迫俊亮のレビュー一覧
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ネタバレ三菱商事、マザーハウスを経てミスターミニットでの社長になるまでの躍進を取り上げた話。
この人の覚悟がわかる。徹底的な現場主義。
マザーハウスでの経験が影響を受けていた。
ベンチャー企業ではカリスマ性や強烈なキャラクターによる新しいものを「つくる」リーダーシップ。それと同じくらい大事なものが現場に寄り添った、いまあるものを「作り直す」リーダーシップ
p62
リーダーにオンとオフがあってはならない。四六時中同じスタンスでいなければ、「ウソ」になってしまう。ウソは伝わってしまう。家族と話すときも友達と話すときも頭の先から爪の先まですべての言動にこめる必要がある。
p66
短所に注目するリーダ -
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Posted by ブクログ
ミスターミニッツっていう会社を迫さんが10年連続赤字から黒字にし、それからそのように組織をつくっていったかまで主観で書かれた作品。
おっしゃられていることはどれも本質をついていて、マネージャーとか経営層を目指す人、今経営層とかの人とか読んだほうがいい作品。
ここで印象的だったのは、
リーダーの役割。
それは、メンバー、組織が最大限の力を発揮できるようにすること。それがリーダーのもっとも大事な役割という点。これは、見逃していたし、自分の成長に焦点を当てる人ほど成長しないというジレンマがあるから、リーダーはメンバーの活躍。
組織の成果達成を純粋に目指せる人が良いのだな。 -
Posted by ブクログ
時代の最先端を行くCEOたちがなぜ成功したのか、何を読み、いかに考え、どう仕事に役立てているか、を知りたくて読んでみた。
・堀江貴文:「人生で影響を受けた本はない」と否定しているのは、堀江節ってところか。ただ読んだだけではなく、読んだ感想をアウトプットする習慣をつけるといい。
・佐藤航陽:リーンスタートアップは変化のスピードがあまりにも速くなったために役に立たない。未来を先回りすることが大切。人間の感情、お金、テクノロジーの3つのベクトル。特にテクノロジーに対する理解
・出雲充:神田さんの本に書いてあることはすべてやる。本を実際に読んで実行する10人のうちの1人になる。
・仲暁子:ビジネス書の -
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現代の注目されるベンチャー企業の若手CEOたちが愛読書を紹介してもらうという、何とも安易でありがちな企画本。
登場するCEOの有名ドコロとしては堀江貴文、森川亮(LINEの生みの親)、出雲充(ミドリムシエネルギー)など。トップを切るのは堀江氏だが、この人はCEOというより、今やタレント兼フリーライターだ。さすがに本の紹介力は他のCEOを圧倒。紹介する本はどれも読んでみたくなる。しかし、彼にとっては本の紹介も本業の一つ。多忙な時間から読書タイムを確保している他のCEOとしては、比較されるのがつらいんじゃないのかね。
また、彼らCEOが率いる企業は安定的な地位を確立しているわけではない。数年後 -
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ネタバレ「新世代CEOの本棚」
日経新聞の「リーダーの本棚」とかが好きで読んでいる私にとっては非常に興味深い内容。「新世代」はやはり読書傾向が全然違う。「一番影響を受けたのは『ガリア戦記』ですね」(XX工業相談役)みたいな人はほとんどいない。所謂古典教養への関心はほとんど見られない。
①「意思決定のケーススタディ」としてのビジネス書、伝記、ドキュメンタリーや(歴史は思っていたほどには言及している人は多くなかった)、
②心の揺さぶり、揺さぶられ経験としてのマンガ、
③世の流れの「鳥瞰」の観点から宇宙、生命・遺伝子、脳科学などの先端知識、
あたりに関心が集まっていた。
一方、小説を挙げる人は少ない( -
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Posted by ブクログ
迫さんの企業再生の経験に基づいた組織論の本。
現場やサプライヤーとの関係づくりのコツなど実践的で参考になる。
まずは現場の要望を聞いて最優先で取り組み信頼を得る、などは気付きを得た。三枝さんのスタイルとはことなり、これも状況に応じては最適解となりうると感じた。
三枝さんはまずは合理性を説いて、理解されず抵抗する場合は排除するという姿勢。それに対して本書では迫さんの合理的な説明に対して「うーん、ウザい」という現場の抵抗を示すだろう生むものだと示して、解決策として最初に信頼を得るための行動を推奨している。これは参考になった。
またもともと社会学者を志していた迫さんらしさとして「社会学的想像力」とい