大熊希美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルから、自己啓発系の本か?と思ったけど、働く人へのインタビューと、それを通して筆者が考察したことがまとめられていた。
すごく参考になった。
今の社会の、仕事が美徳やアイデンティティになっていることに何となく違和感を持っている人は多いと思う。
「仕事の成功や成果こそ成長の証」を「労働信仰」と明確化して、警鐘を鳴らしてくれた。
何となくの違和感がこういうことだったんだと理解できた。
仕事を自己成長や自己実現と結びつけることで、企業は労働者から搾取しやすくなる。
この本を読んで、企業が定義した成功のレールに乗っからなくてもいいと思った。
翻訳も読みやすく、頭にスッと入ってきた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ成長というキーワードから手に取った一冊
各著名CEO、創業者、投資家が出てきて面白い
各要素のつながりも丁寧に語られており素晴らしい
冒頭のアンドリーセンとの対話一つとっても非常に示唆に富む部分
メモ
・PMF後にすべきこと三つ
市場を獲る(流通させる)
市場に行き渡る方法を考え出す
独占的なシェア獲得する方法を考え出す
次のプロダクトを成功させる
残り全部
・生き残るための戦術
商品開発、市場シェア拡大に向けた活動
流通網の構築
M&A
・ネットワーク効果は普及と同スピードで減退しうる。
・CEOの責務
自己管理、直属メンバー管理、取締役管理
・タイムマネジメント
権限移譲 コーチング、優秀な採用
カレンダーの振り返り やめるべき会議
ノーと言う
・優秀な事業開発人材
本質的な馬力がある賢い人
頭脳明晰でコミュニケーション能力に優れている
交渉条件に関して創造的で物おじしない
完遂能力
段取り上手、取引の仕組み化能力がある
細部にこだわる
弁護士のような意識
企業文化への適応、会社を第一にする意識
組織内で横断的に良好な関係を構築できる
現実的で全体像を意識し続ける
パートナーのニーズとマーケットのニーズを理解している
粘り強い
しぶとい
正しいモラル意識がある
・強い文化を作る方法
強力な採用フィルターをつくる
日頃から会社の価値観を社員に伝える
パフォーマンスだけでなく、企業文化の面でも社員を評価する
企業文化と合わない人には早めに対処する
・景気後退時にすること
預金残高に注意する
社員に説明する
景気後退にチャンスを見出す -
Posted by ブクログ
『爆速成長』
【A;書籍特徴】
①グーグル、BOX、Facebook、リンクトイン、ツイッターをはじめとしたアメリカTECH企業の
②経営陣、かつ創業当時から成長ステージまで体験している人物が
③自身の経験と学びを語っていること。
↓
・MBAの綺麗な理論ではなくて、実践を理解できること。
・インタビューのあとに、まとめまで存在すること。
【B;こんなひとにおすすめ】
アメリカTECH企業の経営の考え方と実行に関心があること。
※C;の通りテーマに網羅性ありのため、自社の優先課題から読み進むこともできる。
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【C;書籍内容】
1.基本
グロース/規模の成長を追求するからこそ「工夫」をする。
2.財務
景気後退局面こそキャッシュを蓄積。
定量;運転資金36か月分。
定性;利益率低事業&組織にメス。
3.資金調達
上場後資金調達。長期保有/機関投資家を狙え。
4.製品/価格戦略。
値上げせよ。
メリット
①参入障壁有無の確認。
②キャッシュ増→成長投資へ加速。
5.顧客
ターゲット市場100%網羅する戦略はあるか?
6.採用
12-18カ月先の課題に対する組織。
採用する職種・役割に対する1)技術2)非技術の要件決め。
7.評価
軸;
①パフォーマンス。
②文化/理念の体現。
理由;
組織・員数の拡大→文化に雑(ま)じり→定期清掃。
8.取締役会
3要素が見えるように。
①プロジェクト②進捗③課題。
メリット;
外部取締役から③のアイデア、リソースの機会づくり。
9.幹部会
幹部が経営課題への①認識②解決の考察機会とすること。
理由;CEOにとって既知の事実が多いため。経営レベルをあげていくため。
10.広報
目標;機能演繹的な広報活動。
内容;強化したい領域*ネタ*ストーリづくり→対象領域での認知UP。
11.M&A
重要度低;チーム、プロダクトのM&A。
理由;代替がありうるから。
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重要度高;戦略的M&A
理由;ワンチャンスだから。
①未来の競合になりうる企業。
②競合企業にとられたらアウトな企業。
③自社のアセット・資産では充当できない領域。
12.オーナー系企業のM&A
ポイント;
オーナーの①経済的要望②組織的な要望を押さえること。
理由;
買収後オーナーがやりたくない領域②の提供。
↓
オーナーのメリット多=M&Aが成立しやすくなるから。 -
Posted by ブクログ
アップルを再建した、スティーブ・ジョブズの手腕を、ともに働いたケン・シーガルが「シンプル思考」という考え方にまとめたものです。
とってもわかりやすかった。
気になる点は以下です。
・「シンプルさ」は、ビジネスにとって最強の武器になると言っても過言ではない。
・最も活力にあふれる企業は企業のかっこよさや使い方を伝えるのではなく、「なぜ」その製品を手掛けたかを伝えている。
・会社をシンプルにするためには、まずシンプルなミッションを持つことだ。
・知識豊富で誠実な販売員のいる店舗での買い物が快適なことを知っている。
・すべてのビジネスプランは無駄をそぎ落し、できる限り簡潔にすべき。
・シンプルの効力を信じるビジネスリーダーは会社の価値に共感する人材を採用する。
・採用しようとしている人は、特定の個性を生まれ持っている人だったのです。つまり聡明で、好奇心やクリエイティブな発想を持ち、私たちの企業文化や倫理感に合う人です。
・ビジネスに良い影響を与える2つの個性とは、「良識」と「誠実さ」です。
・組織になじみ、仕事に打ち込める聡明で活発な人の仕事は、3人分の仕事に匹敵する。
・絶対に間違えずに常に正しい仕事を社員に求めているわけではない。もし何かまちがったら、それを「正す」ために最大限の努力を尽くせる人を探している
・会社がシンプルになるほど、ブランドは強まる。メッセージが理解しやすいほど、人々はブランドに好感をいだきやすくなる。
・スティーブは、特定の仕事にだけ時間を割くという進め方をしています。プロジェクトはひとつづつ着手しました。こうやって集中力を発揮し、高い品質の製品を作成した。
・スティーブは、4種類のコンピュータを除く全ての製品から完全撤退すると発表した。
・アップルに息づく哲学とは、量より質を追求するという哲学だ。
・アップルでは、顧客がアップル製品と「恋に落ちる」ようなテクノロジーを形にする
・デジタル空間で重要なものは、「シンプルさ」「デザイン」「価値」の3つだ。
・データだけに頼るビジネスは、人間的な要素に欠ける。数字は意思決定するための判断材料の1つに過ぎない。
・物事を圧倒的にシンプルにするのは直感。
顧客に関するいくつかの質問(抄)
・顧客が受ける体験はすべてで一貫しているか。
・顧客体験を通じて、あなたは会社の熱狂的な支持者になろうと思うか
・会社が販売しているものはシンプルか
目次は次の通りです。
イントロダクション 「シンプル」は見た目通りでない
Chapter1 「シンプル」な組織は、シンプルなミッションから
Chapter2 「シンプル」は組織に浸透する
Chapter3 「シンプル」はリーダーの味方
Chapter4 「シンプル」はチームスポーツ
Chapter5 「シンプル」がブランドを作る
Chapter6 「シンプル」はどんな規模の会社にでも効果がある
Chapter7 「シンプル」はよどみがない
Chapter8 「シンプル」は愛を呼ぶ
Chapter9 「シンプル」は直感でわかる
Chapter10 あなたなりのシンプルの道を見つける
あなたのシンプル化ストーリー -
Posted by ブクログ
超書 多産多死を繰り返す、テクノロジースタートアップについて、本文と、さまざまな起業家とのインタビューを実例として解説されていて、内容もかなり濃いものです。
コミュニケーションの方法、組織論、人材の採用から解雇等、スタートアップでなくても参考になる内容が、戦術ベースとして、具体的に、数字、手順、視点などが描かれています
21世紀の企業組織論としても、参考になりました。是非ご一読をおすすめします。
気になった点は、次です。
・スタートアップとは、死ぬことが前提の脱出ゲームである。崖から飛び降り、落下中に飛行機を組み立てるようなもの
・CEOは、週1度確認して、自分がどう時間を使っているかを確認する。重要でない仕事は、切放す方法を考える
・CEOがやるべき重要なことのひとつは、はっきりノーということ
・自分の取扱説明書をつくったらどうか
・企業文化は、ステージによって変わっていてもよい。
・組織構造に正しい答えなどなく、実用性に基づいた判断を積み重ねていくしかない。
・人材は、12~18か月前に採用する。 等々、多数
構成は以下のとおりです。(各章は、本文と、創業者のインタビューからなっています)
イントロダクション
・プロダクト・マーケットフィットの次を考える マーク・アンドリーセン
第1章 CEOの役割
・意思決定と幹部マネジメント クレア・ヒューズ・ジョンソン
第2章 取締役会のマネジメント
・取締役/CEOの交代とガバナンスの重要課題 リード・ホフマン
・取締役会のマネジメント ナーバル・ラビカント
第3章 人材の募集、採用、マネジメント
・CEOの成長痛 サム・アルトマン
第4章 経営チームをつくる
・経営幹部の採用、マネジメント、解雇 キース・ラボワ
・COOを雇うこと アーロン・レビイ
・スケーリングは人数のことではない マリアム・ナフィシー
第5章 爆速成長期の組織構造
・ウルフを呼ぶ:組織の穴を埋める「ギャップフィラー」という仕事 ルチ・サンビ
・文化は委任できない パトリック・コリソン
・多様性は十分条件ではなく必要条件 ジョエル・エマーソン
第6章 マーケティングと広報
・嵐を乗り切るマーケティングと広報部隊をつくる シャノン・スタボ・ブレイトン
・本当に必要な広報チームのつくり方 エリン・フォース
第7章 プロダクトマネジメント
第8章 資金調達と企業評価額
・株式公開する理由 キース・ラボワ
・レイターステージの資金調達をハックする ナバール・ラビカント
第9章 M&A
・ユーザーと世界のために、責任をもってスケールする ヘマント・タネジャー
付録 やらない方がいいこと -
Posted by ブクログ
KISSのジーン・シモンズの「俺はこうやってきた」と、それを踏まえて「ジーン・シモンズ流、起業家へのアドバイス」という2部構成。綺麗事抜きで書かれていて、ブラックとされる働き方もやむなしという内容は賛否あると思うが、現代社会は実際そうなんだから、そこに合わせて戦って行こうぜというポリシーで貫かれていて心地良い。
全てのビジネスパーソン・・・いや出来たら中学生あたりで読んで、書かれているアドバイスを人生に少しでも活かして欲しい。ここに書かれている内容はあまりに苛烈で、こんな風に生きることができる人は数%もいないとは思う。でも、過酷な現実を生き抜き、「どでかく稼ぐ人」を目指すなら、スタートが早ければ早いほど良いと思う。 -
Posted by ブクログ
自分の自伝を「LEGEND」と題するアクの強さ、それがこの本の魅力です。もう、赤裸々。コンプレックスと欲望と打算と、ちょっぴりの友情…でも、長年のビジネスパートナーだったロンや好敵手だったアイズナーとの関係も友情っていうのかな?「出し抜くこと」「うまくやること」「相手をつぶすこと」「必要とされること」に自分の24時間を費やすビジネスマン、バブル時代の「24時間働けますか?ジャパニーズビジネスマン」なんて働いているうちに入らない、モーレツっぷり、すごい。マイケル・オービッツの軌跡にただただ舌を巻くばかりでした。一方、本書はハリウッドの「エンターティメント産業」というものがどうその世界を変えて来たか、というレポートでもありました。日本でも古くはナベプロ、最近ではジャニーズが、なんでそんなに権力を持っているのか、よく語られたりします。ポイントはタレントの権利を保持することによるコンテンツ生成能力なのかな?と思っていたのですがCAAではもっとでかいプロジェクトになっています。俳優というアーティストと作家や映画監督というクリエイターを同時にクライアントとして持つことで、企画パッケージを構想し、実現していくこと。映画スタジオやテレビ局は、それを買うしかない、という状態にもっていくこと。それはアーティストの欲望とクリエイターの欲望のマッチングプロデュースであり、その仕切りには権力いるわな、という感じです。難しくして、大きくして、値段高くしていくこと、これブランドビジネスそのものだったりするよな、と思いました。映画スタジオ、テレビ局からその力を奪ってきた歴史ですが、権力はネットフリックスなどのプラットフォーマーにまた移ろうとしている今、エンターティメント産業はさらにどう進むか?
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Posted by ブクログ
赤貧の幼少時代をすごしたイスラエルから米国に移民してアメリカンドリームを体現しているジーン・シモンズ氏のビジネス啓蒙書。とにかく氏が勤勉な努力家で手堅くお金を大切にする姿勢には感心する。「政治的には正しくないが」と前置きしてのビジネスの心得はビジネスマンとしては綺麗ごとではなく本音全開ではあるものの至極全うなことばかり。ステージで火を噴くロッカーとの二面性には驚かされ、商売上手なユダヤ人の資質が米国流エンターティメントに上手くマッチしたのかなどとステレオタイプな反応をしてしまいましたが、ビジネスエンターテーメント書籍としては楽しく読み進めることができ、とても面白かった。