合、その原資の取り合いのため、どうしても相対評価になってしまう気がした。
昇進の流れに乗れない人材に対してのアドバイスとして、社会的なポジションをオペレータ、オペレーターマネージャー、スペシャリスト、コアの4つにわけ、オペレーターでもコア的な働き方で会社に対して価値を示す方法 -
Posted by ブクログ
働いていて自分に足りないところ、
上司や上の人の従業員を見ている大きな視点を知りたかったので、読めて良かったです。
(自分なら、今はタフさとかストレスマネジメントとかが弱いかも。
臨機応変も弱いけれど、助けてもらっている。
勤勉さはある。
分かりにくく弱く細いかもしれないけれど、芯の強さみたいなものはちゃんとあるから、社会や企業のルールを知って、誤解されないような振る舞いや身を守る術も必要そう、、そんなことを思いました)
働く優等生になろうという事ではなくて、
こういう強みや特性があるから、専門性+指導もできる力をもう少しつけて働いていこう、などその人に合わせた生き方、働き方を少しユーモア