【感想・ネタバレ】七姫物語 第六章 ひとつの理想【電子特別版】のレビュー

あらすじ

七つの宮都市が割拠する東和の地は、時代の変革期にあった。 争う理由を探し出し、異なる未来図に戦いを仕掛ける一宮、二宮の大連合軍。双子都市に向けられた中央の大軍に、各地方都市の寄せ集め軍は結束を示す。動乱の最中で、各都市が掲げる平和の巫女姫達は、それぞれの意志を語る。定まらぬ世界のかたち、幾重にも交差する姫影、夏草が匂い立つ季節の中で、複雑に混じり合うのは東和の模様。そして、一番小さな最後の姫、東和七宮空澄姫が見る世界と人々、その眼差しと笑顔のための物語。第六章開幕。※【電子特別版】として過去「電撃hp SPECIAL 2004 SPRING」に掲載された『七姫物語 挿話 向日葵の光景』と「電撃hp SPECIAL 2004 AUTUMN」に掲載された『七姫物語 東和紀行 晩夏、そして早風』を収録しております。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

だいぶ待ちました。七姫物語の最終巻です。
三国志ライクな群雄割拠なお話なので、視点を変えればとても血なまぐさい話になるわけですが、宮姫視点、特にカラさん視点で描かれているため少し優しい雰囲気になっていて、個人的には電撃文庫で最も好きなシリーズでした。
宮都市同士の対立は終結していないので、七都市の物語自体はまだまだ続きがあるのでしょうが、このシリーズらしい幕引きであると思います。ただ、魅力的なキャラは多いので、サイドストーリー的なものは期待してしまいます。

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2011年06月23日

Posted by ブクログ

これで終わりかぁ。
正義であり続けるあるためには敵が必要だけれど、その相手を打ち負かしてしまうと悪である・・・。みたいな真都のパラドクスの中で努力する翡翠が面白かった。6巻という少ない巻数の中でもそれぞれの宮姫を印象的に描かれていたので読み飽きなかった。だからこそ彼女達のこれからが気になって仕方がない。もっと読みたかった。残念です。

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2012年02月04日

Posted by ブクログ

完結おめでとー!
そして、お疲れ様でした。
カラが、テンがトエがみんなが大好きで、
終わっちゃうんだなと思うとあまりに寂しいです。
もっと、ずっと見ていたかった。

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2011年06月17日

Posted by ブクログ

読み終わったー

終わっちゃうのは寂しいな。
私はよい終わり方をしたと思う。
ただこれは見る人によってはもやもやしちゃいそうだわ。

あとがきを読んでなるほどなぁと思いました。
七姫物語だからなんとなく七巻で終わってほしかったけれども、
七巻目はたぶんカラとコクヨウさんの話になるというのをあとがきで読んで、たぶん二人の立ち位置が変わっちゃう、そんな話を私は望んでないんだろうなぁ。だから六巻が最終巻でも納得できる感じ。

ひとつの事柄をいろんな人の視点から見れるのが好きでした。

時間がかかってもいいから作者さんが納得できるような7巻も見てみたかったりします。(結局どっちなんだ自分・・・

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2011年06月14日

Posted by ブクログ

私が学生のときから刊行が始まった七姫物語も遂に完結。
本当ここまで長かったけれど、完結してくれた事それだけで嬉しい。

前巻からの各都市間の政治的なあれこれがどう収束するのかとハラハラしていたが、最後はやはり七姫らしい所に落ち着いた印象。
曖昧で完全に腑に落ちない部分はちらほらあれど、取りあえずはそれでいいじゃないか、と思えてしまうのがこのシリーズの良さだと思う。
そもそも宮姫そのものが色んな面倒事を曖昧にすませる為の存在だし。

勿論本編は完結したけれど短編集などで、今回曖昧に終わった事をいくつかはっきりさせて貰えたら、とは強く思う。

あとカバーイラストが予告などで公開されていたものより随分トリミングされていたけど、絶対トリミングされていない物のままが良かったと思う。そこは非常に不満。

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2011年06月13日

Posted by ブクログ

待ちに待った七姫物語がついに完結。

7人の姫揃ってのお茶会が実現しそうな結末、そしてカラが笑って終わる最後はこの物語らしい透明で気持ちのいいラストでした。

完結してほっとしたけれど、まだまだ続きが読みたいなという気持ちもあったり。


今度は短編等で、この後の話や作中に語られなかった話なんかで出る事を期待してます。

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2011年06月12日

Posted by ブクログ

一宮シンセン黒曜姫、二宮スズマ翡翠姫、三宮ナツメ常磐姫、四宮ツヅミ琥珀姫、五宮クラセ浅黄姫、六宮マキセ萌葱姫、七宮カセン空澄姫。
七宮カセンに対する軍事行動を打ち破った、テン・フオウとトエル・タウら。
五都同盟に対し、クラセの砦を占拠した二宮の鳳翼騎団。
三宮のシドウ将軍、七宮のテン・フオウは砦を取り戻すも、一宮が大軍を動員しにらみ合いとなる。
いったん引き返していた二宮の破軍王ヴィイは 別途、攻め入り、テン・フオウの剛弓の一撃を辛くも逃れる。
二宮の突出を防ぐため黒曜姫が戦場に訪れ和平の主導をしようとする。
空澄姫も四都を代表し黒曜と話し合う。
二宮スズマの真都を中心とする構図を阻止し、
戦乱はいったん終息し秋から冬へと写る。

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2019年01月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最終巻です。
 終わり方はこれでよかった気がします。
  これから先の話も読んでみたい気がしますが。

 最後に向けて、いろいろ話を盛り込んで煩雑になっている所もありますが、何とか収束させた感じです。
 やはり、突然な終わり方の感もしますが、この世界ならこれでもいいのでしょう。

 全体的にふわふわした世界観は七姫さんが語ったところがいいですが、中での殺伐とした戦いも、オブラートに包まれて鋭さに欠けた感じです。
 みんな好い人にしすぎた弊害ですね。

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2012年05月09日

Posted by ブクログ

大好きなシリーズだったので終わってしまって残念。
カラとヒカゲの成長をもう少し見守っていたかったのですが…。

後日談でカラとヒカゲの大人になった話希望。

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2011年12月27日

Posted by ブクログ

この人は田中芳樹と同じカテゴリの人だと思っていたので、完結巻が出るとは思わなかった……。話が終わったのかというと微妙だけど、戦記物である以上、こういう終わり方もありだとは思う。

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2011年07月10日

Posted by ブクログ

完結。
非常に透明感のあるライトノベルだった。

あちがちな「敵の敗戦」でないところがラノベにしては珍しいところか。
現実の戦争ではよくある落とし所なんだけど、カタルシスを求める傾向の強いラノベでこれは珍しいな、と。

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2011年07月30日

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