喜瀬雅則のレビュー一覧

  • オリックスはなぜ優勝できたのか~苦闘と変革の25年~

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    どこの球団にもこういう歴史はあるのだろう。でもこの球団だけが持っている歴史がある。かつて長嶋巨人が二年続けて日本シリーズで負けたのもこの球団の前身の阪急だし、再登板した長嶋が負けたのも仰木のオリックスだった。その年は、仕事が終わらなくて出前をとるんだけど食べてしまうとやる気が失せてしまってたことを思い出すなあ。
    新書だから全てではないけれど、この球団のダメなところも良い(良かった?)ところもエッセンスがギュッと詰まっている良い本だったなと思う。
    にしても今年の日本シリーズ観ていて思ったけど中嶋監督はマスクしてるからかもしれないけど、ほんと無愛想で、とっつきにくそうな監督なのに、実はコミニュケー

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    2022年12月30日
  • 稼ぐ!プロ野球 新時代のファンビジネス

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    パリーグを中心に、各球団が野球というコンテンツでどうやって稼いでいるのかが具体的にわかりました。知らないことが多かったです。

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    2022年12月08日
  • オリックスはなぜ優勝できたのか~苦闘と変革の25年~

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    がんばろう神戸の優勝から最下位時代を越え、2021年優勝
    その軌跡が紹介されている。チーム経営がすばらしい。

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    2022年09月30日
  • 稼ぐ!プロ野球 新時代のファンビジネス

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    コロナ禍で思うような興行が出来ない中で、各球団が奮闘する姿や好事例が端的に分かる。
    「地域密着」という言葉を言うのは簡単だが、いざ実行に移すと難しいのが事実。試合以外でファンとの接点を増やし、球団「も」あるという感覚での経営が求められてくると感じた。

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    2022年08月14日
  • オリックスはなぜ優勝できたのか~苦闘と変革の25年~

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     なぜできたのか、なぜできなかったのか、スポーツの場面ではすべて結果から導かれる結果論だ。本書のタイトルは『なぜ優勝できたのか』だが、内容のほとんどは優勝できなかった時期のドキュメンタリーで、『なぜ優勝できなかったのか』だ。

     ただ、本書に書かれる選手や監督、コーチの活躍を見てきた者にとり、非常に興味深い読み物になっている。一過性のお祭りムックではなく、優れた読み物になっていると思う。

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    2022年02月07日
  • オリックスはなぜ優勝できたのか~苦闘と変革の25年~

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    「最下位からの優勝は必然だった」と帯のコピーにあるが、それも当然と思わされる。
    この本を読むと、パリーグ制覇は誰か一人のお陰というわけではなく、スカウト改革や、春季キャンプの場所の変更など、さまざまな要素があったことがわかる。
    それほど、これまでのオリックスバファローズに改革すべきところがたくさんあったとも言える。それまでドラフトで獲得した選手が育っていなかったため、外部から来たスタッフが改革しようと試みるも、なぜ獲得したのかという記録がなかったというところなど、ダメな組織の典型という感じがした。
    しかし、5年後を見据えてスカウティングを改革したこの人物も短期間では結果を出せず、オリックスから

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    2022年01月09日
  • オリックスはなぜ優勝できたのか~苦闘と変革の25年~

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    25年ぶりにリーグ優勝したオリックスバファローズの前回の96年の日本一からの道のりをスポーツライターである著者が迫った一冊。

    イチローを中心とする96年の日本一のメンバーが抜けてからのオリックスの低迷期やオリックスと近鉄が2004年に合併した際の仰木監督の命を賭けた采配について知ることができました。
    また、日本一から今回の優勝まで12人もの監督が変わったり、合併からAクラスも2度のみと日本一からの低迷が続いたオリックスバファローズについてどのようにして優勝まで辿り着いたのかを采配面や戦力面など様々な点から書かれており、優勝の秘訣を知ることができました。
    MVPの山本由伸、2年連続首位打者の吉

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    2022年01月05日
  • オリックスはなぜ優勝できたのか~苦闘と変革の25年~

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     というタイトルではあるが、ほぼ球団25年史であった。
     フロントの編成部門と、オーナーの忖度者達の齟齬の話が一番腑に落ちた。その折々でなぜこういう補強をするのかを疑問に思っていたから。

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    2022年01月04日
  • 稼ぐ!プロ野球 新時代のファンビジネス

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    ソフトバンクと日ハムがやろうとしてることについて詳しく記載してあって興味深かった。
    6章までは良かったのに終章で急に「もっともらしい良いこと」を言い始めて尻すぼみになってしまった。

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    2021年12月31日
  • 牛を飼う球団

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    ユニークな事例であり、象徴的なエピソードであり大変興味深い。
    ただ、それだけでは、経営は成り立たないのも事実であり、スポーツの持つ影響力の高さを地方でどのように活かすか、新たなモデルが必要になっていることを痛感する。

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    2021年05月31日
  • 稼ぐ!プロ野球 新時代のファンビジネス

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    本書は、プロ野球をビジネスの観点から見た現在の取り組みを紹介するものである。昭和時代は、親会社の広告宣伝媒体に過ぎず、球団が赤字でも、親会社が補填してくれた。しかし、現在はそういったどんぶり勘定は通用しない。私見では、楽天イーグルスが創立されたころから球団の経営が厳しく見られるようになったと思う。度肝を抜かれたのが、ソフトバンク球団の取り組みである。球場の隣に7階建てのビルを作り、1階はアイドルグループの劇場、3階は飲食店のテナント、4階は王貞治ベースボールミュージアム、5階はテクノロジスト集団のフロア、6階はeスポーツのフロア、7階はよしもと福岡の劇場である。野球とは関係ないものが多いが、球

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    2021年05月24日
  • 稼ぐ!プロ野球 新時代のファンビジネス

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    経営の面でもパリーグがセリーグの数年先を行っていることがよく分かった

    メットライフドームがいい感じに見えるなぁ、となんとなく感じていたんやけど、その理由がわかった

    高木大成さんがあんな形で関わられていたとは知らんかった

    最終章に、東日本大地震から昨今のコロナ禍における絆を題材にしたノンフィクションのお話がとても心に響いた

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    2021年04月28日
  • 稼ぐ!プロ野球 新時代のファンビジネス

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    プロ野球ファン必見の一冊!、ビジネスの観点から見ても非常に面白い!ホークスファンですが、ライオンズの高木大成さんの記事が良かったです♪

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    2021年04月10日
  • ホークス3軍はなぜ成功したのか?~才能を見抜き、開花させる育成力~

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    ホークス三軍の育成物語。王会長はじめ、フロントと現場の一体感、同じビジョンと目的意識を持った結果が成功につながったと思う。あと、一芸に秀で、それを伸ばし契約金一億円とか貰うドラフト一位に負けない、というハングリー精神はすごく重要。

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    2021年01月31日
  • ホークス3軍はなぜ成功したのか?~才能を見抜き、開花させる育成力~

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    根本さんの先見の明が印象的。
    ソフトバンクは金があるから、と思っていたけど金の使い方を誰が決めてどのように進めたかよく理解できた。ビジョンの大切さと徹底する難しさは仕事と同じと実感。

    ワンマン的な要素も推し進めるにあたって重要なのが日本的な気もするが、王さんの存在が凄く大きいのだろうなと。
    オリックスも同じようなことを始めたが、カリスマがいないなか、どこまで継続できるか注目したい。

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    2021年01月04日
  • ホークス3軍はなぜ成功したのか?~才能を見抜き、開花させる育成力~

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    ネタバレ

    ここ数年のプロ野球は、ソフトバンク=反則的に強い、という印象があり、
    (それでもなぜかレギュラーシーズンは西武が一位になったり、ロッテはソフトバンクに強かったりする番狂わせ感がパリーグの魅力なのですが、)
    その強さの源泉の一つとして取り上げられる”3軍”について、一冊の新書が出ていると知り、入手したもの。

    千賀や甲斐などの育成出身スター選手たちのエピソードがメインなのかと思いきや、
    始まりから3分の1くらいまではソフトバンク3軍創設に至る背景(球界を取り巻く時代や社会の変化)や球団内外での動きについてしっかりと書かれていました。
    第3章以降はこれまでの歩みを第一・第二・第三世代に分け、環境の

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    2020年09月06日
  • ホークス3軍はなぜ成功したのか?~才能を見抜き、開花させる育成力~

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    ホークスの三軍が出来たのは、海外にいてそんなには野球を観てなかった2011年。千賀や甲斐の活躍がまた違った目で見れるようになった。この後根本陸夫さんの本を読みます(*ˊᵕˋ*)

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    2020年07月08日
  • ホークス3軍はなぜ成功したのか?~才能を見抜き、開花させる育成力~

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    福岡ソフトバンクホークスの育成(3軍)に焦点を当てて書かれた本。育成から支配下登録を勝ち取り、一軍に定着した6選手のエピソードを取り上げている。

    育成と聞くとどうしても社会で言うところの非正規に近い印象(立場上弱い印象)を抱くことだろう。もちろん契約内容や条件においては全くもってその通りだが、ことスポーツにおいては大きく化ける可能性を秘めている。

    ここで取り上げられている選手たちは、今やプロ野球ファンならいざ知らず、そして野球を知らない人でも一人二人は名前を聞いたことがあるのではなかろうか。もちろん、彼らの努力は計り知れないものがあるが、それに加えて球団としても多額の投資をしてきていること

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    2020年04月30日
  • ホークス3軍はなぜ成功したのか?~才能を見抜き、開花させる育成力~

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    ネタバレ

    <目次>
    序章   「俺を使え」
    第1章  3軍を創る
    第2章  逸材を探せ
    第3章  名古屋の運動具店
    第4章  四国を沸かせた強肩
    第5章  たたき上げのプライド
    第6章  育成契約はリスクではない
    第7章  野球の街
    第8章  甲子園を超える
    第9章  名門校からホークス3軍へ
    第10章  イチローよりも速い男
    終章   宮崎の白梅

    <内容>
    スポーツ記者による、ホークス3軍(育成)の誕生と創成期の選手(正規契約を勝ちとった選手)の秘話をまとめたもの。根本陸夫と王貞治、この二人の提案を中心に、東大卒のプロ野球選手だった、小林至、遠藤良平の実戦部隊の動き、小川一夫(現2軍監督)らの動きな

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    2020年04月28日
  • 牛を飼う球団

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    四国アイランドリーグという日本プロ野球機構とは別の独立リーグに所属する高知ファイティングドッグスというチームの創設からいまに至る流れを知れる一冊。

    個人的に四国、高知と言えば坂本龍馬や山内一豊、中岡慎太郎といった幕末の志士の産まれた町、仕事で何度か訪れてものすごく豪快な飲み方をする人々に出会った町。

    阪神ファンを続けてきたので、他のチームに目を向けることなく、四国アイランドリーグのこともほとんど知らなかったが、球団を存続させるため、野球を続けるため、選手自ら野菜を育てたり、牛を育てたり、さらには監督、オーナーまでもが、スタンドにビールを売ったりとお手製で頑張る姿は感動を誘う。

    とは言えチ

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    2018年12月15日