喜瀬雅則のレビュー一覧

  • 牛を飼う球団

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    前兆に気づき、それに従った人たちの『群像ノンフィクション』ですね。関わりのある人が多く関わっているというのに発刊から半年も経ってからようやく読みました。すいません。でも、きてるねえ。

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    2019年03月16日
  • 牛を飼う球団

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    ネタバレ

    四国アイランドリーグ。野球好きなら、ご存知な方も多いであろう、独立リーグ球団。
    そこの選手はプロ扱いだが、低給でNPB(日本のプロ野球)やメジャーを目指す、球団である。

    “四国”であるから、当然4県愛媛、香川、徳島、高知に球団がある。それぞれ愛称があり、高知の場合は高知ファイティングドッグズだ。

    Jリーグなどで概要に詳しい方もおられると思うが、地方の球団はその地方の企業や個人から寄付を受けて、試合を行い、地域貢献などをして、球団を運営している。Jリーグと違う点は、四国アイランドリーグは、NPBとは別個・無関係の球団だ。

    当然、NPBからヘッドハンティングされることもある。今年のパシフィッ

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    2017年04月08日
  • 中日ドラゴンズが優勝できなくても愛される理由

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    「勝てないのになぜ人気なのか」それは名古屋という土地の雰囲気が結構関係していて、ある意味閉鎖的な地域性だがその分内に対してはものすごく優しいのが本書を読んで伝わってきた。たしかに地元出身者とか、チーム一筋の選手にはやっぱり甘くなっちゃうよな。
    あと落合と星野の比べ野球以外でのファンサービスをしっかりやることで星野がここまで神格化されているんだなと。落合の野球は好きだし勝つこともとても大事だけど興行の一環としての活動もしっかりやる必要があるんだな。あとドラフト戦略の話も興味深い。落合政権は黄金期迎えたが彼の手腕もだがその前の星野のドラフトのおかげも多分に有り素材型か即戦力型かでチームの形が大きく

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    2025年09月08日
  • オリックスはなぜ優勝できたのか~苦闘と変革の25年~

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    オリックスの歴史が学べる本。試合を見てるだけではわからない、オリックスフロント内部の話なども知れておもしろかった。

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    2025年03月08日
  • 中日ドラゴンズが優勝できなくても愛される理由

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    にわか中日ファンのわたしにはものすごく興味深く、おもしろかった!!星野ドラゴンズ、高木ドラゴンズ、落合ドラゴンズ時代も、内情はそうやったのかーと、色々思い出したり。地域性から見るというのも、おもしろく、読み応えがあった。
    立浪さん、やっぱもうちょいやってほしかったなー。終章はちょっと切なくなったな。

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    2024年12月11日
  • 中日ドラゴンズが優勝できなくても愛される理由

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    名古屋の市民性、CBCや東海テレビなどの地元企業との関係性から展開される育成問題や球団が抱える闇について切り込んでいて、読み応えのある一冊だった。

    特に好きな章は落合中日の動員が少なかった原因、星野中日が愛された理由、高木中日の特色など、過去の監督について記載された章。これらはネット記事やテレビニュースなどでしか目にすることがなかったため、半信半疑で受け流していたが、この本ではキーマンへのインタビューを交えながら展開されていくので、信憑性を感じたし、出てくるエピソードは総じて生々しく面白いものだった。


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    2024年09月11日
  • 中日ドラゴンズが優勝できなくても愛される理由

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    中日ドラゴンズは星野、高木、落合と選手として一流だった人達が監督を務めていた。監督が変わる事により方針が変わる事はどこの球団でも同じだと思うが、名古屋という場所柄との兼ね合いや地元放送局、新聞社などとのある意味しがらみがインタビューによって次第にわかってくる。立浪監督のインタビューで終わっているがそれが今につながっていて面白かった。

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    2024年09月08日
  • 中日ドラゴンズが優勝できなくても愛される理由

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    中日ドラゴンズにはそれほど興味がありませんでしたが、喜瀬さんの著書ということで読んでみました。

    名古屋だけで地域として完結している特殊性、外から来ても名古屋に染まった人は受け入れられる地域性、その球団であるドラゴンズ、という特色。

    星野、高木守道、落合の歴代監督の比較が面白かったです。私が応援するヤクルトと、本書で取り上げられた中日が上位浮上すればセリーグはもっと面白くなるので頑張ってほしいですね。

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    2024年07月28日
  • 中日ドラゴンズが優勝できなくても愛される理由

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    中日ドラゴンズを通して、名古屋の風土を論じた一冊。
    立浪監督になり、球団初の2年連続最下位、それでも観客動員数が伸びるという不思議、星野、高木、落合という監督を比較しながら、その違いを検証したり、スタッフや元選手など、多くの証言やインタビューから読み解ける、ドラゴンズと名古屋、ファンの特徴などは、面白い視点で述べられています。ファンとしては勝ってもらいたいのですが、それでも名古屋の文化として残り続けるこの風土はある意味独特かもしれません。中日だけでなく、その地域に長く存在するチームは、その文化や風土を色濃く映すものだと思います。野球ファンだけでなく、地域の文化という面でも興味深い内容でした。

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    2024年06月16日
  • 中日ドラゴンズが優勝できなくても愛される理由

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    喜瀬さんの取材力が、またもや発揮された一冊。 東海・名古屋の風土、中日新聞と球団の体質が実に良く分かる一冊。東海・名古屋のビジネスに関わる企業の人にもオススメ

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    2024年05月19日
  • オリックスはなぜ優勝できたのか~苦闘と変革の25年~

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    ドラフトの考え方の切替、若手育成のソフトハード両面での改革等、ふだんのスポーツ記事には出てこない点を示しており「なんとなく強くなった」わけではないことが分かる。
    近鉄もきちんと前身球団の一つとして扱っている点が好意的。

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    2023年10月02日
  • 阪神タイガースはなんで優勝でけへんのや?

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    阪神タイガースを取り巻く状況を記者の目から率直に書いた名作。縁起だからということで書くことになったそうだが、本当に優勝してしまった。

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    2023年09月15日
  • 阪神タイガースはなんで優勝でけへんのや?

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    ひと昔前のタイガースといえばゴシップ、派閥。発信する関西メディアとのっかり関西人。現在のタイガースの欠点というより、ひと昔前のタイガースの問題点に切り込んでいる。今のタイガースにどこまで当てはまるのか?

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    2023年08月03日
  • ホークス3軍はなぜ成功したのか?~才能を見抜き、開花させる育成力~

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    ホークス3軍構想を実現についての話。

    実際にWBCの侍JAPANで活躍した牧原、周東、MLBで活躍中の千賀などを輩出した環境がどんなものか気になっていたが、当事者の話もあり非常に説得力があった。

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    2023年07月23日
  • 阪神タイガースはなんで優勝でけへんのや?

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    サンケイスポーツ記者によるプロ野球のチーム「阪神タイガース」をドラ1元選手、マスコミなど、阪神タイガースを取り巻く「熱烈な」関係者に取材をし、阪神タイガースとは何かを浮き彫りにした著書。
    優勝争いをこれまで何十年にもわたって行い、1985年の日本一、2005年のセリーグ制覇以来優勝から遠ざかっている阪神タイガースがどうして優勝できないか、読んで感じたことは、阪神タイガースというコンテンツがマスコミを通して発信され、多くの関西人に愛されていることに尽きると感じた。阪神がここまで注目されることになったのは、阪神タイガースの盛者必衰感が人生にも置き換えやすいうえ、感情移入しやすいことにあるように感じ

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    2023年07月17日
  • 阪神タイガースはなんで優勝でけへんのや?

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    <目次>
    序章   歴史
    第1章  看板
    第2章  風土
    第3章  戦略
    第4章  育成
    第5章  苦悩
    第6章  誤解
    第7章  派閥
    終章   アレ

    <内容>
    元サンスポの阪神担当記者(いまや立派なプロ野球系のライター)のよる、自分の経験を踏まえた元選手やスカウトなどへの取材による、阪神タイガースの歴史(?)。最後の阪神の歴代監督と順位表を見たんだけど、1947年~優勝がわずか5回、日本一が1回というのは驚愕…。

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    2023年05月20日
  • 阪神タイガースはなんで優勝でけへんのや?

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    タイトルの通り、阪神はなんで優勝でけへんのか、について、元新聞記者の著者が、さまざまなテーマ、視点から分析してまとめられていました

    同じテーマで他にもたくさん本は出てますが、ここまで合点がいく内容は正直ありませんでした

    最も印象に残った内容は、タイガースが万年最下位に低迷していた、いわゆる「暗黒時代」に起こった、監督人事問題のときに、トラ番記者として経験したスポーツ各紙に蔓延る派閥の話

    この頃、既に私もなぜかクソ弱いのにタイガースファンだったので克明に覚えてますが、まさか裏であんなことが巻き起こっていたとは…

    他にも、高卒若手が育たない理由や、ドラ1のプレッシャー、繰り返されるトレード

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    2023年05月20日
  • 阪神タイガースはなんで優勝でけへんのや?

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    マスコミがあることないこと書きまくり、ファンがぎゃ〜ぎゃ〜騒ぎ、タニマチは夜の街に選手を連れ回し、OBは現場に口を出し、スカウトは有望株の選手獲得に手をこまねき、ファームは一軍で通用する選手を中々育てられず、監督招聘時は長期政権を約束しながら、芳しくないと見るや監督ひとりにその責任を押し付ける…。

    阪神のスカタンぶりは、ファンになった小4の1973年当時から既に語られていた記憶があるから、その年季の入り方は只者じゃない。

    例えば、〈阪神社会党説〉〈阪神相撲部屋〉〈優勝したら銭かかるから2位が一番〉〈たけし軍団より弱い阪神〉〈阪神は大阪の恥や〉等、すらすらと出てくる。極め付きはオリックスに入

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    2023年05月05日
  • オリックスはなぜ優勝できたのか~苦闘と変革の25年~

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    オリックスはなぜがんばろうKOBEから25年も優勝から遠ざかっていたのか、の方がタイトルとして正しいかもしれない。

    暗黒期の球団方針やチームの雰囲気などのあれこれについて紐解いていき、それを反面教師にして、ドラフト戦略や育成方針を変えたこと、そしてそこから頭角を現したキープレーヤを紹介していく。

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    2023年04月01日
  • オリックスはなぜ優勝できたのか~苦闘と変革の25年~

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    なるほどね。
    オリックスが強くなったのは、
    こういう歴史があったんですね。
    それがよく分かる本。
    ヤクルト高津監督の本も良かった。
    もしかしたら、
    2年連続名勝負数え歌をした、
    この2チームの時代なのかもしれないな。

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    2023年02月20日