高野和のレビュー一覧
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読み終わったー
終わっちゃうのは寂しいな。
私はよい終わり方をしたと思う。
ただこれは見る人によってはもやもやしちゃいそうだわ。
あとがきを読んでなるほどなぁと思いました。
七姫物語だからなんとなく七巻で終わってほしかったけれども、
七巻目はたぶんカラとコクヨウさんの話になるというのをあとがきで読んで、たぶん二人の立ち位置が変わっちゃう、そんな話を私は望んでないんだろうなぁ。だから六巻が最終巻でも納得できる感じ。
ひとつの事柄をいろんな人の視点から見れるのが好きでした。
時間がかかってもいいから作者さんが納得できるような7巻も見てみたかったりします。(結局どっちなんだ自分・・・ -
Posted by ブクログ
私が学生のときから刊行が始まった七姫物語も遂に完結。
本当ここまで長かったけれど、完結してくれた事それだけで嬉しい。
前巻からの各都市間の政治的なあれこれがどう収束するのかとハラハラしていたが、最後はやはり七姫らしい所に落ち着いた印象。
曖昧で完全に腑に落ちない部分はちらほらあれど、取りあえずはそれでいいじゃないか、と思えてしまうのがこのシリーズの良さだと思う。
そもそも宮姫そのものが色んな面倒事を曖昧にすませる為の存在だし。
勿論本編は完結したけれど短編集などで、今回曖昧に終わった事をいくつかはっきりさせて貰えたら、とは強く思う。
あとカバーイラストが予告などで公開されていたものより随 -
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ネタバレ新書にて購入
ファンタジー。ライト。中華風。
幼い姫の視点で、世界が描かれているのに、裏工作、根回し、遠くまで見通している何人もの、それぞれの都市の権力者達。そんなのばかり、わらわらわらわら。
内容が、濃い。
一年に一作しかでないので、ファンがじれてるこの本。
中原の、戦う出稼ぎ王子様が出てきた。(豪快だ。火攻めで山火事おこす。
戦い慣れしている。
今回の名セリフ。
この前の戦争で、お金は三年分の予算を使い込んでるから、自分たちだけでは戦争できないという将軍と大臣。
カラが呆れると、大臣が優しく言う。
「カラ、一度、言ったよね。戦争には思ったよりお金がかかるって」
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Posted by ブクログ
ネタバレ新書にて購入
ファンタジー。ライト。中華風。
幼い姫の視点で、世界が描かれているのに、裏工作、根回し、遠くまで見通している何人もの、それぞれの都市の権力者達。そんなのばかり、わらわらわらわら。
でも、主役が幼い素直な姫と目立ちたがり屋の陽気な将軍と温和そうで将軍とよく漫才する若い左大臣なので、ほのぼのしている。
今回は同盟が絡んでやっぱり腹黒。
黒いお姫様と空姫(カラとして)の邂逅。策にひっかかり危うい目にあう将軍テン。
見所いっぱい。
個人的には武のお姫様好きですが、彼女はかわれない。空姫はなんでも吸収していってしまうタイプで、側にあの腹黒二人と、妙に洞察力に優れた衣装係さん -
Posted by ブクログ
新書にて購入
ファンタジー。ライト。中華風。
幼い姫の視点で、世界が描かれているのに、いやに複雑になってきた。
快刀乱麻。力で解決。そんな結末はない。
裏工作。根回し。思惑。遠くまで見通している何人もの、それぞれの都市の権力者達。
常磐姫と空澄姫が紆余曲折を経て邂逅する。
敵として。そして同盟者として。
すっげー、腹黒い(笑)
姫達が可哀想になる。
でも、主人公たちはその中で、あがく。
自分のあり方を模索する。
相変わらず、硝子の細工物のような綺麗な話。
……これがジュニアノベルにいるのが不思議な気がしてくる。
ちょっと政治的に込み入りすぎてるから。 -
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